「関係がせまるほどわかりにくくなる」僕らの世界が交わるまで humさんの映画レビュー(感想・評価)
関係がせまるほどわかりにくくなる
リアル・ペイン〜心の旅〜がよかったので、続けての鑑賞。
監督は繊細な感情に関する目の付け所があいかわらず鋭くて、俳優陣の自然な演技,キャスティングも巧み。
思い込んだら一直線の危うさが、相手のイラっとする感じとそれを受けてむぎゅーと潰されそうな本人の気持ちとでとてもわかりやすい。
それぞれの感情移入に忙しく辟易しながら、こういうシチュエーションってある〜と思った。
コミュニケーションのなかで違和感に気がついたら一歩止まってみる。
目立たぬお父さんが頭を冷やしに2階に消えるシーンは実はとても大事なシーンかも。
母にも息子にもなかったからなぁ。
ラストはひとつ前進でしょうか。
少し気持ちが軽くなりました。
自分が思う自分は誰かからみたらぜんぜん違う自分かもですね。
歌詞のなかの皮肉にも考えるとこがあったな、と。
いや、気をつけなきゃ、だ。
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トミーさんのコメント
2025年2月20日
共感ありがとうございます。
リアルペインより激痛な感じですよね。にわかプロテストシンガー、推し売り保護者共に目も当てられません。お父さんは針の筵の食卓ですかね。