「変わらなければいけない(5/26ネタバレ追記)」劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ うらさんの映画レビュー(感想・評価)
変わらなければいけない(5/26ネタバレ追記)
シーズン1から楽しみで観ていて、ついに3作目。ファンであるがゆえに上がりまくったハードルを、今回もきっちり超えました。さすがです。
シーズンを更新するごとに激しいムーブとなる甘利田先生、それだけでも楽しみなのに1〜3をきっちりまとめ上げてくれました。メッセージ性もより濃くなったかと。
思い返してみれば、最初はなんだかバカバカしくもクセのある激しさに目が離せなくなる、コミカルなだけのドラマでした。それが、様々な問題提起もやるようになって、深みが増してきました。今回の映画も笑いだけではなく、食を通して生き方や社会を、様々な角度から考えさせてくれます。
…でも、ということはもしかしてこれで…もしかしてもしかすると…今回の内容的にも…寂しくはなりますが、もしそうだとしても満足です。続編があってもガラッと変わっちゃうのかなあ…
こう思うのはやはり今までと違う点が多いのです。
・甘利田先生が転任しない。
・甘利田先生ではなくヒロインが去る。
・生徒と完全に打ち解ける。
・ババアとも気が合う。
・敵役のハゲが心が広く、割といい人。
・体制を変えることに成功する。
他にもあると思いますが、これまでのシリーズと逆をやっています。
これはこの映画が本当のファイナルだからなのか、もしかして今後の新たなフォーマットになるのか、ファンとしては気になっています。今後も甘利田先生は北海道で新たな生徒やヒロインと出会い、それがドラマになっていくのでしょうか?
大原優乃さんはいきなりドーンときれいに映りますね。アイドルあがりの女優さんですが、だからこそ自分の見せ方をちゃんと知っているのかな。今後も活躍して欲しいです。