「呪われたAmazonプロデュース?プロットがよいだけに、非常に残念な作品でした。」ナックルガール 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)
呪われたAmazonプロデュース?プロットがよいだけに、非常に残念な作品でした。
アマプラ配信の前作『次元大介』の時もそうだったけれど。
なんでわけわからん“ぷちSF”設定ぶっこむかなぁ。
それでも次元は文句なしに面白かったんだけれど。
普通にvs悪の組織の図式でいいんじゃね?
“特殊な血液”の生体認証がなんちゃらとかで、物語の重要なキーワードになるとか、なんじゃそれ?
そういう“何でもあり”なの入れられると、冷めちゃうのよん。
フィクションだからこそ、それなりのリアリティを物語の軸に入れてもらわないと。
ぶっちゃけSF設定にしちゃえば、何の苦労もなく、お話作れるじゃないですか。
本作もそんな感じ。プロットは悪くないのにね。そういうところで、まずシラけ反応が出ました。
素直に、格闘技アクション映画にしていればよかったのに。それが観たかったのに。
でもね、好きなんですよね。こういう「戦闘女子系」の作品って。←ナニソレ?
フライヤーコレクションに別枠設けて綴じてるくらいですから。
武田梨奈の、ぷちファンなので『ハイキックガール』『カラテガール』とか好きなんですよ。さらに付け加えれば『デッド寿司』も。わざわざDVD買って観たんですよね。武田さんには申し訳ないれど、いずれもあまり面白くなかったの。DVD買うほどじゃなかったの。
『片腕マシンガール』はマイ・フェイバリット作品ですし『血まみれスケバンチェーンソー』なんてのも好きなの。ちょっと頭おかしい自分大丈夫か?
女子が戦う姿って美しいじゃないですか。特にJKくらいの。そんでもって制服で。←おまわりさーん!
キャットファイトまでは守備範囲広くないのですが(笑)
主演の三吉彩花、リアル格闘家だと思って調べてみたの。
じゃあないんですよね。びっくりだΣ(’◉⌓◉’)!
アクション、かなり頑張っていらっしゃったです。
そして二度びっくりだ!『いぬやしき』でのお姉ちゃん役だった人じゃないですか!思い出したよ!
『犬鳴村』では主役を演じていらっしゃったじゃない!←こっちは映画自体の記憶が、すっぽり抜け落ちてるよ!
毎度ながら映画に疎すぎ!頭悪すぎ!自分大丈夫か?
作品のお話でしたよね。敵のアジトがザルすぎなんですよね(笑)
メガネ君「そんな簡単に入れるとこじゃないですから!」→五秒後…結構重要なところまで、あっさり潜入完了(笑)
いともたやすくセキュリティの謎を解かれたり。しれっとHDDのデータ盗んでいたり。
ガチのアクションシーンは、ちょい凄いの。
アジトの製鉄所?の欄干から敵の戦闘員(笑)が落ちるところなんて、特殊撮影っぽくないのに、どう撮ったの?ってちょっと驚きました。でも、そのワンカットくらい。驚いたのは。
キャラ設定も、何だかなぁ…な感じなんですよ。
メガネ君強すぎ!そういうキャラだったの?と、こちらも驚きました。どう見ても頭脳戦(ハッカー)担当のようなのに。
元恋人・成瀬もどう見てもヒロインよりも強そうなの。特訓時の戦術論もいちいち理にかなっていそうだったし。本部かよ。
ヒロイン立場ないのね。
本当に致命的なのは、最終決戦。
伊藤英明が演ずるラスボスは、ミステリアス&屈強な雰囲気醸し出していらっしゃったのに。
ファイナルバトルで左腕に銃弾受けただけで戦闘不能になるって、どうよ?
いえ、実際あんなことがあれば、ふつーの人間は立ち上がることすらできないはずだと思うのですが。
そこはフィクションなんだから、なんとかしろし!←リアリティがどうとかこうとか言ってた人は誰?
絶対的な見せ場とカタルシスが最後に用意されているはずと思って観てたのですが、とんだ期待外れもいいところでした。
あんなんでいいの?ねぇ?
窪塚洋介も、わけわからん間に、ご臨終でしたし。お芝居も、ちょっと棒気味でしたし。
俳優の無駄遣いもいいところだよ!本作わ!
とことん、見せ場をしくじった作品だったと思います。
あつ、そう言えば女性とコンビを組む刑事役がどう見ても甲本雅裕にしか見えなかったの。
でも、お話進んでいくうちに、別人だと気がついたの。紛らわしいJARO案件。
どなたが演じていらっしゃるのか、調べてみたのですが、わからずじまい。
調べてみようとしたのですが、ほぼパーフェクトに調査を網羅しているWikipedia先生の辞書には、本作の記述なかったんですよね。
そーゆー位置づけの作品なの?箸にも棒にもかからない作品ってことなの?
そういや『次元大介』はどうだったかな?と思ってwiki辞書探しに。こちらも記述ないのね。
両作とも、そーゆー位置づけなの?映画扱いされてないの?
だとしたら、あまりにも不憫。映画界ってAmazon作品を排除したい思惑でもあるの?
何だかんだ言いつつAmazonプロデュースの次回作に期待しています。年貢(会費)納めてんですから。
『シン どっこい大作 resurgence』とかやってくんないかなぁ。誰得?
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刺さる人がここにいますよっと。