「ADHD啓蒙インディーズ作品」ノルマル17歳。 わたしたちはADHD ケヴィンさんの映画レビュー(感想・評価)
ADHD啓蒙インディーズ作品
単館上映なので、吉祥寺まで観に行ってきた
ADHDの女子高校生2人の出会いと友情、学校や両親との軋轢を描いた作品
インディーズ制作のためか、あまり全国展開もされておらず上映館数は増えていないけど、重たい内容を逃げたり誤魔化したりせず、丁寧に残酷な表現も入れつつ描いていて好感を持った。
主演の2人はオーディションから選んだ新人女優で、とくに違和感なく難しい役を演じてた。
カメラワークとして、2人で歩いている時は坂を下るけど、1人の時は坂を登るように撮影していて、なんか意味ありげと思ったり、公園の木はパンフレットやエンドロールにも出てきているが何のメタファーか最後まで分からず。
商店街を歩く2人のシーン、真面目な子(いと)ごしに明るい子(じゅり)を撮る時には被写界深度が深く、その逆の時は被写界深度が浅い
いとちゃんは世界をクリアに認識しているけど、じゅりはボヤけているのかなとか考えたら、面白い手法だった(偶然で勘違いかもしれないけど)
上映後の舞台挨拶は、特に内容や核心に触れるような発言もなく、主演の2人の仲の良さが分かるようなトークショーでした。
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