「【都に蔓延る様々な”呪”に囚われた人々を描いた作品。VFXを多用した幻想優美なる原作の世界観を再現した美術に魅入られた作品。山崎さんは若き晴明のイメージ通りだし、矢張り源博雅は佳き漢なのである。】」陰陽師0 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【都に蔓延る様々な”呪”に囚われた人々を描いた作品。VFXを多用した幻想優美なる原作の世界観を再現した美術に魅入られた作品。山崎さんは若き晴明のイメージ通りだし、矢張り源博雅は佳き漢なのである。】
■陰陽寮で学ぶ、安倍晴明(山崎賢人)達の中で一段位の高い徳業生である橘泰家(村上虹郎)がある夜、自宅の井戸で怪死する。
陰陽寮学生である、平郡貞文(安藤政信:いつ見ても、格好良いよなあ。)を始め、安倍晴明以外の学生たちは出世のため、躍起になり、犯人探しを始める。
◆感想
・原作にはない、陰陽寮を底辺とした陰陽師のヒエラルキー制度や、平安京のヒエラルキー制度は面白く鑑賞。
ー たった、150人の上級役人が都を治めていたとはねえ。-
・と、並行して起こったよし子女王(奈緒)の弾く琵琶の弦が切れて行く怪異解明に呼ばれた晴明と博雅(染谷将太)。そして、晴明が捕まえた銀の龍。
よし子女王は博雅への想いが”呪”になってしまっていたのである。
ー 博雅君、相変わらず鈍いなあ。オジサンでも怪異の理由は分かったぞ!そこが良いんだけどな。それにしても奈緒さん、無茶苦茶お綺麗である。ー
■だが、博雅君、帝(板垣李光人)の恋文をよし子女王の想いを分かりつつ届けてしまうのである。そして、よし子女王は哀しみの余り、消えてしまう。
ー よし子女王の嘆きと博雅君への告白。けれども、帝の手紙を読んでしまってはなあ・・。仕え人はツライよ。-
・一方、橘泰家の怪死事件を発端に、晴明は自分の両親を殺した男を探って行く。
ー この辺りの精神世界の使い方、描き方は良かったなあ。
そして、晴明を救った博雅の葉二の笛の音。
晴明はよし子女王を救った後に、真の怪死事件の遣い、天文博士(北村一輝)を斃し首謀者、陰陽頭(小林薫)と決するのである。
ー 陰陽頭は、年に一度陰陽寮学生たちを占い、自分の地位を脅かす者の親類縁者を殺していた。晴明の両親も同じ理由で殺されていた・・。
天文博士も陰陽頭から昇進をチラつかされていた。二人とも地位を守る、もしくは地位を上げたいという”呪”に掛かっていたのである。
それにしても、晴明が陰陽頭を斃すのに、菅原道真の怨霊を使うとはなあ。当時、最強の怨霊と言われていた方である。晴明の霊力の凄さが分かる。ー
・そして、全てが解決し、帝は陰陽師で安倍晴明の育ての親である賀茂忠行(國村隼)を呼び、帝の陰陽師にならないかと声を掛けると賀茂忠行は
”未だ、徳業生になったばかりですが、安倍晴明をお勧めします。”と答えるのである。
<ラスト、晴明と博雅は月光の元、十年の知己の如く、対当に喋っている。そして、晴明は言う。
”笛を吹いてくれないか。(物凄く細かくて恐縮だが龍笛と言ったと思う。葉二じゃないかな・・。)”
博雅は、笛を静に吹くのである。
今作は、呪術を催眠や暗示を組み合わせた技として描いた所が、人間の様々な欲や情念が”呪”になる、と言う原作に通じていて良かったと思う。
夢枕獏先生も、このレベルの映画化であれば、ご満足されたのではないかと思った作品でもある。>
おはようございます!
私のスマホ1年中サイレントにしてあるので人からの連絡はいつでもOKですよ(笑)
観る本数に関しては数を決めてしまった方が楽っちゃ楽ですよね。
切りないし(笑)ただ時間あるなら「あまろっく」は観れるなら観た方がいいと思います!オススメします!
あと鰻最高っすね~
私も大好物です!!今年はまだ食ってませんが。
あと寿司は基本苦手(生もの苦手)なんですが銚子丸という回転寿司やの金皿のみ食えます。個店差あるかもですが近所の銚子丸のは生臭くないんですよね。
陰陽師は私も面白かったんですが序盤がウトついてしまって(笑)
私の中でウトつく=引き込まれてないなんで(笑)