「脱北が命がけなのは、わかるけれど。」ビヨンド・ユートピア 脱北 いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
脱北が命がけなのは、わかるけれど。
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鑑賞しようかどうかと迷ったけれど、高評価が多いので観てみた。気持ちの良い映画であるはずもなく、と言って予想通りの内容だったので、それほど衝撃も受けなかった。
私の関心は観客に強く訴えるために、作為があるかどうかだった。
映像は本物だけど、効果音や効果音楽を使っている。牧師が逃避行に同行しているので、捕まることはないだろうと思っていたら、その通りだった。脱北の明暗と対比するために失敗する青年とその母を撮影している。監督はある程度シナリオを作って撮影したか、とりあえず撮影して編集したのかなと感じた。
脱北者を支援する牧師の資金源はどうなっているとか、ブローカーが金をせびるため、わざと山道を間違えるなんてあるのかなと思ってしまう。警察に見つかったら、ブローカーも同罪だ。
先にも言ったように、観ていて気持ちの良い映画ではないので覚悟して鑑賞して下さい。
戦前の日本は天皇を現人神として崇めていた。北朝鮮を自分達とは違った国と思っていたら、それは間違いですよ。
また、人糞を肥料として利用していたのは日本も同じですよ。昭和40年前後までありました。
北朝鮮国民を活かして殺さずが独裁体制維持の基本と考えるが、餓死者が何万何十万と続出したら、崩壊するのではと予想しています。
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