陰陽師0のレビュー・感想・評価
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山﨑賢人だから~
観に行きました。
95席の小さいスクリーン。
朝イチ8:20からでしたが、8割埋まっていました。
年齢層高め。
受付はたぶんブルーロックでコミコミだった。
歴史は大好きなので、この頃の時代も元々好き。
安倍晴明は漫画だと
岩崎陽子氏の『王都妖奇譚』が大好きだった。
ラストあたりの山崎清明の髪を下ろした姿は『王都妖奇譚』の安倍晴明そのものだった。
知らなかったけど、ドラマにもなっていたらしく、三上博史が安倍晴明だったみたい…
映画が始まる前にキングダムの予告もあったけど、キングダムは信そのものだし、
ゴールデンカムイもそのものだった。
陰陽師もきちんと演じ分けしていて、素晴らしい俳優さんだと思った。
染谷さんは、寄生獣のイメージしかないけど、
大人になった印象。
山﨑賢人さんとは2つ違いみたい。
けっこうビックリ。
ラスボスがラスボスぽくなかった。
次回もありそうな感じ。
染谷さんと組んで、難事件を解決しそう。
煌びやかな平安絵巻の中の呪術廻戦
夢枕獏の原作で、以前、野村萬斎が安倍晴明を演じて映画化された『陰陽師』。佐藤嗣麻子監督が、全く新しい視点で、『ゴジラ-1.0』で世界に名を轟かせた『白組』を率いて、リニューアルさせた新作。本作では、安倍晴明がまだ陰陽師となる前の学生(がくしょう)時代を、意識の世界と現実の世界の2つの世界観を通したオリジナル・ストーリーで、描いている。
今年は、大河ドラマの『光る君へ』も貴族の世の平安時代が舞台で、その煌びやかな映像が話題となった。その中で本作は、VFXを『白組』が担当しただけあり、貴族の生活の煌びやかさや華やかさはもちろん、邪悪な魔物や迫力あるアクション・シーンを、大河ドラマとは比べ物にならないほどの圧倒的な映像美で映し出してくる。特に、源博雅と徽子女王とのラブ・シーンの煌びやかさは、ため息が出る程だ。
天才陰陽師とも言われた若き日の安倍晴明だが、陰陽師としの昇格には全く興味を示さない風変りな青年。ある日、晴明は、源博雅から愛する徽子女王を悩ます怪奇現象を解決するように依頼される。その正体を見破った晴明は、博雅からの信頼を得て、互いを認め合うようになる。そんな折、陰陽師を目指す仲間の変死体が発見される。それを機に、晴明は平安京の内部に蔓延る、幹部による陰謀に巻き込まれ、囚われ身となっていく。一方で、徽子女王も妖の類に拉致されてしまい、晴明と博雅は、呪術を駆使して立ち向かっていく。
主演は、『キングダム』でも主演を果たし、今や日本映画界のトップスターに昇りつめた山崎賢人。本作では『キングダム』の信とは真逆な、冷静、沈着で、物静かな晴明を演じている。実際の安倍晴明は、それほどのイケメンではなかったようですが…。その相方の源博雅には、染谷将太。この2人の凸凹コンビの掛け合いが、なかなか面白く、アドリブも盛り込まれて馴染んでいた。そして、奈緒が、博雅が慕う徽子女王を演じているが、染谷と奈緒のラブ・シーンの背景は美しいが、ちょっと2人の取り合せは違うかな…と感じた。
全体的には、『平安絵巻アクション・ムービー』と言ったところで、『白組』が描く煌びやかで美しい舞台や背景は流石だ。しかし、『ゴジラ-1.0』のVFXがあまりに強烈で、印象的だったため、アクション・シーンでは、今ひとつリアルさに欠け、インパクトが弱く感じた。もっと、呪術による派手な戦闘シーンをたくさん盛り込んでも良かったように思う。
今回、タイトルに『0』が付き、陰陽師になる前の晴明を描いているが、山崎賢人が主演の『キングダム』が、次の作品で一区切りの様なので、今度は、本作がシリーズがされることを期待したい。
かっこいい😊
陰陽師の本質を描いている
陰陽師の役割が知れた
平安時代の西暦948年、呪いや祟りから都を守る陰陽師の教育機関で、行政機関でもある、陰陽寮、が今の霞ヶ関のような政治の中心だった。27歳の学生・安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたのだが、陰陽師になる意欲も興味もない変わり者だった。ある日、晴明は貴族の源博雅から、皇族の徽子女王が悩まされていた怪奇現象の解明を依頼され解決した。その後、晴明と博雅は、陰陽寮での変死事件を調査していき、裏に潜む陰謀に巻き込まれ・・・さてどうなる、という話。
最初に観た時は意味が分からず、少し復習してから2度目を観に行った。
平安時代の貴族、皇族の様子、陰陽師の位置付け、わかってくると非常に面白く感じるようになった。
わたしの幸せな結婚、に似たようなファンタジー要素も有り、科学が未発達で未知の世界、未来への不安が有る中、政治を行う人たちが占いに頼る気持ちも理解できた。
平安時代600万人の人口を1万人が支配していた、なんて基礎的な日本の歴史も勉強出来、良かった。
当時は関東以北はあまり人が居なかったのだろうけど、今の20分の1規模だったんだなぁとか。
安倍晴明役の山崎賢人は連載物の大作3本の主役を引き受け、忙しすぎでは、と心配したが、本作でも良い演技を見せてくれた。
源博雅役の染谷将太、徽子女王の奈緒も良かったし、村上天皇役の板垣季光人のイケメン帝ぶりが素晴らしかった。
続きが楽しみ。
まさかの夢オチ
原作未読だが、野村萬斎さん主演の『陰陽師』2部作はどちらも観ていたし、『ゴールデン・カムイ』で山﨑賢人さんの演技力を再認識していたので、本作を鑑賞。封切日の初回上映で、観客は15人ほど。
本作は「安倍晴明」(山﨑)が陰陽師になる前の陰陽寮の学生(「がくしょう」と読むらしい)だったころの話で、「源博雅」(染谷将太)との出会いが描かれている。幼いころ目の前で両親を殺された清明は、しかしショックのあまり犯人の顔を思い出せずにいる。陰陽博士「賀茂忠行」(國村隼)に引き取られて、その勧めで陰陽寮で学び始める。陰陽寮では陰陽頭「藤原義輔」(小林薫)を頭領に、学生と得業生(学生の一つ上の身分)たちが陰陽師目指してしのぎを削っており、そこで清明はめきめきと頭角を現していく。けれども、清明自身は、呪いだ祟りだといって人々の不安をあおり、それにつけこむ陰陽師という仕事に興味を持てない、合理的な人物として描かれている。
夜中に琴が鳴り出すという怪異現象に悩まされた「徽子女王」(奈緒)が、従兄の博雅に相談する。徽子は幼いころ伊勢神宮の斎宮に選ばれ、両親と生き別れになるというつらい経験をしていたが、その悲しみを笛で癒したのが博雅だ。徽子と博雅は互いに憎からず思っているが、身分の違い(徽子のほうが偉い)からそれを言い出せずにいる。
博雅は、学生ながら優秀な清明に怪異現象の解明を依頼。はじめ断る清明だが、結局引き受けて、博雅とともに徽子女王の館に泊りこみ、金の龍を退治する(結局それは徽子女王が博雅を呼び寄せたいがために無意識に引き起こした怪異現象だった)。
そのうち今度は得業生の一人「橘泰家」(村上紅郎)が夜中に井戸で転落死し、邸内から呪符が見つかる。義輔は犯人を突き止めた者を泰家の後任の得業生に任命すると宣言し、学生たちは犯人探しに血眼になる。けれども、死体を検案した清明は、泰家が喉の渇きを催す蟲毒を盛られて井戸まで誘導され、そこで突き落とされたのだと推理する。
学生たちの筆跡を調べ上げた学生「平郡貞文」(安藤政信)が、呪符の筆跡と清明の筆跡が一致すると指弾する。清明は取り押さえられるが、そこへ博雅が「徽子女王がさらわれた!」と駆け込み――といったストーリー。
清明は凛々しいし、博雅は純情だし、徽子は可憐だ。平安時代の雅な貴族社会の裏側に過酷な階級制度があったことがよく理解できるし、平安京の町並みもオープン・セットとCGを組み合わせて巧みに再現されている。
ただ、描写は説明調で平板だ。また、呪(しゅ)のほとんどは科学的に説明がつくとしてそちらからアプローチしていくのかと思えば、途中で超能力バトルのような様相を呈し、最後はそれらはすべて脳内で起きていたことだとするまさかの「夢オチ」。肩透かし感が否めない。呪術だけでなく格闘技にも秀でている清明は、ちょっとスーパーマンすぎる。
ちなみに陰陽師は過去の存在ではないという。今でも四国あたりには陰陽師の村が存在するとか。
美麗映像による平安ファンタジー
原作は読んでおらず本作を鑑賞しました。
冒頭の津田健次郎によるナレーションからの導入は、実に物語に引き込む力があり、ワクワク感がありました。
陰陽師というだけで、ちょっとおどろおどろしい感じなのかなとの先入観がありましたが
(野村萬斎主演で中井貴一がラスボスだった映画は観た記憶があります)
陰陽寮で起きた事件とよしこ女王の身に起きる不思議な出来事を軸とした
ミステリー×ファンタジーでした。
なので、多くの方々に楽しんでもらえるエンターテインメント映画になっています。
山﨑賢人による晴明の流麗なアクションは、キングダムともゴールデンカムイとも異なっており、
呪文を唱える姿と相まって、すごくかっこいいと思いますし、そこが見どころといっても過言ではありません。
特に走りながら馬に乗るシーンが秀逸で、さすが山﨑賢人だ!と思いました。
また、相棒的なポジションの染谷将太による博雅も、所作や佇まいが上品且つ出番も多いので、
もうひとりの主人公ですね。
そして、奈緒によるよしこ女王のなんとも妖艶な雰囲気も必見です。
脇を固める役者陣もすごいです。
小林薫、北村一輝、國村隼、みなさん実に素晴らしい演技でした。
吹越満がチョイ役で出演しているのも面白く、また、なんて贅沢なんだ!と思いました(笑)
というわけで、ほぼ役者陣の素晴らしさで成り立っている映画ではないかと。
VFXも目を奪われる出来で、美しかったです。
セットもほぼCGとの組み合わせなのでしょうが、実にうまく舞台をつくりあげていたと感じます。
観客も多かったです。
プロモーションが奏功しているのだろうと思いますが、しっかり期待に応える作品に仕上がっていて、
また、続編もつくれそうにしているところが抜け目ないなと思いました(笑)
鑑賞後感も良く、多くの方に満足いただける作品になっていましたね。
しっくりこない
陰陽師の世界観
やっぱ野村萬斎だな〜
野村萬斎
のイメージしかない安倍晴明。
初めからわかっていたことだが、山﨑賢人では完全に役不足。
纏っているオーラが違いすぎる。
リセットして新シリーズを始めるためのプロローグと割り切ろうとしても仕切れない、
あまりにも大きすぎる差に何度も吐息が漏れた。
取り巻くキャストにも同様の感があり、全体のトーンが軽薄で深みがない。
と昔を懐かしんでばかりいるとじじいの妄言でしかないのこの辺で…。
ストーリーの流れとしてはプロローグとしては悪くないと感じた。
だが、あくまでもプロローグとしてなので、当然予定しているであろう続編次第かな。
個人的に映画館に足を運ぶかは微妙だけれど。
何度も書いているけれど、山﨑賢人は繊細さを演じ切れる稀有な若手だと思っている。
こういう感じの作品ばかりなのは残念。
良い意味で予告を裏切る映画。
予告の派手な映像を見て興味を持ったので初日に鑑賞。
序盤は心理トリックを使って貴族を騙したり、事件現場や遺体を調べたりと現実的な手段で捜査して呪術要素は薄くて予告に騙されたかなと思ってた。
ただ後半からは呪術要素が本格的に出てきて予告にあった派手な映像もちゃんと出てきて最後には本当の呪術で真犯人かつ両親の仇討つ展開が最高で本当に良い意味で予告編を裏切る映画だったな。
主役の晴明が普段はひょうひょうとしながら恩師にちゃんと恩義を感じてたり、友達にお礼を言い、仇に怒りを露にしたりと随所に人間らしさが出てて気付けば好きになってて演者の山﨑賢人もぴったりだったね。
最後に下手に続編を匂わせずすんなりED主題歌に行くラストも大変良いので見て損は無し。
闇が闇であった時代の想像力
怖いモノを想像する人にとって〝妖怪や幽霊の存在〟が真実であるように、想いびと(大好きな人)がいる人にとって、恋心が生み出す想像の世界もまた真実。
そんなことを思いながら、百人一首の恋の歌などを思い出すと、寝れない夜になかなか会えない相手を思う当時の人たちの切実さと豊かな想像力やイメージ力に、尚のことため息が出ます。
瀬を早み 岩にせかるる 瀧川の
われてもすえに あはむとぞ思ふ
今の世にまで残る名歌だから、風流というか上品というかだけど、あの時代にいったいどれだけの人がどれだけの情念を想像力に委ねたのか。
きっと、夜がちゃんと夜だった時代、人間が闇を闇としてちゃんと畏怖していた時代、たくさんのモノたちが本当に見えていたのだと思います。
そういう時代に自分も迷い込んだのだとしたら…
古代エジプトや高松塚古墳などの遺跡でも、当時の色を再現した復原画などを見ると結構明るい色が使われていたりするわけで、極彩色の花園なんかも、意外と平安貴族にとってはそれほどかけ離れた想像ではないのかもしれないですね。
山崎賢人だらけだな
VFX盛りだくさん。
ちょっとイマイチなVFXもありましたが、日本映画にしてはかなり良いほう。
ハリウッドや韓国映画とは比べない事が重要。でもゴジラ頑張ったし、、、日本映画も何とか頑張って欲しい。
ストーリーも良かったし。山崎賢人はかっこいい。
安倍晴明なのに?あんなにアクションあるし、あの長い指で印を結ぶところを見ると、山崎賢人じゃないとって事なのかな?って思った。
覚醒するみたいな演出も良かった。
奈緒は好きだし良かったけど、ストーリー上は20歳前位じゃないと、歳が離れた、、、とか、禁断という感じがイマイチ。
ただ、、、シリーズ映画、山崎賢人だらけですね。
キングダム
ゴールデンカムイ
陰陽師
って、今後もコンスタントに続編作れるのかね。
他にも良い役者は沢山いるし。
虹郎を簡単に殺すな(笑)
内容がないですね。
VFXの方はちょっと変な感じ
平安の世の優雅な魅力
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