「これはヒドイ」サンクスギビング Mさんの映画レビュー(感想・評価)
これはヒドイ
イーライ・ロスはデビュー作「キャビン・フィーバー」からそれなりに観てるつもりだけど、本作はワースト級にヒドイと思った。
途中で席を立とうかと・・・
オープニングのショッピングセンターでの惨劇からあり得ない展開で、観客を置いてきぼりにする。これ本国アメリカの人なら納得するのかな?
日本人の自分からするといくらなんでもこれはないと、前フリが?のためその後の惨劇を見せられても全然笑えない。
この前フリが効いてないというのが本作最大の問題点であり、残酷シーンだけが浮いてしまっている。
更にストーリーの唐突さ、スラッシャー映画なのに犯人が銃を使うし、途中でピエロの姿に変装する点などが相まって、作品全体がちぐはぐな印象になってしまっている。
映画なんだから、どんなにあり得ない展開でも良いし、ホラーなんだから残酷シーンはウェルカムなのだが上手くやれよ。いくらなんでも下手すぎる。
なら本作最大の恐怖はどこにあるかといえば、それはパンフレットの2ページを見てほしい。そこには
「グラインドハウス」から16年
えっ、もうそんなに経つの??
自分も含め多くの人がゾッとしたはずである。
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