「レッツ・ダンス」ARGYLLE アーガイル ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
レッツ・ダンス
予告編で、デビッド・ボウイの「レッツ・ダンス」で踊っているシーンが流れていたので、それが観たくて映画館に行ったのに…。全然違う曲だった…。マシュー・ヴォーン監督のテンポとセンスは好きだし、映画自体はおもしろく観たけど、騙された感が拭えない。くすん、釣りはやめて欲しい。
ブライス・ダラス・ハワードはかわいいが、5年作家をやっているうちにお肉が付いた、という設定なのだろうか。5年も厳しい訓練から離れていて、急にあんなにハードに動けるのだろうか。ちょっと都合良すぎるかなー。サム・ロックウェルも50歳を過ぎているので、スパイにしては歳を取ってるかも。アクションできてはいたんだけど、でーもーなー。もう少し若い俳優をキャスティングできなかったのかね。
フィギュアスケートのシーンは笑えた。氷ではなくて油だし、一枚刃だし、つま先にギザギザもないのに、ジャンプは無理だろ、と内心ツッコミ入れてたけど。でも、滑走姿勢やスピンがきれいだったので、シーンとしては絵になっていた。ぽっちゃりさんが滑っているのを見てたら、なんか既視感があり、しばらく考えてて思い出した。アメリカの女子シングルで、レイチェル・フラットという選手のことを。黄色の衣装だったこともあったし、奇しくも名前も同じレイチェル。学業に専念すると言って、割と早く引退したが、まあまあの成績は残したかな。おっと、まったく本筋と関係ない話になってしまった。スケートで殺陣という、新しい試みは面白いので、誰かアイスショーで実現して欲しい!(安全第一で)
カラフルな煙幕のところは、Mr.&Mrs.スミスのパロディ? 気付かないだけで、ミッション・インポッシブルや、ジェイソン・ボーンとかも入ってそう。キングスマンに比べると毒がないし、敵役もアクが強くない。主人公もほんわかしてるし、とにかく猫がかわいい。