「期待度◎鑑賞後の満足度◎ これは『映画』『記憶』『人生』「生きてきたこと」「老いること」「忘れること」を綴った豊穣な映画。」瞳をとじて もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度◎鑑賞後の満足度◎ これは『映画』『記憶』『人生』「生きてきたこと」「老いること」「忘れること」を綴った豊穣な映画。
※2024.04.01. 2回目の鑑賞。【ユナイテッド・シネマ橿原】
やっぱり1回目の鑑賞の時はこの映画を充分に理解していませんでしたね(今は理解出来ていると言い切れる自信は勿論ありませんけれども)。
だから下記のようなよう分からんレビューを書いてる…
《「記憶」と「映画」。『ドライヤーが死んだ後は映画で奇跡は起こらない』というマックスの台詞…そしてラストシーンのその先…
①【ヤヌス像】
冒頭から映し出されるのがこの像。ギリシャ神話の時間の神で、前後を向く二面像。一つの顔は過去を向き、もう一つの顔は未来に向いており、物事の始まりと終わりを見据えている。
②個人的には、本作においてはストーリーを追うという映画の見方は余り意味がないと思う。冒頭は何がどうなっているのか少し混乱するし(ラストに至って意味が分かるけれども)、映画中映画も余り面白い話ではなさそう。
③『映画』というものを描いた映画だろう。
また、記憶を繋ぐものとしての映画…”現代“の映画も突然現代になって今の形になったものではなく、過去の「映画」の記憶を繋いでいく延長線上にある…これからの映画も恐らく…
ラストシーンはあれ以外には考えられないな…
“「映画」は観るもの”…なのに『瞳を閉じる』
という意味深な原題に込められた想い…
★★★★》
④
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