「1930年代のフランスを舞台にした現代への強烈な風刺」私がやりました ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
1930年代のフランスを舞台にした現代への強烈な風刺
いやーさすがフランソワ・オゾン、やってくれますね。2回転半ひねりぐらいの傑作風刺コメディです。
有名プロデューサー殺害の濡れ衣を着せられた無名女優が、あえて犯行を自供して世間の注目を引くとともに同居中の女弁護士の協力で正当防衛を主張して無罪判決を獲得して一躍有名人となる。と、この成功を妬んでなんと真犯人が名乗り出る。するとこの二人、真犯人をも利用してして新たな絵図を描いていく。舞台は戦前ですが、明らかに現代社会風刺です。周囲のボンクラ男たちを手玉にとりのし上がって行くガールズサクセスコメディとも言えましょうか。
エンドクレジットに重なって語られるお約束の「登場人物たちのその後」も笑えます。
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