劇場公開日 2023年12月29日

「想像の25倍くらい”しっかり”してた」サンクスギビング 主人公のこと我が子と思ってる人さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0想像の25倍くらい”しっかり”してた

2024年1月5日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

正直舐めくさっていました。
鑑賞前に見たポスターの印象と、見始めてからタイトルが出るまでは、サメ映画(※ジャンル)だと思っていました。
調子こいたパリピ10代と民度が地獄より悪い有象無象に爆弾でも投げて汚物は消毒しちゃう頭からっぽで見られる映画だと思っていました。
そのテンションで迎えるとマジタイトル出たとき興奮しますよ。ぶっ飛んでるね!それだよ!ってなれるのでサメ映画好きな人も見てくださいね。

始まってしばらくしてみたら全く爆弾投げて一纏めに殺したりせず、一人一人バリエーションを持って丁寧に調理(意味深)していて、しかも犯人はまったく想像できないサスペンスぶり。
人が死んでヒャッハーーーとかならず、怖い…怖い…怖い!が続くし、誰が犠牲になるのか誰が助かるのかも分からずヒヤヒヤして見られました。

おなじみ警察に頼らんすぎる果敢すぎる110番しなさすぎる人体脆すぎる死体腐らなすぎる問題はもちろんふんだんに散りばめられていますが、もうええやろそれは。
それは評価に関係ないねん。
むしろ問題なくちゃ駄目まであるから。

私の好み的にちょっと残念だなと思った点は、復讐劇なのにその原因足る要因が犯人が分かるまで分からず(サスペンス要素重視なら仕方なし)、復讐劇ならではのもっとやれ!感が持てなかったところです。
犯人にもっと気持ちを寄り添わせて楽しむのが好きなのですが、主人公たちよりにさせられてとにかく怖い思いをする運びでした。
もちろん観客を怖がらせるのが狙いだと思うので、大成功なのですがね。これは私個人的な復讐モノに求める好みなので評価には関係ないです。

ちょっと人に勧めるには好き嫌い激しすぎるし、そんな面白いかと言われると★4かな…おまけして…ってレベルではありますが、刺さる人にはしっかり刺さると思います!
こんなB級くせえ映画に大手シネコンが参画してるのもSONYさんが名前かしてるからやろ(鼻ホジ)しててすみませんでした。
血と殺戮が好きで時間と2,000円が有り余ってる人は是非見るべきと言っても過言ではありません!
(※過言です)

なお、エンドロール後におまけあります。

かめ