劇場公開日 2024年6月7日

あんのことのレビュー・感想・評価

全465件中、341~360件目を表示

4.5あんという人間を見るべき

2024年6月14日
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フィクションでありながら、事実に基づくとして始まるこの物語は、シャブ中の少女が成長し、社会復帰しようとする。

過酷な家庭環境のシーンや、ドラッグからなかなか抜けられないシーンは河合優実の演技の素晴らしさが際立つ。見ているだけでこちらも泣けてくる。

そんな彼女が、警察に捕まるんだけれど更生しようと一生懸命に生きる姿もまた素晴らしく心に刺さる。
河合優実の演技はぶっ飛んでてもすごいんだけどこういう闇深い役がめちゃくちゃ合うな、、凄い。マジで。
その生き様にまた涙する。心が抉られる。

そんな彼女のストーリーと、警察、記者のストーリーが交差するので情報量が多いんだけれど、河合優実の演技に完全に感情移入してしまっているのですんなり入ってくる。そしてここでまた泣けてくる。

ラストにかけてイベントの畳み込みがあり、最高に重いので、マジで気が滅入る作品なんだけど、これは見るべき映画です。
彼女の演技もそうだし、事実としての出来事もそうだし。

実際の記事がネットで見れるようですが、見ない方が映画に入り込めるでしょう。

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ちゃーるすとん

4.0誰かにとっての光と影

2024年6月13日
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悲しい

怖い

知的

救いのないストーリーで鑑賞後に疲れがどっときた。人間と社会の悪い部分だけを浴びて、そのスパイラルから抜けられない主人公の気持ちはどんなだろうか。人と人はお互いに支え合いながら傷つけ合って、そのバランスが崩れるとこうなってしまうのだと思った。

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夕べレン夕

5.0せつない

2024年6月13日
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TAMAKANA 99

4.5あんのことをいつまでも考えてしまいます

2024年6月13日
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泣ける

悲しい

信じられないような境遇で育った一人の少女。
でもそんな境遇の中でも懸命に生きようとした一人の女性の物語は、余りにも悲しい結末でした。
絶望の先にあるのはたった一つの道。
自分に負けたんじゃないよ。
負けたのは都合良く生きようとする大人の欲望と、やはり都合よくやり過ごそうとする社会の闇。
でも孤独の中から救いの手を差し出してくれるのもやはり人間であり社会であったりする。暖かい目を向けてくれる人だっている。
多々羅刑事だって杏を更生させたいと本気で思っていただろうし、介護施設だって学校だって杏に対して親身になってくれていた。
でも、表があれば裏がある。善と悪を使い分けた多々羅刑事も人間の真の姿であり、社会もまた、守るべきは自分たちであると見せつけ、弱者は常に弱者のままです。
それにしてもあの母親はどうにかならなかったのでしょうか。
誰か周りにいなかったのかなあ。今更言ってもどうにもなりませんが。
演じた河井青葉さんの狂気に満ちた演技は見事。見ていて寒々しく、いつどこに現れるかわからない恐怖を感じました。
そんな親の元で育ち、親の愛情などまるで知らない杏がハヤトを大事に預かっていたのが切ないですね。幼き自分を重ねていたのかな。
どこまでが実話でどこがフィクションかはわかりませんが、この作品の世界を作った三人のメインの演者が凄いですね。
河合優実の作り上げた杏と言う少女が見せる覚悟。
佐藤二朗が演じた多々羅と言う刑事が見せた人間の本性。
稲垣吾郎が演じる桐野が思惑を胸にしまって寄り添う絶妙さと後悔。
先述した河井青葉さんを含め心に深く残る圧巻の演技でした。
観終わって感じるのはどんよりした重苦しさだけですが、この作品に対しての思いがいつまでも頭をめぐります。
過酷な環境の中で育ちながらも、小さな希望の光の元で笑顔で過ごす時もあったでしょう。絶望と希望の間で生きた香川杏と言う若き女性が確かにいたことを忘れまいぞと思います。
いつもでも心に深く残る、いい映画を見ました

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たつのこ

4.5あんのことで

2024年6月13日
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ぼくのことで あなたのこと
起こらなかった過去 起きるかもしれない未来
より弱さに重い出来事
その時 保つことが出来得るだろうか
乗り越えることが 耐えることが 受け入れることが
遠い希望すら見えない暗闇が 目を瞑ってるかもしれないと思えるだろうか
ちょっとだけ明るい中に 今いるだけの僕が

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sunaf

4.5あんさんは居た

2024年6月13日
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悲しい

知的

改めて生活環境、家族などの身内の影響がその人の人生を左右してしまう虚しさを感じた。荒れた家庭環境でも淡々と一家を支え、おばあちゃんにケーキを買っていったり、老人ホームのおじいさんに親身になったり、突然小さな子供を預けられても彼女なりに懸命にお世話をしたり、あんさんは本当に優しく真面目で慈悲深い人であったと思う。信頼と思い遣りを互いに持てる人との関わりがあればあんさんの幸せ…安心安全にあんさんのしたいこと、希望や喜びが生まれたであろうと思うと切ない。自分らしくありながらも、少し誰かの役に立てたなら嬉しく思える世の中でありたいと切に願った。あんさんの人生の一部分を垣間見せてくれたこの作品に感謝。

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もっちー

4.0感謝はしても尊敬はしないという距離感を持つことで、家族の呪いは少しだけ和らぐ

2024年6月13日
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悲しい

怖い

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Dr.Hawk

4.0重いけど惹き込まれる

2024年6月13日
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泣ける

悲しい

知的

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たんぼ

4.5コロナってこんなところにも……

2024年6月13日
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あたしにとっての噛めば噛むほど味の出る「スルメ俳優」佐藤二朗さんも出ていらっしゃることですし、重苦しそうな映画ではあるけれど、河合優実ちゃん観たさに劇場に足を運んでみた。

いや〜重かった。そして苦しかった。
日本の映画ってホラーぢゃないけど『ある種ホラーにも感じられるよね』っていう日常的なヒューマンホラー映画作るの本当に上手いよね💦💦💦

実話をもとに、ってことだったけど特定の『誰か』を指してるわけではなく、こんな目にあった人がいるんだよってことになるのかな。
コロナ禍を振り返ると確かに自分の生活は大きく変化した。それまで考えたこともなかったテレワークが出来るようになったり、飲食店が不定期開店だから自炊するようになったり、人と会うことを極力避けるような行動パターンになったり。でも作中に出てくるような職場において密集度合いを考慮した人減らしにあって収入源が絶たれたり、夜間通っている学校の休業連絡を受けしばらく通えなくなったり、と比べたらさほど大きくもない変化だったのかな。

杏ちゃん、やっと頼れる人が見つかったのにね…
自分とは関係のないところで力が働きそのせいで自分にはどーしよーもないけど多大な影響が出る、そんな理不尽なことって人生の色んな場面で起きるけど、杏ちゃんの場合はただただ不憫で。少しでも希望を感じられたらよかったんだけど、そう上手くも行かなくて。

でもそんな杏ちゃんをしっかりと演じ切った河合優実ちゃんの実力はしっかりと感じました!LINEの縦読みドラマ『上下関係』で初めて観てから3年。良き女優さんになりました💖

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らまんば

3.5この事実、どう向き合えばいい?

2024年6月13日
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 彼女を助けたいとか、可哀想と思うのは、確実に私の驕りですね。それでも私、彼女のこと、忘れたくない。
 世界の歪みって、いちばん弱い場所に、集中するんですね。誰よりも、誰かを傷つけたくない、誰よりも、誰かを護ってあげたい。その思いが強くなる程、世界は残酷になるようです。
 事実に基づくお話だそうですが、すると、彼女の母親も、実在するわけですね。母さん、今頃何してるんですかね。この映画に気づいたら、私は、あんな親じゃないって、訴えそう。その時は、堂々と実名を公表したうえで、世に出てきてほしいものです。私の知る権利と、悪意が止まりません。
 私が知ろうとしないだけで、このクニには、数えきれない杏がいる。私はその中の、たったひとりの杏に出会っただけなのかも知れない。今、私にできる事、自分でも分からない。ただ、今日、出会った杏のことだけでも、ずっと忘れたくない。

 今の私にできる事って、それぐらいだけだから…。

 私の好きな歌、杏ちゃんに届くかな。

 あのささやかな人生を
 良くは言わぬ人もあるだろう
 あのささやかな人生を
 無駄となじる人もいるだろう
 でも 僕は誉める
 君の知らぬ 君について
 いくつでも

 あのささやかな人生は
 もしかしたら 僕に似ている
 あのささやかな人生は
 もしかしたら 君だったのか
 通りすぎる街の中で そんな人を 見かけないか

 瞬きひとつの あいだの一生
 僕たちは みんな一瞬の星
 瞬きもせずに
 息をすることさえ 惜しむかのように 求めあう

            中島みゆき 「瞬きもせず」

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機動戦士・チャングム

2.5( ´Д`)y━・~~評価高いですが、、、、

2024年6月13日
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泣ける

普通ですかねぇ、、、、、。評価高杉と感じました。
正直ストーリーは最初の20分で予想がつきました。あいつが捕まり、出戻りになって昔に戻ってしまい、そしてデッド、、、、。誰でも予想がつく展開。演技も悪くはないがよくもなく普通。ドキュメンタリーを見ているようであったが、私は臨場感は感じなかった。ゴミ屋敷の汚れ感、散らかり感はああではない、、、。(ココはちょっと評価厳しいか)
男の子を預かりそれが児相に、、、コレはおかしい展開。

違和感、、、が残る映画、、、映画?、、、映画だったのか、ドキュメンタリー?
そこか。

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おにっち弐号

5.0連鎖

2024年6月12日
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zxoid

5.0無垢

2024年6月12日
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なつ

4.0崩れるのは一瞬

2024年6月12日
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泣ける

悲しい

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uz

5.0蜘蛛の糸を這い上がれ無かったあん

2024年6月12日
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ホモ・サピエンス

4.0「蘇り彼女が残した物」生まれ死ぬまで何も無い、そして墓も無い

2024年6月12日
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泣ける

悲しい

知的

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GodField

4.0光が見えた矢先に訪れる困難、そして・・・

2024年6月12日
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悲しい

怖い

ドラッグの常習犯だった杏(あん)、ホステスの母親、
そして身体の悪い祖母と、ゴミ捨て場のような家で暮らす。
幼いころより母親より暴力を受け育ち、中学?で売春。
義務教育も放棄し、中学卒業もできず、21歳となった杏は警察に捕まり、
そこで、多々羅という刑事、ジャーナリストの桐野と出会い、
更生の道を歩み始める。
仕事に就き、学校にも通い始め、遅れを取り戻し始めたのだが、
そんな時に、新型コロナが流行、人々の生活が変わり、
杏、多々羅、桐野の三人の生活もいろいろと・・・

まあ、なんといっても鬼畜ばかり。
杏の母親、なんなの!最後の最後までひどすぎる。

それに、多々羅刑事、変わった刑事だなという反面、
ドラッグ中毒者の更生という慈善活動、素晴らしいと思いきや、
裏では・・・ひどすぎる

また、最初から怪しかったけど、ジャーナリストの桐野、
やっぱり探ってたんだよね。ひどすぎる。

幼子を杏にいきなり預け、失踪する女性。
こいつも母親としてどうだよ。ひどすぎる。

せっかく光が見えてきたという矢先に訪れる、
困難の数々、そして周りから頼れる人がいなくなり、
最後は鬼畜の母が。。。

主人公の杏を演じた河合優実さん、素敵ですね。
「不適切にもほどがある」は最初しか見ていませんが、
自然な演技、素晴らしいです。これからも注目。

多々羅刑事は佐藤二朗さん、ちょっと前に見た「変な家」といい、
あまり、らしくない役柄でしたが、好演でした。

最後、無事母親のもとに戻れた幼子のシーンが救い?
でも、また捨てられるかも、と思うと・・・

これが実話?あまりのバッドエンドな分だけ減点。。。

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あさやん

3.0あんちゃん死んだの?

2024年6月12日
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自殺?

子供をいきなり預かってって?

嫌な母親

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完

5.0公開規模

2024年6月12日
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ここ数年、「この作品にも河合優実」と見過ごせないばかりか、必ず印象に残る演技で爪痕を残してきた彼女。そんな彼女が主演と聞けば「いざ行かん」と本作公式サイトで劇場情報を確認すると、思いのほか公開規模が小さく。。正直一時は、入江悠監督(の過去作品たちを)を槍玉に挙げて配信待ちにまわす可能性もあったのですが、スケジュール的に無理がなさそうだったので久しぶりの丸の内TOEIです。記録がないため、何年ぶりなんだろう?大変ご無沙汰いたしました。サービスデイの11時の回は当日券を求める行列もあったりして、平日とは言えそこそこの客入りです。
で、鑑賞後の感想ですが、、入江監督、大変申し訳ありませんでした。凄かったです。ここまで衝撃を食らうとは思っておらず、帰途もついつい「あんのこと」を思い出し泣きそうになるほどで、これはしばらく要注意。かなりダウナー作品のため、これからご覧になる方も注意が必要です。何なら、これを配信で観ようものなら最後まで通して観ることが出来るのか?やはり劇場で見る意味の大きい作品でもあると思います。
本作、兎に角キャストの皆さん、もれなく演技が素晴らしく、そして凄まじい。比較的、個性強めな俳優さん揃いですが、皆さん悪目立ちすることなくまさにこの作品に存在する人間として違和感ないため、鑑賞していて否が応でも作品内に没入させられます。そして、緊迫のシーンが本当に怖く、だからこそ安寧な日々に幸せを感じ、さらにそこからの絶望に容赦のなさを感じます。
いやぁ、、言葉にならず申し訳ないですが、本作は予想をはるかに超えて刺さりました。キノフィルムズさん、これは公開規模拡大すべきです。少しでも多くの方に観ていただき、「関心領域」をひろめるべき。とても重要な作品だと思います。

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TWDera

4.0環境

2024年6月12日
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ふわり