陰陽師0のレビュー・感想・評価
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呪術廻戦
なら良く知っているが、陰陽師も安倍晴明も日本の呪術の事も良く知らない。
野村萬斎さんの陰陽師も観ていない。
だけど、佐藤嗣麻子監督のファンなので、楽しみにしていた作品。
GW前半ワンオペが終わり、よ〜やっと観れました。
「Kー20 怪人二十面相・伝」
(VFX協力で山崎監督も参加!)や
学園ホラーの傑作「エコエコアザラク」が特に好き。
自ら脚本も手がけるし、男前の演出にアクションまで撮れる!
すごい監督だと思う。
先日の「ゴジラ−1・0」のアカデミー賞・視覚効果賞受賞前、不安がっていたいう山崎監督に、
「絶対取るから心配しなくていい」と伝え、私は寝てました。と仰っていた記事を読みました。
すごいw かっこいいのだ!
本作も。。
白組とタッグを組んだ幻想的で迫力があるVFXを駆使したシーンも多く、見応えがあった。
アクション監督には、間違いないでしょ!の園村健介監督を起用!
ロケーションも豪華!!
奈良公園・鷺池に浮かぶ浮見堂や、仁和寺、大覚寺、国宝の金堂での素晴らしいシーン!
本物が持つパワーは圧倒的だった!
あんな場所ならば見えない何かが本当に見えそうだ!という説得力があった。
呪いの舞いを舞う、あのお方のシーンもワクワクした。
キャストも、賢人君、染谷君も良かったし、奈緒ちゃんも可愛かった!!
あんつん♡も、にじろ〜も好きなのに。
(2人共フェードアウトでさみし( ; ; ))
帝の彼もナイスキャスティングだった。
なのに、何故なんだろ?何かが足りない。
心に響くモノが少なかった(°▽°)
もっと、おどろおどろしい凶悪な呪いを払うのかと思っていたので、若干の肩透かしをくらった印象。。
人間のいやらしさ、陰謀なども、もっと胸くそで良かったし、怖がらせて欲しかった。
そして結局の所、晴明は他の呪術師とはレベチな存在。圧倒的だった。
人嫌いな晴明と良い奴過ぎる博雅との友情は上手く見せていたし、博雅とよしこ女王との叶わない恋模様は切なかったが、個人的に観たかったのはソコじゃなかったかな。。
思っていた内容と違ったのでノリきれませんでしたが、映像は美しく、見応えがありましたヨ♪
ストーリー展開もスムーズで、現実と精神の世界との融合も上手くまとめられており、破綻していないのは、さすが佐藤監督だと思いましたネ♪
とりあえずみんな観て下さいね!
ヒットしないと次の予算が出ないよ。。
◯どーでもいい事◯
女性陣の髪の毛がすごーーー長くて、私も生まれてから1回も髪の毛切らなかったら、こんなに長く伸びるのかな〜なんて思って見てました
( ´ ▽ ` )
あと、山崎監督も佐藤監督もお忙しいだろうから、ちゃんとお二人の時間は持てているのかな?とか、余計なお世話な気持ちになったw
原作好きにはうれしい作品
『また山崎賢人か!』
最近歴史ものには、彼を出せば外れないやろみたいな風潮があるのか?!
まあ、涼しい顔だし、老若男女に好かれそうな感じ。
それはさておき・・・
映画の内容は、『陰陽師0』のタイトル通り、安倍晴明が一介の学生(がくしょう)から、陰陽師に成り上がるきっかけになった物語が中心。
時は平安時代。
闇が闇であった時代。
闇の中には、この世のものではないものが人ともに生活していた時代。
人もまた、この世でないものの存在を畏れ奉っていた時代。
『狐の子』と噂された晴明は、寛朝に会いに訪れた相国寺で、貴族の余興に付き合わされる。
晴明は『呪』を使い、貴族たちに一泡吹かせる。
天皇家の流れをくむ源博雅は、偶然それを見かける。
原作でも描かれたシーンの一つから始まる。
得業生である橘奏家が殺され、その犯人捜しの流れから晴明が疑われることになるが・・・
作中では、原作のシーンが忠実に描かれていた。
例えば、晴明が博雅に事あるごとに言う『博雅、お前は、いい漢だな。』を聞いた時には、思わずニヤリとしてしまった。
あるいは、女王の屋敷に呼ばれた際に『俺は飲まんぞ。』と言いつつ、酒を飲み干すシーンは、ファンの心をくすぐったことだろう。
他にも、原作で描かれたシーンがそこかしこにあり、原作マニアにはうれしい作りだった。
またCGシーンがよく作られていた。
デジタル技術が進化した現代の技で、晴明の放った呪の迫力が何倍にも描かれていた。
総じて、なかなか見ごたえのある作品だった。
ぜひ、原作(夢枕獏でも岡野玲子でもよい)を読んでから行くことをお勧めしたい。
映像が美しい
陰陽師の神秘の世界に浸かりたくて見に行きました。CGが安っぽいところも多々ありましたが、全体的に映像がとても綺麗です。
大画面で見る価値はあります。野村萬斎さんバージョンも原作も未読でしたのでストーリーも新鮮に見ることが出来ました。
実写は何でもかんでも山崎賢人と言われるけれど、やはりこの役は彼が適任だと思います。
アクションシーンや顔の美しいドアップでも嫌な感じは受けず長髪の時に余りの美しさに息を吞むほどでした。
染谷サンは安定の流石の演技力です。何気に可愛らしくもある役ですね。笑
小林薫が悪役やるのも珍しいけどやはり何を演じても上手いですね。
評価が余り高く無いので期待していなかったのですが、娯楽作品としてとても良くできていたと思います。
次回作にも期待を込めて5.0
平安時代といえば、陰陽師。
おどろおどろしい時代設定がドンピシャで、大好きです。
映像もアクションも良かった。
晴明の首からストンと落ちた肩のラインが、
衣装の重さとバランス良く、
佇まいが何とも美しかった。
博雅役の染谷君もたおやかで
晴明との関係性も、これからの展開に期待です。
是非第二弾作ってください。
名探偵セイメイ〜ド派手CGを添えて〜
2001年版は母が好きで、一緒に2〜3回鑑賞してふんわり覚えている程度。ポスターを見たときから思っていたけど第一印象に違わずエンタメ要素強めの作品だった。
野村萬斎陰陽師で感じた暗闇の怪しさは無かったけど、代わりに、わかりやすさやアクション、術のCGがバキバキで、安倍晴明自体に強く興味はないひとでも、楽しめるかなり明るめの映画だった!
登場人物のメンタルが結構短時間で激しく動いたり、流石にその発言はここではでないのでは、?という細部の違和感はあったけど、
前提自分はこの映画をエンタメとして観に来ていたのでさして気にならなかったです。
逆に史実的なところを大事にされる方には合わない映画かもしれない‥
友達とか恋人とフラっと観るのに良いと思います!
派手な演出が多いので好きな方は劇場で観るとより楽しい
絢爛豪華!雅な雰囲気に酔いしれる
平安時代ならではの雅で美しい都の雰囲気が良かったです。
祟りや呪いがまだ存在していた時代で、現実と幻想が上手く融合しているような世界観がワクワクさせてくれました。
安倍晴明のアクションシーンでは、ヒラヒラの着物で舞うように戦う様がなんとも独特で新鮮だった。
基本的に敵の攻撃を躱したり、いなしたりで、時には敵同士をぶつけたりと、ジャッキーチェンの動きを日本風にアレンジしたような感じで面白かった。
ストーリーは平凡ですが、龍が出たり、桜が散ったり、酒を酌み交わしたり、一つ一つのシーンがとにかく美しい。
C Gが発達した現代の映像技術と、古の陰陽師は意外と相性がいいのかも。
陰陽師 - THE ONMYOJI -
原作未読です。改変の程は不明。
安倍晴明がとにかく強い。
前々からいる無気力超強い主人公です。
別の映画(落下の解剖学)のレビューに「真実は時に真実でないし、真実である必要もない。という事を酷く痛感します。」と記載したのですが、この映画でも同様に感じました。
途中ヒロマサのお召し物が赤から白に変わってたのは夜だから…?の割に出世した晴明は色変わってないんだよな…出世直前…?
見に行くか迷ってる方、平安時代感が好きだったり魔法(というよりもちろん呪術ですが)が好きなら楽しいと思う。
主人公がバチボコ強いって解ってる安倍晴明だからこそ安心して観れるというのもある。
個人的には面白かったです。
EDでめちゃくちゃ現実に引き戻されるので、もう少し和楽器使えるバンド起用されてたらもう少し余韻に浸れたかもなあ。
安倍晴明って口が上手いね
若かりし頃の安倍晴明を山﨑賢人が演じている。ってか邦画における山﨑賢人の主演率高くね?!
呪術、衝突。
フライヤーにはそう謳われているが、正しくは呪術というより騙し合いが正解かもしれない。
陰陽師ってそんなうまく説明は出来ないけど、要は暦・天文学・占星術等における知識が求められるのが陰陽師で学者のほうがイメージとしては近いかもしれない。博識があると認められれば認められるほど官僚として出世する事ができる時代において安倍晴明は類稀な才能を発揮し狐の子と称された。
本編では呪術のシーンにおいてCGを駆使してより人間の潜在意識に入り込めるように作られているのが印象的だったが、では呪術って魔法なのかという声も上がっているが、呪術と魔法は違う。
ちょっとネタバレするが呪術の授業の際に呪いかけることを呪(しゅ)をかけると話していたがこれが答えなわけで、蛙を殺したと見せかけての実は逃がしていて死んでいると見えたのは、殺したと思わせるための錯覚だったというように、口が達者じゃないとそこまで人は騙せない。
ありもしないことを糸も簡単に人の潜在意識に入り込み騙せてしまう。序盤の鼠のシーンも圧巻だったが、魔法との決定的な違いは視覚化するのが思い込みによるものか現実世界なのかだろうか。
だから、安倍晴明って相当口が上手いんだなあという印象。人を惑わせ、錯乱させる事においては天才なスキルを発揮した。霊感があり、鬼とも対峙した逸話がある云々の審議は別にして相当頭の回転がはやいから色々な場面で活躍出来たのかもしれない。
大人になってからは御参りには行けてないが映画を観て改めて晴明神社に御参りしたくなった。
染谷将太の上手さが光る
「夢枕獏が好きそうな作り方だな」と思うの。
蘊蓄をきちんと説明してる感じがあんのね。
話は、陰陽師の出世争いめいたものに安倍晴明が巻き込まれて、しかし類まれなる能力で切り抜けるという分かりやすい話なのね。
色んな怪異現象が起きるけど、ちゃんと理由もあって、良かったな。
博雅ってすごく偉いんだね。原作を読んでても、そこまで偉いとは気付かなかった。
それで染谷将太がうまい。女王にデレデレしちゃって、なにか言われるとすぐ喜んじゃうとことか、晴明にいいように使われちゃうところとか、でも高貴な人だよねっていうところとか、すごくうまかった。
染谷将太、一時期は「もう、他の若手男優は全て抑えて、ダントツのナンバーワン」って感じがあったのに、すこし出番が減ってたけど、やっぱりスゴイね。
話の中で気になるのは、平安時代にこんなに強い自由恋愛観があったのかなってことなの。
結婚は自分の意志以外のところで決まるから、あんまり重大事じゃなかったんじゃないかな。
好きな人と寝ることができないは、大変かもしれないけど、そこにそんなに重きを置いてたんだろうか。
しかし物語上、そこはやはり、自由恋愛みたいな感情はあったんだとすると、ラストもどうなんだろうね。
なかったかもしれない自由恋愛観を持ち込んだんなら、それを貫くあり得ない展開の方がいいんじゃないかな。
「0」の意味が深かった。
完全に期待以上の傑作、いい意味で観客を裏切った結末が凄かった。最初タイトルの「0」は単に前日譚のような意味合いだと思ったが、ちゃんと「安倍晴明という陰陽師の始まり」という意味も表して鳥肌が立った。
前作映画の大ファンで、漫画シリーズも全巻読了。陰陽師シリーズというと一般的に鬼、妖怪、呪術、式神などを思い浮かぶでしょう。今回の映画は今までの認識を一変に覆すほどの内容になるけど、最終的にちゃんと「やっぱ陰陽師だ」と納得させるところがヤバイと思う。脚本がマジ天才でした。
そして安倍晴明のことですが、一般的に人を惑わす魅力の持ち主というイメージで、その意味で最初山崎くんの晴明がちょっと地味だなっと思ったけど、実際話の全体像が分かってから今回の「0」の話にはこの晴明だからこそ完璧だと思った。最後はめちゃカッコよかった。
その一方染谷さんの博雅は伊藤さんの可愛いおバカと違ってちょっと不器用な人に見えた。その不器用さのゆえに、今回の事件を起こらせて最終的にあんな決断を下したとも言える。時代背景もあるとはいえ、普通は理解しづらい決断だと思うが、この博雅にはふさわしい。だからお姫君も納得できたでしょう。
劇中にはまだ親しくないお二人ですが、最後はちゃんとあの馴染みな晴明と博雅の姿になれてシリーズファンとしてやはり嬉しかった。
今回の話はミステリー要素も凄く濃くて、ミステリーが好きなファンもきっと楽しめると思う。自分には犯人だと思ったけど犯人になって欲しくない人が、最終的に犯人ではなかったことにちょっと感動した笑。
後サブキャラの皆さんも全員素晴らしいし、美術が凄くよかった!
是非是非この製作陣で続編を作って欲しいです!
妻が山﨑賢人さんのファン
連れられて見てきました。
皆さんのレビューとも被りますが、感じることは似たようなモンですね。
・嵌まり役
染谷将太 さん/板垣李光人 さん
・無駄遣い
村上虹郎さん
・NHK大河に比べ、作りが安い
(特に衣装とかセットとか)
・大河は別物としても、
山﨑賢人さんがベテランになるとユースケ?
・陰陽師のワザが大き過ぎませんか?
・VFXは悪くないけど、逆にプアにしてる。
1番気になったのは、山﨑賢人さん
もっと綺麗に美しく撮れなかったかな?
スケート演技中の羽生結弦さんの方が、
美しく感じてしまう。
でも関係者の皆様、続編を期待してます。
原作ファンとしては残念としか言えない
陰陽師の原作はほぼ全作読んでいます。
物語冒頭は、おっ……と思ったけど、それだけで、やっぱりなんか違う感がずっと否めなかった。晴明役のキャストを発表されたときからショックを受けて、観に行かないつもりでしたが、それでもシネマ紹介コーナーの激推しや美しい映像、夢枕獏先生が絶賛しているからという記事にほだされて観に行きました。が、やっぱりなんかズレというか緊張感も後半にかけての盛り上がりも全くなくて、肩透かしを食らってしまった。
晴明様と博雅様の絆がどこでつながったの?彼女の想いは気持ちのもちようなのかしら?唐突な台詞回しに原作ファン好きでしょアピール?などなど、余計なことを考えてしまって集中できませんでした。
よかった点は、幼子のような笑顔が可愛い奈緒ちゃんと染谷くんの純朴さかな。龍笛から音色が菩薩様の描写になるのが一番好きかも。
VFXが素晴らしいのは分かりますが、私が観たかったのは人間ドラマと呪術の多才さだったので、今作は相性が悪かったようです。原作ファンとしては、申し訳ないがとうしてもひとにお薦めできません。
惚れ直したわ〜〜
山崎賢人、素敵な大人になったなぁ❤️柳のようにしなやかな風貌と美しい瞳、晴明を演じるにふさわしい底知れない魅力を放っている。一方の染谷将太も清らかな笛の音を奏でるにふさわしい人柄の良さを感じさせるいいコンビ。非現実の世界をとことん映像美で観せた新しい陰陽師がうれしい。冒頭のナレーション、私の大好きなあの映画と重なってあれっ?と思った😅
文句なし!最高の映画
陰陽師シリーズが好きで、以前の作品もほぼ見てきましたが、この作品は本当に良かった!話題のVFXの映像美はもちろんすごかったけど、ストーリーが秀逸。非常に奥が深い映画なので、2回も見てしまいました。2回目で気づいたことも多く、いろんな見方ができて楽しめる作品でした。佐藤嗣麻子さんの続編も楽しみにしています!
平安ミステリー
謎とき、アクション、恋愛といったところでしょうか。
CGを駆使して平安の無意識世界にもっていかれそうになりましたが隣の年配女性のポップコーンの音で令和に戻ってこれました。
せめて博雅の笛の音だったら良かったのに。
呪の本質は本人。かけられる側にある。
山崎賢人、なんでもできるな。男前なのに嫌味がない。
それに味を添える、染谷将太のスパイス。いいバディだ。
事実と真実。欲と恨みの炎。人は、感情の生き物ゆえに本当のことを見誤る。見たいものしか見ずに、見えるものを見落とし、見えないものに翻弄される。
映像も華やか。むしろ、華やか過ぎるとも思う。装束やセットもどこか中国を思わせるものがあった。
そして「おまえいい男だな。」っていわれりゃ、位が上の男でもコロッとこのツンデレにやられてしまうわけだよ。『光る君へ』のユースケ・サンタマリアとはキャラの異なる色気。
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