「まことに遺憾ですwww」怪獣ヤロウ! ゲンザンさんの映画レビュー(感想・評価)
まことに遺憾ですwww
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ここ1年ほどでバキ童ことぐんぴいさんのファンになってYouTube動画を見ていたので主演映画となれば見ねばなるまい!とわざわざ100㎞以上離れた映画館まで車で出かけて見てきました。
映画自体は非常にオーソドックス。
主人公に無理難題がふっかけられて試行錯誤していい感じになりつつも大きな挫折を味わいそこから再起してクライマックスといった感じ、
妙な肉塊の幻影が浮かぶシーンが何回かあり、もしや超常現象を絡めた超展開があるのではと思いましたがあくまで主人公の心象風景のシンボルという解釈でよいのかなと。
YouTubeで今一番人気のあるお笑い芸人であるバキ童さんの主演作品ということで、「まことに遺憾です」「あ、ぼくバキバキ〇〇ですね」というミームが劇中に盛り込まれており、劇場でも笑いが起こってましたが、どうせならもうちょいどっかんどっかん笑えるシーンがあったらな、と思いました。
作中の敵役としては清水ミチコ演じる市長ということになるんですが「幼いころより伝統を死守する教育を受けたあまり嫌なヤツになったが、そこから逸脱したいがあまりご当地映画を作る気になった」という設定がいまいち活かされてない感じがしました。バキ童さんの中学時代のシーンがあるのなら、その対比として市長の幼少期のエピソードがすこしでもあればよかったのでは。
ネガティブなことばかり書きましたが、終盤のカタルシスはそれなりに気持ちよく、見て損したという気分にはならないと思います。
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