陰陽師0のレビュー・感想・評価
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新しい陰陽師
原作は読んでいませんので、陰陽師といえば野村萬斎さんの陰陽師をイメージしてしまうのですが、いい意味でイメージを壊された感があります!
現代の解釈というか、呪いの類や陰陽師の仕事も全てまやかしなのか?という前提がありながら、(そこが冷静というか今っぽい考え方だなと)そうきたかー!と思いましたが、ラストひっくり返されました(私的には)!
でも山崎賢人君の呪文をかける戦いシーンなどもちゃんとメインにあり、CGも駆使された期待以上のカッコいいシーンに鳥肌ものでした!!ほんとに彼は主役になる為に生まれてきたというか、存在感半端ないと思います!
あと染谷将太君の博雅の博雅のピュアさに癒されました。晴明とのコンビもすごく良かった!
よしことの切ないラブストーリーにも思いがけずぐっときてしまいました。
映像もとても惚れ惚れするほど綺麗なシーンが多々ありましま。
BUMP OF CHICKENの歌もとってもいい曲で、締めてくれています。
もう一度観に行きたいです!
俺についてこい‼️❓
予想を遥かに超える高品質。
なぜなら、山崎賢人と誰もが仕事をしたがり、名優が揃い、裏方が揃うから、それが彼の求心力。
名優ばかりの演技が観れるだけでなく、撮影、美術、時代考証、全てに渡り、大満足。
ゴールデンカムイやキングダムに及ばないまでも、大河ドラマは遥かに凌駕している、全ての面で。
ナレーションも主題歌も、アクションも凄い。
期待はしてなかったが、大満足、感動した、ありがとうございます😊😭
好みな作品ではあったがやや尻つぼみは否めず
野村萬斎『陰陽師』シリーズが何か未だに好きで今作も気になったので鑑賞
個人的に好きな作品でしたのでシリーズ化希望
安倍晴明&源博雅のコンビが好きでキャラも良く二人の掛け合いをもっと見たい
序盤の説明多いところも分かりやすかった(見る人によっては不満なところか)
謎解き要素がミステリー好きとして楽しめたし映像美も
終盤の炎の龍に襲われた後に晴明(山﨑賢人)の髪の毛を解かれた姿に……同性ながら惚れた😄カッコいい
最初からこの姿ではないからこそ、この瞬間が映える
不満点
全体的に明るさが暗く感じた
せっかくのイメケンが勿体ない
晴明と両親の下りがあまりないのも残念(次作があれば期待)
謎解き要素も、もうちょいひねりが欲しかったし学生側にもう少し濃いキャラが欲しかったかなぁ
だからこそ犯人は妥当な線になってしまったのがやや残念
エンドロール中もあの笛の音を流して欲しかった
笛の音→エンドロール(少し)→おまけ映像→エンドロール(BUMP OF CHICKENの曲)の流れだったら
でも全体的にも主要キャラも役者も好みな作品でした
※最後、陰陽頭(小林薫)の最後のセリフが聞き取れなかったのが気になる😭
【ネタバレあり】良い点もイマイチの点も
公開初回を観てきました。
かつて野村萬斎さんが演じた映画「陰陽師」は正に安倍晴明イメージそのものであり、
「闇が闇として存在した」平安時代を見事に映像化した作品でした。
それが令和時代ではどう描かれるのか興味があり鑑賞してきました。
野村陰陽師と比較するのは酷だし野暮でしょうが、その前提でレビューを書きます。
【良かった点】
・まず予告編を観た時は「呪術=魔法」に見える派手な演出CGが目につき、
「陰陽師はフリーレンや転スラじゃないぞ?」と眉をしかめました。
が結論を言うとこれは杞憂でした。
魔法に見えたのはあくまで「精神世界」での出来事であり、
人の精神に影響を与える「呪」の延長という描かれ方であったのでホッとしました。
・ある意味、野村陰陽師よりも呪というものからかけ離れず、
超能力バトルではなくあくまで呪による対決であったのは好感を持てました。
・野村陰陽師でも描かれる蛙のエピソードが山崎陰陽師でもきちんと描かれ、
リスペクトを感じ、良かったです。
・博雅のキャスト、正直最初は違うなと思っていましたが、観ているうちに
博雅に見えてきました。悪くなかったです。
・下手なハッピーエンドではなく、悲哀もきちんと描いていたのは良かったです。
・最初が現代語ではなく古代日本語?だったのは良い演出でした。
・所々文字や図で情報を補うのも良かったです。
【イマイチな点】
・画面が明るすぎると思いました。
野村陰陽師は暗闇の中に何かいるのではないか?と想像を掻き立てられる、
絶妙なライティングなのです。
「闇が闇として存在した」平安にしては明るすぎるなと思いました。
・CG使いすぎではないでしょうか?超能力バトルではないのですが、
GCが派手なためかどうしても超能力バトルに見えてしまい、
そこが少々萎えてしまいました。
・何と言うか平安というより若干中華が混ざっていたような衣装やセットで
そこが違和感を感じました。薬屋のひとりごとを平安朝にしたというか。
・犯行動機や黒幕が微妙でした。
言ってみれば晴明への嫉妬が原因であの事件を起こしたわけですよね。
もっと平安京をゆるがすような巨大な陰謀を期待していたので肩透かし。
黒幕の男もそこまで大して存在感がなかったので、何だコイツかよって感じ。
・山崎君はシュッとした若い晴明で野村さんとは違う魅力がありましたが、
やはりキングダムの信のようなキャラの方が似合うと思いましたw
総論としてコンセプトや演技は悪くはないが、演出がイマイチかなと。
ただまあ、野村陰陽師ファンでもそれなりに楽しめました。
まんま漫画世界です。
平安貴族の衣装でアクションは全然見映えが無いです。
派手さや面白みにかける。
役者泣かせです。
その中で魅せようと奮闘してるのが涙ぐましい。
若き『安倍晴明』山崎賢人らしくて好き。
だだ『斉木楠雄』のトレーラーで本人が言ってたように「アニメやりすぎじゃね?」って思うわ。
染谷君とのコンビは現代劇でも見てみたい。
ショーケンと水谷豊みたいな…⁈ら
これもこれでありと思うけど&陰陽師と天文学者のかかわりなど
今年152本目(合計1,244本目/今月(2024年4月度)26本目)。
(前の作品 「あまろっく」→この作品「陰陽師0」→次の作品「映画 きかんしゃトーマス 大冒険!ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル」)
この映画はここでも触れられている通り、陰陽師になる「前」の彼のストーリーということで、ややスピンオフかなという気がします。ただそれもそれで一つの解釈という気はしますし、この時代(平安時代)についてもかなり配慮のある描写が多かったので良かったです。
ただ結果的に映画として題材を同氏に取る場合、陰陽師になった後、その後の活躍のほうが何かとミステリーになっていて、そちらも少しは触れていただければ、と思ったところです。
日本史・古典(古典文法というより古典知識。「内裏」とかいて「だいり」と読むなど)があるとかなり有利です。日本に適法に在住している外国人の方でもギリギリ解釈できるんじゃないかな、といったところです(どうしても江戸時代チャンバラものか、お決まりの武田信玄だの織田信長だのになりやすいが、本作品は国語に関しても配慮があるので)。
採点に関しては特に減点対象まで見出せなかったのでフルスコアです。ただし、本映画で描かれていること自体は多少は史実を参照にしているとはいえ、「オリジナルストーリーである」という点には注意が必要です。
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(減点なし/参考/陰陽師と天文学者、時の権力者とのかかわり)
この映画は陰陽師になる「前」の話ですが、陰陽師と天文学は関連のある分野で、どちらもこなすことが一般的でした。そして、この奈良後期から平安といった時代にはさして趣味がなかったこともあり、「空を見上げる」ことは一つの文化でもありました(最初に北斗七星のようなものが出ますよね)。
一方、日本ではこの時代、水星・金星・火星・木星・土星は見つかっていましたが(地球の「発見」という概念はこの時代には観念しづらい)この中でも夜に見えやすい火星、木星、特に火星は公転周期が2年という事情もあり、当時(平安時代)からも誤差範囲レベルで陰陽師が正しい予測観測を行っていました。これははるかさきの明治時代以降の国立天文台ほかにつながる事業です(当時の「陰陽師」(天文学者)は今でいう国家公務員のような扱い)。
その中でも、特に「星と星が接近する・食する」ことは不吉の対象とされていました。食はめったに起こることではありませんが、代表的な恒星(今でいうレグルス、てんびん座α星(3等))等と、火星・木星が近づくことは(特に火星では)頻繁にあり、この「ある程度近づく」ことを「犯」(はん)と読んでおり、(日本が海洋国なのに)外国から攻めてくるとか、内乱が起きるとかという不吉な前兆とされていたため、いわゆる高貴な人たちはそうした陰陽師(天文学者)をおかかえにして毎日のように軌道計算(のようなもの)や予想(のようなもの)に従事させられていました。
ただ、上述通り、火星と他の星(レグルス、アンタレスほか)との「犯」は「しょっちゅう起きる」ことのため、それをいちいち「犯」だと報告すると上層部(ここでは、当時の最高権力者の天皇も含む)も如何ともしがたい部分があり、「いちいち心を乱すのだから報告しなくてもよろしい」みたいな考え方になってしまい、天文学はこうした「上層部からの圧力」をうけて衰退した事情があります。これがまた復活するのは江戸時代以降の科学(このころには天文学として完全に独立)にまで待つことになります。
鮮やかで美しい呪の世界をご覧あれ
ジャパンプレミアに参戦。
山崎賢人君のアニメの実写みたいな美貌が凄かった✨
私は『陰陽師』シリーズの漫画の方を読んでたのでキャラや雰囲気にイメージがある程度あったのだけど。
一番好きなキャラは博雅で、あのほんわかして優しく穏やかで可愛い感じをまんま染谷君が演じられてました。なかなかキュートな博雅だった。博雅の笛はある意味魔笛だよね。美しすぎて悪魔が逆に撤退してしまう魔笛。
全体を通して呪にかかった状態を映像化したらこんなに世界観が美しくなるのか、な映像美。
あと個人的に奈緒ちゃんの頭にお花が咲き乱れてるのが可愛くてツボりました。
彼女の綿菓子みたいな喋り方も相まって、あな番の狂気の幹葉のイメージだと怖さしかないあのニコニコ顔も、今回は彼女の可愛らしさ大爆発でものすごい可愛かった!
デジタル処理っていうの?
なんか技術が本当に魔法をかける時代になったんだなぁと感動しながら観ました。
ここでは魔法じゃなくて呪にかかるんだけどね。
面白かったです。
是非皆さんも大画面で呪にかけられて!
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