「エロさ目的には勧められない。」ラ・メゾン 小説家と娼婦 kinako-catさんの映画レビュー(感想・評価)
エロさ目的には勧められない。
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職業に貴賤はないと言うけれど、最古の職業と言われる娼婦。
そこで働く女たちとお仕事内容について描いた作品なので、性交渉のシーンが多めながら、
あまりエロさは感じなかった。
まあ、元々既婚者との恋愛も、後腐れがないという敷居の低い女性みたいだから、
性を売る仕事に抵抗感がないため、妹が「姉が身体を売ったお金で家賃を負担してもらいたくない…」そんな言葉も響かないしね。
娼婦に対する世間や男性の評価も知りつつ、
同業者の女たちの背景や利用する男たちについて、
メモし続けるうちに、すっかりこの生活にハマってしまったよう。
男性が女性を従わせようと買うのに対して、当の女たちは男を従わせる感覚を楽しんですらいる。
真面目な利用者もいれば、暴力的な利用者もいる。
薬物使用者に薬物を強要され、摂取させられたり、ルールを守らない客に脅されたりもする。
エロさ目的で見てしまう男性は、耳が痛くて楽しめる作品ではないかも。
最後の男目線になりたくての男装が珍妙だった。
このシーンの言いたいことは何となくはわかるけど…
エマを演じる女優さん、27歳には見えなくって、立派なケツアゴにばかり目がいってしまったというのはナイショ。
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