「ゆったりしっとりやわらかい」来し方 行く末 コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆったりしっとりやわらかい
新宿武蔵野館で観た時は、ゆったりした雰囲気は好きなのに、エピソード量の割に主人公のウェンシャンが物静かすぎてイマイチ入ってこず。
でも好きな映画のはずだから、ちゃんと観たくて2回目。
故人との関係の長さ深さは人それぞれで、想いもそれぞれ。
接した人の視点で良くも見えるし悪くも見えるから、内容に納得いかないのも分からないではない。
一度観ているから、今回はそれぞれのエピソードがすんなり入ってきた。
感情があまり出ないウェンシャンがファンさんのお葬式で想いが溢れてしまうシーンは良かった。
そしてファンさんへの弔辞が沁みた。
原題のとおり、彼のまわり道は決して無駄ではないし、パソコンに向かう表情は晴れやかだった。
だけどやっぱりシャオインとの関係は分からなかった。そもそも生きてる人なのか?はたまたウェンシャンの心が具現化したものなのか?
おそらく彼女には見えてなかったような。
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