「手抜きのようなユニークな絵」リンダはチキンがたべたい! りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
手抜きのようなユニークな絵
小学生の女の子リンダは母と郊外の公営団地で暮らしていた。ある日、母の指輪が無くなり、リンダが疑われ母に叱られてしまった。しかし、指輪は飼っているネコが原因だとわかり、母はリンダに謝り、お詫びに何か欲しいものはないかと聞いた。すると、リンダは、亡き父の得意料理だったパプリカ・チキンが食べたいと言った。しかしその日はフランス中がストライキで、どの店も休業していたため、チキンを買うことが出来なかった。仕方なしに卵の販売所から生きた鶏を連れ帰ろうとしたが、鶏が逃げ出し、警察官、トラックの運転手、母の姉、団地の仲間たちを巻き込み大騒動となった。リンダはパプリカチキンを食べる事が出来るのか、という話。
手抜きのような人物を単色で描くユニークな絵に驚いた。ストーリー的には逃亡した鶏を巡ってのドタバタ騒動であり、コメディなんだろうが、ユニークな絵が気になりストーリーに入り込めなかった。それと、全体を通して、倫理観の無い行動が多く、問題だと思う。
そんなドタバタコメディの中にも2組の恋愛を絡めてくる所がフランスだなぁ、という感想。
とにかく変わった絵なので、一度経験しても良いとは思うが、自分勝手で自己中、人の迷惑お構いなしと、教育上良くないシーンの連続なので、子供向けにはおすすめ出来ない。
コメントする