劇場公開日 2024年4月19日

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「陰陽師の役割が知れた」陰陽師0 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0陰陽師の役割が知れた

2024年4月21日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

平安時代の西暦948年、呪いや祟りから都を守る陰陽師の教育機関で、行政機関でもある、陰陽寮、が今の霞ヶ関のような政治の中心だった。27歳の学生・安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたのだが、陰陽師になる意欲も興味もない変わり者だった。ある日、晴明は貴族の源博雅から、皇族の徽子女王が悩まされていた怪奇現象の解明を依頼され解決した。その後、晴明と博雅は、陰陽寮での変死事件を調査していき、裏に潜む陰謀に巻き込まれ・・・さてどうなる、という話。

最初に観た時は意味が分からず、少し復習してから2度目を観に行った。
平安時代の貴族、皇族の様子、陰陽師の位置付け、わかってくると非常に面白く感じるようになった。
わたしの幸せな結婚、に似たようなファンタジー要素も有り、科学が未発達で未知の世界、未来への不安が有る中、政治を行う人たちが占いに頼る気持ちも理解できた。
平安時代600万人の人口を1万人が支配していた、なんて基礎的な日本の歴史も勉強出来、良かった。
当時は関東以北はあまり人が居なかったのだろうけど、今の20分の1規模だったんだなぁとか。
安倍晴明役の山崎賢人は連載物の大作3本の主役を引き受け、忙しすぎでは、と心配したが、本作でも良い演技を見せてくれた。
源博雅役の染谷将太、徽子女王の奈緒も良かったし、村上天皇役の板垣季光人のイケメン帝ぶりが素晴らしかった。
続きが楽しみ。

りあの