ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフのレビュー・感想・評価
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主人公ふたりの友情・愛情が強烈
イーサン・ホーク(ジェイク)とペドロ・パスカル(シルバ)が主演ということで
31分の短編ですが、楽しみに観ることにしました。
ジェイクとシルバが久しぶりにあって食事&Sexという流れは
予想していなくてちょっぴり驚いた一方で、
このふたりの関係性を垣間見る過去のシーン、
ワイン庫での乱痴気的騒ぎで、あーなるほどーと納得した次第です。
でも、女性が引くくらい愛しあっていましたね、ジェイクとシルバ。
でも、そんな二人でも仕事と家族に重きが置かれていながらも、
シルバはやはり友情(愛情)を大切にするところあたりは、グッときました。
そこは一貫しているのだけれど、、ジェイクは疑心暗鬼に陥っているんですよね。
そこは払拭されないままだったかなと。
たった31分でもギュッと濃縮された作品であったと思います。
宮崎でも上映してくれて感謝します→宮崎キネマ館さん!
プッ! ふはははは!!
何コレ? 痴話喧嘩から撃ち合いの挙句、二人の安住の地、牧場に辿り着いたってか。アルモドバル初体験でしたが、相当人を喰ってますね。阿呆っぽいグリーンのジャケットとかも。
31分って、流石に一律1000円でしたが・・それっぽいエンディング曲にも笑いがこみ上げますけど、エンドクレジットの尺を本編に回したら?
牧場でリスタートしようぜ、相棒
前々からずっと気になっていたので、終映も近いことを知り鑑賞することにした。
LGBTQを題材にした作品とは伺っていたが、言わなければ寧ろ分からないぐらいの内容。有料のパンフレットを見て改めて事の顛末がわかった。
序盤にしか登場しないカウボーイはまさかのシンガー役という名前無いのかよというツッコミからスタートしてからの、昔は雇われガンマンだったが今は牧場主としてひっそり生活をしているシルバがガンマンのときに知り合って互いに愛し合い未来を約束しあった現保安官のジェイクと25年ぶりの再会を果たす。
再会を果たした翌朝、俺のパンツがないとなりジェイクに下着を借りる形で着替え始めるのだが、もうこの時点で二人が好意に及んでいたのは後の回想シーンで出てくるのだが、元々は愛し合う関係だったが同性ということもあり、かつ時代は1910年とも考えたら、同性愛は寛大ではなかった時代。好きであれど離れざるを得なくなり、後にシルバは息子ジョーを授かりジェイクへの想いを断ち切るつもりだったはず。
しかし、一度情が芽生えた関係だから何としてでも二人になれる方法を模索した結果が、シルバが牧場主となり、そこにジェイクを呼び、二人で協力し合いながら、牧場を経営することだった。
だから、ジョーを逃した際にシルバはジェイクに致命傷にならぬように計算しながら銃を撃った。
愛をもう一度取り戻したかったのだろう。ラストのジェイクがシルバの思いを知り、窓から眺める柵の中で優雅に走る馬達の姿を見ているべき場所はきっとここでは?と感じたところでエンドロール。短い尺ながら、伏線の回収も出来ているので凄くよく出来た印象を受けた!
ブロークバック・マウンテンへのアンサー
アルモドバルのインタビューを読んだら、《ブロークバック・マウンテン》の監督のオファーが初めにきたのが、アルモドバルとガス・ヴァン・サントだったという。もしアルモドバルが《ブロークバッグ・マウンテン》を監督していたら本作みたいにコテコテな恋愛作品になっただろうなと思いました。私は《ブロークバック・マウンテン》今でも涙が出るくらい大好きです。
25年振りに再会してセックスし傷を負わせた相手を介抱する。身体を使った肌と肌とのぶつかり合いが、愛にも憎しみにも執着にも変化する。スマホアプリを使ったスマートな恋愛とは真逆です。そもそもスマートには愛はないですね。キッチュな中に愛がある。こってりアルモドバルは健在でした。
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