劇場公開日 2025年5月10日

事実無根のレビュー・感想・評価

全7件を表示

5.0京都から全国へ!届け!広がれ!ゆっくりと静かに何かを動かす力のある映画です。

2025年3月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

京都駅タワー側、東本願寺を左に見ながら北東へ10分ほど歩くと、公園に隣接したアットホームな雰囲気のカフェがあります。映画の舞台となったその名も「そのうちcafe」。私がこの映画に出会ったのも、散歩中にたまたまそのカフェを見つけマスターから映画の話を聞いたからです。

京都シネマでの公開を楽しみに、1日映画の日に勇んで足を運んでみたらまさかの満席…😭関係者らしき人たちがどっと押し寄せていたようでした。幸い2週間限定上映が4週間となり本日鑑賞することができました😊

観終わった率直な感想は、
控えめにいってとてもよい映画でした。笑いあり涙あり。近藤さんと村田さんのテンポよく飛び交う関西弁のツッコミと西園寺さんの話す優しい京都弁がこの映画の雰囲気を作っています。地元を離れ京都に暮らして数十年。間違っても自分が京都人だとは思っていませんが、この街には並ならぬ愛着があります。昨今世間では、「京都人=いけず」みたいなイメージがひとり歩きしている気がしますが、この映画では下町情緒あふれるアットホームで温かい京都の日常風景が描かれています。はじめは冤罪の話かと思っていましたが、そうではありませんでした。どこにでもある家族の話。大切なのはいつ何時も「事実そのもの」ではありません。
それを観届けにぜひ映画館へ足を運んでみて下さい。老若男女どなたにもおすすめの良作映画です♪

なお評価は、独断と偏見と京都愛と応援の気持ちを込めて星プラス1となっています🙄

京都発の自主制作映画。
本作が京都からまず東京へ、そして全国配給となり、もう一度京都の映画館で鑑賞できる日がくることを心よりお待ちしております!!

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ななやお

3.5関西弁の勝利

2025年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

題名から冤罪がテーマの作品かと想像してたら、それは通奏低音で、ちょっと複雑な家族の反目と和解がテーマの物語でした。 (トークショーによるともとの脚本は冤罪ものだったらしい)

とにかく近藤芳正と村田雄浩の二人のオヤジのかけあい芝居がユーモラスで最高でした。

標準語だともっとギスギスした雰囲気になるんだろうけど、関西弁のオブラートに包まれてほっこりした良い感じに仕上がっている。京都の舞台設定が生きている。

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ばとー

5.0面白泣けた

2025年5月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

近藤さんと村田さんの個人技が光る映画。尺も丁度良いし後味ほっこりの好きな作品。

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あくび

3.0薄々分かっちゃうけど笑っちゃう

2025年5月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

シンプルで分かりやすいながらも、その設定や出会いや小話など、たくさんのアイデアが詰まっていて、楽しい作品でした。
個人的には音楽が全くしっくりこなくて、もうあれだったらない方が・・・と思いつつも、その意図なんかは感じられたので拒絶するほどでもなかったです、─誠に勝手ながら・・・

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SH

3.0家族の絆

2025年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

幸せ

近藤芳正さんと村田雄浩さんが繰り出す何とも不思議な家族関係の内容の映画を見てきました。

まずは、本作品の「事実無根」と言うタイトルは少しよくないかな、「事実無根」と言うと、犯罪性と裁判的な内容を想像しがちだが、その様な堅い内容ではない、簡単に言えば、人の繋がりと家族の大反省会的な内容である。

作りの方は良くも悪くも日本映画という感じの内容なんだけど、少し都合が良いかなとは思わせるけど、ちょっと不思議な気持ちにもさせられるし、笑わせる部分も多いかな・・・

私的には、徹底的にコメディな内容に徹して、ホロッとさせればもっと良かったかな・・・

しかし、京都で撮られているんだけど、京都のいいところも、京都らしい雰囲気も何にも出ていない、少し勿体ないかな・・・

ヒロインの東茉凜さんはこれからの女優さんで、今後が期待したい。

しかし、村田雄浩さん老けたな・・・台詞をしゃべると、何時もの村田雄浩さんなんだけどね。

近藤芳正さんはこの手の役は本当に適任だね。

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sally

2.0みんな自己中だよ!

2025年5月12日
Androidアプリから投稿

楽しい

幸せ

怪我をしてバイトを募集したカフェに応募してきた18歳の少女と店主、そして同じ頃に店の前の公園に現れる様になったホームレスの話。

近所の子どもたちのワチャワチャ感とか、常連客のベッタベタ感とか、なんとか明るく盛り上げようとしているのはわかるけれど、なんだかどうもマジメというか、空回りというか…さらには序盤の沙耶のリアクションは最早発達障害かよという感じだし。

お客さんの事情やら、ホームレスの事情やら、店主の事情やら、色々と話しがみえてきて、一応登場人物たちの人情話しみたいなものになって行くけれど、どうも話しが交わっていなかったり溶け込んでいなかったりのプースカフェ状態。

機微の部分で投げっぱなしというか、なかったことにでもなっているかの様なところが結構多いし、決して悪い話しではないけれど、イマイチしっくり入ってこなかった。

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Bacchus

4.5これぞ「泣き笑い」。上質な芝居に引き込まれます。

2023年12月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

一見、なんてことないヒューマンドラマに見えて、実は名優たちのハイレベルな芝居の掛け合いと、監督をはじめとするスタッフたちのこだわりが詰まった入魂の映画だと思いました。表情と目の動きだけで感情の動きを伝えられる役者陣の芝居はシビレます。また、センシティブなシーンや泣きどころにさえ笑いが散りばめられていて、それを物語の邪魔をせずに演じ切る役者の力には脱帽です。

その役者たちが口々に「大変だった」とこぼしていた監督こだわりの「長回し」によって、観ている方もどんどん物語に引き込まれていきます。上演後の舞台挨拶で登場した撮影担当の方の話では、照明機材の代わりに火を使ったライティングで心の揺らぎなどを表現したとのこと。こうした隅々に目を向けると、きっとさらに味わい深くなる作品なのでしょう。

次いつ観られるかがまだ決まっていないというのが残念です。ぜひまた大きなスクリーンで観られる日を心待ちにしています!

なお、この先行上映の反響や意見を生かして完成度をさらに高めていくようなので、その完成版の方を満点評価とするべく、今回は「4.5評価」にしておきました。

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さくパパ7