「一見ふんわり。実はフランス人らしいスパイスの効いた映画」リンダはチキンがたべたい! 濁河さかなさんの映画レビュー(感想・評価)
一見ふんわり。実はフランス人らしいスパイスの効いた映画
事前情報無しで見たので、お料理アニメなのかなと思いきや、良くも悪くも裏切られました。一見ふんわりした見た目の映画ですが、フランス人らしいシニカルな目線で現代社会を映し出す内容でした。フランス映画を見るたびに「自我が強いよな彼ら」と思うのですが、この映画の主人公リンダも行動原理が「チキンが食べたい」で、目的のためには手段は選ばず、まさにフランス人でした。ラジ・リの「レ・ミゼラブル」に出てくるまんまの雑居アパートメントの人々、サッカーで繋がる多様人種の悪ガキたちが警察を追い詰めるシーン、さらにここでは飼い犬ちゃんまで自我が強い。すぐに恋に落ちる大人たち。さような現代フランスをシニカルに、かつほのぼのと描いた視点には感心させられました。
映画館ではパプリカチキンのレシピを配っていたので、早速夜にチャレンジしました。腕のせいかレシピのせいか、もっさりした味に仕上がり、オリーブを刻んで入れたほうが良かったなと反省しました。みなさんもパプリカチキンを作る際は自分なりの工夫を加えてみてください!
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ひろちゃんのカレシさんのコメント
2024年4月17日
こんばんは。コメントありがとうございました。
恥ずかしながら、山田くんがかのスタジオ制作とは存じませんでした。
( ̄O ̄;)
また、仰る通り、エゴのぶつけ合いもフレンチあるあるで忘れちゃいけない要素ですね。