「【”伝統至上主義をぶっ潰せ!”ご当地映画作りがマサカノ怪獣映画になる様を岐阜県関市の名物の数々を織り交ぜて描いた怪作。尚、怪獣よりも厚化粧の清水ミチコさんの顔の方が余程怖いです。ホント、スイマセン。】」怪獣ヤロウ! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”伝統至上主義をぶっ潰せ!”ご当地映画作りがマサカノ怪獣映画になる様を岐阜県関市の名物の数々を織り交ぜて描いた怪作。尚、怪獣よりも厚化粧の清水ミチコさんの顔の方が余程怖いです。ホント、スイマセン。】
ー 岐阜県関市。隣県なので、良く近くのスーパーなどで関市の刃物が屋台でドドーンと売られている。又、昔一度しか行っていないが(愛知県は鰻の名産地なので、わざわざ行く必要がない。)今作でも頻繁に出て来た”うなぎの辻屋”は、流石に美味い。だが、関市の方には叱られそうだが、他に思い当たる所はない。
だが、今作を観ると名所、名産がそんなになくても、ご当地映画が作れる事が分かったよ。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・主役の市役所観光課職員山田を演じたぐんぴぃという方を始め、知らない俳優さんが多い。申し訳ない。だが、先週に観た「悪鬼のウイルス」に引き続き登場の、山田の中学時代の教師を演じた田中要次さんの登場に、ほっとする。
そして、元怪獣映画監督の本多英二(どー考えても、本多猪四郎がモデルであろう)を演じた麿赤兒さんの存在感は、圧倒的である。
・私は、ご当地映画や、ドラマは大切だと思っている。今作で関市市長(清水ミチコ)が言っているように、観光客が来るからである。
因みに、私が住む都市では近年、大河ドラマの舞台になった時には、イキナリ城が大幅改修され、城が立つ公演は立派になり、更に主人公の武将と深い関係にある寺は、一気に観光名所になり、驚いたモノである。
・今作は、ハッキリ言って手作り感は半端ない。だが、従来のご当地映画とは一線を画する斬新な内容は、面白かったものである。
まさか、山田が怪獣そのものになるとはねえ・・。クスクス。
<一番驚いた事。
どーせ、観客はオイラ一人か二人位だろうと思って劇場に行ったら、ナントお客さんが20人位居た事である。笑ってはいけない。オイラの居住区では、レイトショーなどお一人様になる事が多いのである。
ヤッパリ、隣県が舞台だから、お客さんが多かったのかな。これも映画の効果であろう。良い事である。>