「コメディが主旋律?」私がやりました La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディが主旋律?
じんわり滲み出る可笑しみと背中合わせにある人生の苦みを巧みに描くフランソワ・オゾン監督の作品です。売れない女優が「たとえ無実の殺人罪を負わされても悲劇の主人公として有名になりたい」と罪を被り、売れない女性弁護士がこの茶番劇で名を挙げようと奮起するお話。しかし、主人公らの捻じれた承認欲求を軽やかに描くクスクスのコメディ的要素が主旋律で、途中から「あれ?これまでと違うぞ」と少し戸惑ってしまいました。ちょっと意外な口当たりです。(2023/12 月 鑑賞)
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