「なんとも愛らしい作品」夜のまにまに Yumさんの映画レビュー(感想・評価)
なんとも愛らしい作品
大阪の映画館で出会った男女がまた再会し、夜を彷徨いながら惹かれあっていく様子を描いている作品。
登場人物それぞれの不器用さと個性がとても愛らしく、観終わった後もじんわり余韻が続いて、噛めば噛むほど味が出るようなそんな感覚になりました。
骨まで柔らかそうな新平に最後には1本しっかり骨が通ってウルウル。
エンディング曲である奇妙礼太郎さんの「朝までのブルース」が作品と驚くほど噛み合って、早速帰り道でも聴いてまたウルウル。
購入したパンフレットを読むと、磯部監督が奇妙さんの曲が好きで歌声をイメージしながら本作の構想を考えたのだそうです。なるほど…!
またこのゆるりとした世界観に触れたくなる日が来るのだろうな~と思う素敵な映画でした。
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