恐解釈 花咲か爺さんのレビュー・感想・評価
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子供には見せたくない「花咲か爺さん」。
やってくれます、エクストリーム! あの「花咲か爺さん」から、こんなホラーを作るなんて。 主役の女優さんが好みで良かったって、それだけですね。今後が楽しみな女優さんです。 何しろ、破綻したストーリー展開! 不条理が当たり前のホラーですが、あのオヤジにはイライラが抑えられない。ジコチューにもホトがあるって、耳元で叫んでやりたいほどの不快感しかなかった。まぁ、それだけ演技が上手いって言えば聞こえは良いけど、実生活も疑いたくなる。 とは、いうものの作品自体は、それほど嫌いではない。あのオヤジがもっと酷いやられ方をすれば、それだけで高評価をつけたくなっただろうに。
イカれ具合は邦画史に残るが、低予算感は否めない。予算をもっと与えてあげてください。
クライマックスの〇〇のお腹を掘る描写と ラストの〇〇桜、森羅万象のイカれた芝居を観れただけでも一生忘れられない作品だと思う。 バイオレンス界の新たな新星監督。 お寿司のシーンは地獄。 何喰ったら、あんな発想思いつくんだ… 恐解釈第三弾は作られるのか!? いや、作って欲しい! 〇〇桜のフィギュア化希望!!!!!!
ファンタジーホラーの限界
何の因果か「あくまのプー」「マッドハイジ」を見てしまった以上、この作品も見なくてはいけないと言う謎の義務感に駆られて劇場へ。 結論から言うと、このファンタジーホラー3本はどれも予告編が一番面白かった。 そもそも、おとぎ話やファンタジーを題材にした以上は出オチ感は否めないので、それにどれほとのB級映画としての面白さや、カルトムービーたらんとするこだわりが必要なのに、これらにはそれが見られなかった。 それが本当に残念。
俺らが何をしたんだよぅwww
冒頭、観る者全ての殺意を買わずにおれないチャラ婚約者が中盤に然るべく処理されたのが個人的ハイライト。 意地悪爺さんのあの異様なリアリティはきっと実在モデルの賜物だろうが、それ以外の出演者の棒読み・棒立ちと強烈なコントラストを作っていた。 ラストは森みはるが抜け道のところで車に身を投げ、死んで見せて甥を微笑ませる、というエンディングにした方が整合性があると思うのだが。 大真面目に論じてもしょうがないが、それにしても、善意というモノはつくづく人を不幸にするなぁ…
お客様の声をしっかり聞きましょう
自己中サイコ爺さんと、愛犬ハルを殺された優しい爺さんの話。 妻の死を最後に笑顔を無くした息子を笑わせるため、猟奇的な行いをする爺さんと言いなりの長女、そして無感情の弟君。 ちょっと何言ってるのかわからない親父のフリは、いくらでも面白くなりそうな要素満載なのに、花咲か爺さんにしたいからかそういう方向には動かず同じ様なことの繰り返し。 ゴア描写もあるにはあるけれど生々しさが全然足りないしね…。 そしていよいよたどり着いた花咲か爺さんは結構ジミで、こんなもの?という仕上がり。 せめてもう少しシニカルな笑いとかを織り込んでくれたら良かったのに…個人的にはどうでも良い寿司がピークだったw
森羅万象の怪演だけが救い
石橋蓮司風の祖父が「冷たい熱帯魚」のでんでんライクな怪演を見せてくれます。 かつて製作者が上司に言われてきたのであろう理不尽な詰め台詞が見事です。同じような体験をした事がある人は嫌な上司の顔が思い起こされるかもしれませんね。 ストーリーはロクでもないし、ただただグロテスクスな残虐表現が繰り返されるだけで、作品全体の中でそれが効果的に作用している訳でもありません。とにかく自分がやりたい残虐表現をしているだけのように見えます。そういう意味では自主製作の学生映画にも似ています。 また、愛犬家としては見るに堪えないシーンがあり、胸糞悪くなる事必至です。 ホラー映画がただ驚かせば良い訳ではないように、スラッシャー映画もただグロテスクであれば良い訳ではないと思います。 本当に価値の無い作品だと感じました。
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