ザ・カンファレンス

　日本語吹き替え版で観るよりも字幕付きオリジナル音声（スウェーデン語）のほうが没入感がある。いちいちカメラワークが芸術的でセンスの良さを感じる。しかも、殺人鬼がいなくても成り立ちそうな興味深いストーリー。個人的に登場するウイスキー「WHITE HORSE(ホワイトホース) 」は好き。
　殺す（殺される）シーンをしっかり描いていて生々しい。一撃で死なないところがリアル。
　格調高いBGMと映像の美しさが印象に残る。

　よくある仮面殺人鬼もの。とくに目新しいものはなく普通だった。途中から「これはコメディ映画だ」と思い込み鑑賞。

　面白かったギャグは下記3点。
　1つめは、老夫婦が反撃すること。
　弱そうな老夫婦が犯人に反撃するのは予想できずに新鮮。犯人に殴りかかるじいさんも、じいさん助けに戻るばあさんもカッコいい。
　2つめは、男の頭がパカーンと割れるとこ。
　頭剥がれそうでめっちゃ痛そう...最後に頭剥がされて死亡するのは外道に相応しい散り方だった。
　3つめは、最後のスコップで首斬るとこ。
　スコップであんなスパーンと首斬れるのはありえんw
　刀でも一撃で斬るの難しいって聞いたことあるぞ...。まあトドメとしては気持ちいしギャグ映画だから有りかw

話がどう転んで行くのか最初は全く分からず、
とにかくムカつく奴がいっぱいいるなと思ってたら、
みんなとんでもないことになって行く。

途中もっとやれ！と思っていたけど、やり過ぎじゃね？
エグ過ぎる！になって、
最後はこのキャラクターに
なんだか肩入れしちゃってる不思議な映画でした。

あまりスプラッター映画とか見ないので、
後半は「ぐぇーっ！」と叫びながら
目を細めながらじゃないと観れませんでした。

死に様が皆一様にして素晴らしかったです。

Netflixで話題になってた作品です。
研修（リゾート地？）に出掛けた面々が殺人鬼に襲われるというありがちな設定の話ですが、お国柄ですかね？ハリウッドで作られるスラッシャーものとは全く違いました。
オチャラケた軽さは、あまり見られず、殺人鬼の動機も明確に示されている。そのうえ、殺人鬼に超人的な力がなく、ある意味、リアルな作りになってました。（やってることはエンタメ向きのショー的な殺害方法でしたが）

思ったより、作りがしっかりしていて楽しませてもらいました。
ただね・・・あくまで好みの問題なんですが、やっぱり被害者は若者（バカ者）の方が、このての作品は楽しめるかな。
おじさん、おばさんが逃げ回って、騒いでいても・・・ファンの人、ごめんなさい。