「誰にでも起こりうることをドラマティックに描いている」ロボット・ドリームズ アボカドかゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)
誰にでも起こりうることをドラマティックに描いている
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孤独に過ごすドッグは通販で買った友達ロボットを家に迎える。
二人は楽しい時を過ごすが、ある時故障したロボを置いていかなくてはならない状況になり、二人は約一年離れ離れになり、やがてそれぞれの道を歩んでいくことになる。
緩い絵柄なので基本的に楽しく観れるがつらいシーンはある意味、よりつらく印象付けられるかもしれない。ロボの足がもがれ、首がもげた時に観客が息をのみ鼻をすする音が聞こえた。優しい人との出会いもあればそんなにも公共機関の助けが得られないのかと理不尽におもうシーンもある。(何かの暗喩なのだろうか?)
戦争や病気で生き別れたわけでもなく、誰にでも起きている出会いと別れの話なのだがすごくドラマティックな人生を見た感じで映画館を後にした。
台詞のないアニメだが、ダックとの価値観の違いやアライグマのフレンドリーさが小物や演出で感じられるのが凄い。ドッグがしっぽ振るのとロボの口笛がかわいい。
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