「いつまでも重たい」若き見知らぬ者たち ひおんさんの映画レビュー(感想・評価)
いつまでも重たい
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母親の状態ですが、序盤は知的な障害と思って観てました。でも夫が貯金や障害年金を使い果たしていたショックで気が触れ、失踪後自営のカラオケバーで夫が自殺していたのを第一発見したことで、もともと軽くあった脳の障害が加速したのだと私は解釈しました。
それにしても担当医が頼りない。
子どもたち、特に母が父に苦しめられている場面を陰で知っている兄は、幸せだった母を支えないとと気張る。
兄ほどは事情を知っていないと思われる弟は、幼い頃父から学んだ人生の戦い方を自分なりに全うする。
自分の人生をちゃんと生きるのも正解なんだけど、家族だからどんな母も支えて暮らす生き方も長男らしいのかもしれないけど、
胸がヒリヒリするし、
もっと方法があるかもともどかしかったし、
芸術的すぎて理解できない表現もいくつもあって。
兄は自分のバーでまずケガを負った、とまでは警察は遡って調べてくれないものなのか。
母は時々正気を取り戻すようで、夫の過去を振り返る場面が1つあったけど、画面が暗すぎて目が追いつかず、そこが残念でした。
バーの散らかった床を弟は片付けるけど、血痕とは思わなかったのかな、ワインとかの汚れと思った程度なのかな。
これはいろんなレビューを読ませてもらって、それをアドバイスに自分なりにじっくり理解していこうと思う映画でした。
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