「あんな手紙だけで追放されんの!(笑)」シャクラ Mt.ブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
あんな手紙だけで追放されんの!(笑)
前情報無しで観ましたが、せめて時代背景くらいは、把握しておくべきでした。
が、カンフー・アクション好きなら昔からの武侠映画だし、ストーリーも複雑ではないので問題なく観れるかと。
感想として、義侠云々言うてるわりに、散々世話になってるのに宋人じゃないというだけで、しかも、あんな手紙だけで犯人扱いし、追い出すとは!随分薄情な連中だよなと、誰も庇わないのか。今まで積み上げてきた信頼関係も無いのかと。
勿論、当時の大陸情勢や、民族間の確執云々等もあるかも知れませんが、それを踏まえても義理人情薄くない?
言葉悪いですが、登場人物が皆、浅慮過ぎて(少林寺の坊さん達も含めて)「もう少し考えて話しろよ」って。義父母が殺されてた時、坊さんが「親まで殺すとは」と叫ぶんですが、いやいや、どう見てもかなり時間が経過してたの分かるでしょ!(苦笑)思い込みで、喋んな!(笑)
まあ、連絡手段もろくにない時代ですから、うわさが広まれば殺人者が彷徨いていると受け止められるのかな?
陰謀の犠牲者であるドニー・イェンなのですが仲間に恵まれなかったとしか。
しかし、そこは、宇宙最強ドニー・イェン(笑)バッタバッタとなぎ倒す無双状態。
ラスト近くで父親助ける為にドニーの「降龍十八掌」食らって死ぬヒロイン。似たような技食らってもドニーは気功で助けたじゃん、自分の技は無理なのか?
カンフーアクション好きなら申し分ない映画ですが、続くの?
余談ですが、数年前に谷垣健治さんのコラムで、人気小説の映画化をやるかもって言ってて(あのコラム好きで、素で書いてるからか結構無茶振りするドニーに文句言ってて面白かった。雑誌の廃刊以降見なくなって残念)
これの事だったのかなと。