小学校 それは小さな社会のレビュー・感想・評価
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まこちゃんの2+9のカードがない!
すっかり大人になってしまったわが子らの小学校入学時を思い出して初っ端からじんわり。ピカピカの1年生と6年生を並べて、6年間で日本人として「できあがって」いくのもすごいが、生物としての細胞分裂度合いにも単純に驚く。
教室での黙食や修学旅行で全員前を向いた御膳の配置などコロナ禍で学校は大変だったとは思うのだが、若い先生たちの規律に向けての力の入りっぷりを観ていると、戦前の軍国主義教育への反省を國學院の教授が講演しているほどなので、やはり下駄箱の上履き並べ方チェックとか、なんでそんなことまでやるのか?と思う。J・K・シモンズじゃないんだから、シンバルできないあやねちゃんを泣くまで責めんでも…。
教育水準が高いと言われるフィンランドで本作が拡大公開されるほど日本の教育は(いろんな意味で)興味深いのかもしれないが、「日本人の作り方」という英副題になるほどと思いつつ、小学校の頃はまじめに教師の言うことをよく聞いていた自分がいつから捻くれた人間になったのかと考えると、日本人を作り出す社会の空気が初等教育の現場に滲み出ているという気もする。
とはいえ、ナチュラルな子どもらの姿を99分間眺めるだけで2024年末に微笑ましい気持ちにもなったのはたしか。
とても作為的な作品
ドキュメンタリー「ある小学校の一年間~コロナ禍編~」
世田谷区のとある小学校の1年間を映した作品。
ただ、時期的にコロナ禍という要素が多分に混合している点にはご留意。“コロナ禍の”小学校のドキュメンタリー、という感じ。
意図してこの期間を選んだのかたまたま時期が被ってしまった形なのか分からないが、これはこれでとても貴重な記録映像だと思う。コロナ禍が実際にどう子どもたちに影響しているか、何を犠牲にさせられているかというのを映像として見ることができる。まさに百聞は一見に如かずだなと思う。
余計な演出等はなく、ただ小学校の1年間が順々に、色々と映っていく。99分の中に1年を詰め込んでいるから、余すところは実際沢山あるんだろうけど、観た側の感想としてはそれでも結構余すことなく詰め込まれていた感じがした。一つ一つの尺も丁度よかった。せっかくなのでもう20分くらい長尺で観てみたかった気もするけど、これくらいで丁度よかった感じもする。
「なるほど、そこを叱るのか」とか、「そこまでするか」とか、個人的にも色々感じながら鑑賞した。本作を観て何に驚いたり、感動したり、問題を感じたりするかは千差万別だと思う。
本作のような実態を忠実にとらえて広く提供する存在がなければそもそも俎上に上がる機会もない訳で、記録映像としても、広い議論や関心を喚起する一歩目という意味でも、貴重な作品だと思う。生の学校を撮って映画として公開するというのは相当にハードルの高いことだったんじゃなかろうかと思うので、制作者の方々は勿論、何より作品の成立のために自らが映ることを引き受けてくれた先生や生徒さんには感謝したいし、敬意を表したい。
集団心理
ポスターに書かれている、
THE MAKING OF A JAPANESE
この言葉に強く惹かれ、鑑賞。
『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』や『スキャンダル』で賞を取った特殊メイクのカズ・ヒロさんが言ってたこと…
日本人は日本人ということに拘りすぎて、個人のアイデンティティが確立していない。
大事なのは個人として、どんな存在なのか何をやっているのかということ。
日本人は集団意識が強く、その中で当てはまるように生きている。
周囲の目を気にして、その理由で行動する人が多いことが問題。
日本は威圧されている。どう受け入れられているか、どう見られているか、全部周りの目。
自分の人生であり、周りの人の為に生きているのではない。当てはまろう、じゃなく、どう生きるかが大事。
心が痛いですが、かなり的を射ていると思う。
この作中で少しだけ触れられますが“日本は軍事教育をした国”だと、
そして“世界に誇るべき協調性の高さ”があると、
ただイジメを生む可能性があり“諸刃の剣”だと。
その日本人の集団心理をエグるような尖った内容を期待したけど、普通に小学校に密着したハートフルな内容でした。
でも、面白かった。
小学校
舞台になってる小学校は少し仕事でご縁があり、映画になってると知人に聞いて、へーそうなんだーと見に行きました。
コロナ禍の公立小学校の約1年を描いたもの。
ドキュメンタリーで、日常を映しているのでストーリー性はあまりない。
厳密に言ったら、小さな社会は幼稚園や保育園が先にあるわけですが、責任や役割をより感じながら素直に吸収して成長していくのは小学校なのでしょうね。だから大事な時期なのだと感じます。
実際はもっと友達同士のケンカやトラブルなども沢山あるだろうし、ほんの一部しかわかりませんが、多分、平均的…な日本の小学校の様子がよくわかりました。先生たちは本当に大変だーといつも思います。卒業式辺りの場面はちょっと涙出ました。
日本人になっていく…なるほど。
規律や集団生活を学び、日本の大人になっていく。下駄箱で上履きが揃ってるかチェックするところは、そんなとこも見るのかーと少し違和感を覚えましたが、そんな日々の習慣の積み重ね。
なかなか普段見ないタイプの映画を見れました。
鑑賞後、様々なことを考えてしまいました。
ドキュメンタリーとしてとても面白かったです。
一般的な公立小学校の数人の児童・先生をピックアップしながら一年間をカメラを通して見つめてゆくスタイル。
児童も先生もとても自然で、かといってカメラを無いものとするわけでもなく。
カメラも動きを見せるわけでもなく、淡々と撮る、みつめる。
私自身も映画の内容とほぼ変わらない小学生時代を過ごし、自分の子どもを通して小学校とかかわった経験から歩んできた道をもう一度客観的になぞる。
そうすると視えてくるものもあり、小学校教育とは何なのだろうかと、はたしてどこまでが教育でどこからが理想でどこからが抑圧なのだろうかと。
大人の「こういうものだろう」は子どもには通じない。
大人になって振り返ったときに気づけばいいと私も思うこともあります。
しかし今、瞬間、考えることを促されずに指導される子どもたちの協調性とはどこに向かうのか。
日本がとても特殊な小学校スタイルであるがゆえに海外ではとても高評価の作品と伺いました。
掃除、配膳、お当番や委員、運動会に宿泊行事。
いつか社会に出てゆく人間として必要な経験値のファーストステップがここにあるのかもしれない。
1年生の初々しい可愛らしい入学式からの1年間。
びっくりするほど顔つきが変わりしっかり2年生のお顔になっていました。
カメラに映っていないところでも彼らは様々なことを経験し心も頭も体もフル回転だったのだろうと。
先生がたも様々に悩み苦しみ楽しみながら成長されてゆくはずですが、小学校教師の体調不良による離職がとても多い昨今の現状を垣間見せてもらえました。
対しているのが生の人間と言うことだけでも神経を擦り減らすであろうのに、仕事量の多さがまじめで真剣な先生ほど追い詰められてゆくように思えました。
作品に登場している先生方のだれよりも長生きをしている私からすると、その目線から一段おりて様々なものを見渡すと見えないものも見えてくるかもしれないよと感じてしまいました。
冒頭にも書きましたが、ドキュメンタリーとしては良い作品。
ただ、海外の評価と日本の評価では少し違いが出るのではないかとも感じます。
あまりにも日常すぎて。
鑑賞は劇場でなくても十分に良さを味わえると思います。
1年間の成長
2021年4月、コロナ禍の中、入学したばかりの1年生は手の挙げ方、名前を呼ばれた時の返事の仕方、箒の使い方、廊下の歩き方、掃除や給食当番など、集団生活の一員としての規律と秩序について初めて学ぶことになる。そんな1年生を6年生が手助けし、わずか5学年違いなのだが、その5年の間に自覚を持ち、6年生にふさわしい行動をとるようになる。そのような、1年生、6年生、そしてコロナ禍で行事の実施に悩む教師たちのドキュメンタリー。1年経ち、2年生になった元1年生は新入生のための音楽演奏をし、次の1年生を迎える、という話。
東京の公立小学校で150日、のべ4000時間にわたる長期取材を実施したようで、どう編集しようか悩んだ事だろう。変わり映えしないシーンが続いたりして、ちょっとウトウトしてしまった。小学校1年生って小学校では1番下だけど、その前は幼稚園だったり保育所の1番上で、下の子の世話したりしてたはずなのに、やはりレベルの違いがあるのだろう。急に何も出来なくなるのはルールが違うというか、ちゃんとした社会ルールを教えられるという事なのかも。
そして1年経つと今度は下の子(新1年生)のために歓迎の演奏を披露出来るようになる。充実した1年なんだと思う。
今まで自分の経験してきた事だし、それくらいしか思わなかったが、これを海外の人が観たら日本式教育について何か思う事があるんだろう。そういった外国の人の感想を聴いてみたい。
日本人はいつ日本人になるのか?
国際スポーツ大会で日本の観戦者が片付けをして帰ることに対し、"称賛"したり、"掃除のプロの仕事を奪うと批判"する話がある。
観戦者はただ自分の身の回りの事をしただけなのだと思う。小学生の時、教室を自分達で掃除したのと同じように。
キレイな場所を得ることが目的ではないことは、児童が帰った教室の机を先生が整えて回るシーンが現していると思う。
縄跳びを上手く跳べない子が、自分で練習し運動会でやりきった後の笑顔。
演奏の練習不足を叱責され、悔し涙を流す子。その子が本番の演奏でやりきれたあと、嬉しさで駆けだす。
取材する中には一生懸命やって、上手くいかなかった子もいただろうけど、ストーリーは上手くできた子を主にしている。
でも、監督は「小学校が、ルールを守り努力すれば成功することを教える場だ」とだけ言いたいのではないのだろう。
それは、卒業式の練習でお手本をみせる先生を可笑しく笑った子供たちに、「先生は気持ちを込めて"ハイ!"と言った。一生懸命やっている人を笑うのは間違っている」と諭すシーンを残した事からもわかる。
自分が言いたいことをナレーションに頼らず、編集で語る監督の手腕に拍手です。
撮影手法・編集は丁寧だが内容は平凡
複数のカメラを配置しての撮影、ほとんどの子どもたちがカメラを意識しないまでの溶け込み方、そうやって撮られたものをまとめる技術など、とても丁寧・端正ですばらしい作品だと思いました。
ただ、内容としては、ある小学校を1年間撮り続けたら、こうなるだろうなぁ…という域を出ないものでした。もちろん、どんな普通の子どもたちであれ、何か心を動かすものはある、だからそれなりに感動する映画にはなっている。
ただ、タイトルである「それは小さな社会」というのは「日本社会の縮図」という意味であるとしたら、それは全く描けてなかったと思います。
小学校が「小さな社会」であるのは当たり前で、監督がそういうことではなく、そこに日本社会の縮図が見えるという意味でこのタイトルをつけたのであれば、例えば子ども社会におけるもっと深い人間関係…友情とかの正の感情だけでなく、怒りや嫉妬、いじめといったものがもしかしたら存在したかもしれないし、それこそが社会の縮図だったのではないでしょうか。
先に書いたように、普通の小学校に1年間密着取材したことで典型的な日本の小学校の姿を可視化することができた、それは日本の教育の在り方を見つめ直すのにも役立つだろうし、外国人から見たら非常に興味深い映像かもしれない。そういう意義のある映画だとは思います。
それでも…同じく学校の定点観測的な映画で言えば、やはり「14歳の栞」という傑作ドキュメンタリーには全く及ばない。今回の映画で感動したという人は是非、「14歳の栞」を見てほしい(ネット配信は永遠にされないので、映画館で見るしかない映画です)。
こちらは中学生たちのわずか数カ月に密着しただけですが、奇跡としか言えないような瞬間が切り取られ、子どもたちの本音(と思われるもの)が語られ、切なく収束するドキュメンタリーです。
この映画と比較してしまうと、「小学校 それは小さな社会」は、あくまで「観察映画」に過ぎないと思えてしまうのです。大変申し訳ないですが。
日本人の小学生って・・・愛らしい!!
レビュー内にも指摘ありますが、個々の先生の、やや厳しめの指導方針や、できていない子への叱咤に対して、批判的なコメントが散見されますが・・・自分はむしろ、それらが子供たちにどう受け止められたのかがポイントではないかと思います。そしてその受け止められ方を左右するのが、先生の生徒さんに対する愛情なのだと思います。その意味では、本編に登場する先生方には、生徒さんへの愛情があふれていて、生徒さんがそれに応える姿が生き生きと描かれていました。単に、給食のすばらしさ、生徒が教室を掃除することの意義をアピールする動画は多々目にしましたが、ここまで先生と生徒の心的交流を見事に活写したドキュメンタリーは初めてでした。そして、日本の小学生って、みんな抱きしめたくなる位愛らしいっ!!と思ってしまいました・・・
涙がでました
涙がとまりませんでした。
仏教では仏性は万人にあると説かれているが、それを証明する映画だと思う。
人は、大人になるにつれて悪縁に接することが増え、もともとある仏性がだんだん埋没してしまうのだろう。
でも、仏性は消滅するようなものではない、本来備わっているものだから。
万人成仏、だれでも仏になれる。仏とは超越した存在ではなく、普遍的な存在で、釈尊のような生き方ができるということだろう。
人はよく勘違いをする。仏になると楽な暮らしができると思ってしまうのだ。でも釈尊の人生を振り返ってみれば、それは苦労の連続であり、決して楽な暮らしではなかった。
ただ、どんな苦労にもめげることなく、悠々と人生を生き切ったということ。私たちも同じような人生を歩むことができるということが、万人成仏ということだと思う。
小学校のときは、自分の仏性と向きあい、育む時代といえるのではないだろうか。
長い人生のなかには、さまざまなことがあり、理不尽なことも多い。でも、小学生のころに学んだことは、それらに飲み込まれることなく、すばらしい、満足できる人生を歩むための礎になるのだろうと思う。
教育の難しさを痛感させられました🙂
小学校って、子供が成長する上で本当に大切な場所なんだと再認識。教育の難しさを痛感させられるのと同時に、教師の皆さまのご苦労頑張りには、心から感謝感謝です😌
にしても、憎むべきはコロナ禍😵
マスクをしながら体育の授業を受けてる子供達に涙がでました。もっと早く5類にしてあげたかった。
どこから観るかで見え方が異なる作品
受け付けないところがある
観始めてしばらくは「感情の表出がないな」と思うの。
児童がなにかやらかしても怒る(おこる)でも怒る(いかる)でもなく淡々と『それはいけないことだよ』とやるのね。
「こう育てられたら、就職して怒鳴られたら『パワハラだ!』って言うな」と思ったな。
観続けてると怒るシーンもあって、それは、まあ、良かったな。
観ていて一番思ったのは「教育って気持ち悪い」だったの。
何が気持ち悪いかというとね、先生たちが「自分たちは指導・育成ができる」と思い込んでるところなんだよね。
算数や音楽の技能の指導・育成はできると思うよ。そうじゃなくて「人間として生きていくために必要なこと」みたいなものの指導ができると思ってるの。
これはね、できないと思う。先生たちが上からいくんじゃなくて、悩みながらドーンとぶつかっていったらね、児童も「色んな人がいるなあ」という感じで何かを学ぶ気がすんのね。
でも「人生において大切なことはこれである」みたいな感じで教えるのはね、難しいよね。釈迦牟尼とか連れてこいよ。
林間学校なのか修学旅行なのかで、脱いだ靴を揃えさせるのを、真剣に考えてるのね。「どうやったら自発的に靴を揃えてくれるのか」みたいな。
こういうことを真剣にやってる人はいるね、大人でも。
そして僕は別に靴が散らかっていても気にしない派。そこに人生における大切なことがあるとは思ってないから。
音楽会のところでシンバルの子を激詰めするけど、あれはなんか意味あるのかな。
その前にオーディションで選ぶのも意味があるのか分かんないけど。
「ここを乗り越えて大きくなった」って感じにしたいんだと思うけど、越えなくても良いハードルをわざと作って越えさせてもさあ。中高で部活を真剣にやったら、そういうハードルにぶつかるしね。
そして、先生たちは泣く。なんか一年が終わって感極まって泣くんだよね。それが「美しい」みたいになってんだけど。まあ、泣きたいなら泣けばいいけど、それほどのことはやってない気がしたな。
僕は小学校高学年のときに先生の言うことを真剣に聞かない子供だったんだけど、この映画を観て理由が分かった。「人生とは」みたいに答えがないものに対して、先生たちは「これが正解だ」ってやってんだよ。釈迦牟尼が言うなら聞くよ、悟り開いてるし。でも先生だよ、教員試験に受かっただけだよね。「正解は分からん。これを押し付けるのは間違ってるかもしれん。でも、自分が教えられるのはこれしかないんだ」ってやってきたらね、こっちも真剣勝負で話を聞いたかもね。
と、いろいろ言ってみたけど「教育は自身のコピーを作る活動」という説もあるから、これしょうがないんだよね。
かつてみたいに未熟な教師が怒って叩いても「まあ、手がかかりますしね」で許される時代ではなくなったから、先生たち大変だなと思いました。
自分のルーツもここにあるのだろうな
靴箱の整頓や掃除なんかは見ていて気持ちが良かったですね。
ああ、日本人だ!って。
子どもたちの中でも自発的に思いやりの行動がとれる子がいるのが、教育とは関係なく素敵だった。
だけど先生の中に、児童を受け入れてヨシヨシしてくれる方もいたけど、結構圧が強くて子どもの(できない)行動に対し責めるようなシーンが多かったのがちょっと萎縮させるようで気になりました。
でも、教えの場として素晴らしい仕組みではありますね。
「型破りな教室」から流れて観に来ました
場面を盛り上げるBGMも、感情を揺さぶるナレーションも一切ない
新小学1年生と新小学6年生(と先生)のおのおの数人にスポットが当たるが
100分間ただただ彼ら彼女らをカメラが1年間追い続けているドキュメンタリー
でも、それがとてもいい効果として生きている
シンバルが上手く叩けない女の子にも
縄跳びが超絶苦手な放送部員くんにも
子供たちに厳しく指導する事に苦しみ続けていた先生にも
余計な解説ナレーションもBGMも無い事で純粋に感情が揺さぶられる
そして、どうして彼ら彼女らの1年通じての成長シーンに
こんなにも涙があふれて止まらないのは何故なんだろう
画面からあふれる皆の「純粋さ」がとっても愛おしかった
また視点は違うが
コロナのために如何に子供たちの貴重な時間が窮屈なものにあったか
取り返しがつかない、思い出や経験の喪失になったか
その中で先生方がどうやって子供たちのために出来ることに一生けんめいだったか
そんなことも一緒に考え気づかされるいい映画でした
これはこれで良い制度。
楽観か悲観か
良いも悪いもある6年
当たり前だと思っていたこと
係を決めて責任を持ってやり遂げる
自分たちが使う場所は自分たちで掃除すること
当たり前だと思ってた
良い部分もたくさんあるし、少し変えた方がいいなと思うこともあったり
考え方がそれぞれ違っても子供たちを思う先生方の情熱がよく伝わってきた
真面目そうな子が2+9のさんすうカードをなくしてしまって悲しくなって泣いたのは自分みたいだったし
出来る出来る!やりたい!って言ってできなくて叱られるのは、うちの娘みたいで抱きしめたかった
コロナ禍で黙食を強いられ、楽しみにしていた行事もなくなったり縮小したり
顔の表情も読み取りにくく、大変でしたね、子供たちも先生も
監督のご両親がイギリス人と日本人で、日本で育ち、ニューヨークの大学で学び、他国との違いを知り、それでもやはり我が子を日本の学校に通わせたいと思うというインタビュー記事を読んで、この作品を見て、監督の情熱も伝わってきました
映画としてもとても面白かった
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