「空気が読めてない中産階級親子の奮闘記。」僕らの世界が交わるまで マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
空気が読めてない中産階級親子の奮闘記。
クリックして本文を読む
女の子がマーシャル諸島の詩を朗読する場面がある。
1954年の話を1トン爆弾としている。
これはなんだろう?
1954年3月1日に行われた**「キャッスル作戦・ブラボー実験」は広島への爆弾の1000倍の威力だったはずだ。
さて、それは兎も角、
宗教的に選民思想を持っていた民族が、アメリカと言うアイデンティティを身につけるに至り、功利主義を受けざるを得なくなったと言う事を言いたいのだと思う。
この話は全くのフィクションであり、演出家の願望と考えるべきだ。
選民思想と言うアイデンティティを残しつつ、
21世紀にどうやって世界と繋がっていこうとするか?を描いたストーリーだと思う。
この女性がエチオピア料理を親の許可なく連れて行く場面が登場するが、「カトリック教徒」なら絶対にやっては行けない事だと直ぐに分かる。
まぁ、性的な思惑はないので、彼女は空気が読めてないだけはわかるのだが。
その点の演出が少し不充分で演出家自身もまだまだ、空気が読めてない部分が存在する。その点は減点になるね。
コメントする