「目にした光景 耳にした音楽 心にした思いは永遠に」ロボット・ドリームズ サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
目にした光景 耳にした音楽 心にした思いは永遠に
2024年劇場鑑賞94本目 傑作 79点
傑作でしたね〜〜
言葉がないアニメーションということで、公開前から話題にはなっていたが、どこか懸念してスルーするつもりがあまりにも大きな反響を生み、今レビューを書いているのが鑑賞1年後だが、新宿武蔵野館で最近上映1年を迎える超ロングラン作品になった
2024年11/8に初日を迎え、そのまま2025年に突入し春を超え夏も迎え、8月に一旦上映終了も9月に再開、そして2025年11月にまたも再開と、あの老舗新宿武蔵野館でこれだから凄まじい
作品について今更何を言っても既存で溢れているが、これは友達でも親友でも恋人でもあり、それはジェンダーをも超越する、文字通りの出会いの高揚感と幸福感、別れの喪失感と悲壮感、その他全てを言葉がなくても誰しもの心にギュッと突き刺さる名作なのだ
名シーン、名演出の数々だが、やはり多くの方が一番印象的であろうラストの、"ラストダンス"で心かわし心踊り、あの頃の記憶や匂いや光景を走馬灯の様にフラッシュバックする音楽の力と、会うわけでも手を振るわけでも目を合わせるわけでもなく、今もここにい続けているよと微かに匂わす具合がなんとも染みるよ
今作が世界中で支持されていることや、邦画でも大概同ジャンルはこういう風に落ち着くのを思うと、地球上の人類は何年経ってもどんな人種であっても人間していれば同じ境地同じ境遇を経て夢に生きて夢から覚めるんですね
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