配信開始日 2023年10月13日

「またまた大好きな映画が一つ増えました!」眠りの地 梶清智志さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5またまた大好きな映画が一つ増えました!

2025年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

幸せ

合同会社everfreeの代表、梶清智志です。
今回はまたまた大好きな映画が一つ増えたので、それについて書いていきたいと思います。

「眠りの地(The Burial)」

開始早々、静かに、しかし確実に引きずり込まれていき、気づいたら一気に見終わっている感覚でした。

1990年代の米国南部であった実話が元になった物語。

物語は、小さな葬儀会社を営むジェレマイア・オキーフ(トミー・リー・ジョーンズ)が、大手企業との契約をめぐって訴訟を起こすところからスタート。
オキーフが雇った弁護士、ウィリー・ゲイリー(ジェイミー・フォックス)は黒人で、派手なパフォーマンスを武器にするカリスマ的な弁護士。
この二人の様々な場面での掛け合いが、ユーモア、感動を生んでいき、二人がバディシップを組んでいく様子が本当に素敵です。

個人的なこの映画の魅力は、法廷劇の緊張感と、人間の誠実さが交差する瞬間にあると思っています。
巧みな戦略とスピーチで相手を追い詰めるゲイリーの姿は痛快ですが、単なる「勝利の物語」なわけではなく、法廷の外では、人種差別や社会問題がくっきりと浮かび上がり、そこに生きる人々の感情をなども描かれていて、いろんなことを感じさせられる映画です。

特に、ジェイミー・フォックスの演技は凄くて、彼のウィリー・ゲイリーはただの法廷のパフォーマーではなく、勝つことへの執念や正義を貫く覚悟が伝わってきて、ものすごくかっこいいです。
トミー・リー・ジョーンズ演じるオキーフの寡黙な誠実さと対局にあって、二人の関係性が最後まで目が離せない面白さの一つです。

そして、終盤の裁判シーンは圧巻!
これは、ぜひ観てみて欲しいです。観ると感じるものがあるはず。

『眠りの地』は、単なる法廷ドラマではなく本当にいろんなことを考えさせられます。
アメリカのドラマ「suits」も僕は大好きなので、そもそも法廷もの好きだし、実話に基づくストーリーが大好きなので、余計にこの映画が大好きになりました。

最後に、個人的に生きていく上で活かせる教訓になるなと思ったことが3つあります。それは、

①最後の最後の最後まで諦めない
②健全に仕事をする
③やったことが返ってくる (目の前の人を喜ばせる)

です。

これらを教訓に、経営者としてより一層事業に邁進します。

梶清智志