劇場公開日 2023年11月3日

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「フランス映画だがほぼ無条件で推せる、今週おすすめ枠。」私がやりました yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0フランス映画だがほぼ無条件で推せる、今週おすすめ枠。

2023年11月3日
PCから投稿

今年372本目(合計1,022本目/今月(2023年11月度)4本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))

 今日ラストの作品です。

 舞台は1930年代のフランス。序盤は裁判に関すること、後半は「実は犯人は…」というドタバタコメディもの。それがほぼ半々で登場し、ほぼ分離されているので展開が混乱することも少なく(裁判ネタでコメディをされると法律系資格持ちは何をどう見たらわからなくなり混乱する)良い映画です。

 また映画内でも言及があるように、フランスの男女同権思想(フェミニズム思想)は比較的「遅く」(それでも日本に比べると早いとはいえる)、その当時の中で女性がどのように活躍していたのか、ということを(ある種当時の時代背景に脚色はしているのだろうとは思いますが)うかがい知ることができる点でもよかったところです。

 どうしても誰が犯人だのトリックが何だのといったところはネタバレになりやすいので避けておきましょう。なお、フェミニズム思想に関しては日本で一般的に解釈されるそれ以上のことは求められません。

 採点に関しては以下を考慮しましたが、「気にする人もいる」程度なのでフルスコアです。
なお、フランス映画ですが字幕は丁寧についているので大丈夫です。フランス映画といえばミニシアターが多い印象もありますが、本映画は大手映画館でもやっているのでフランス映画初心者にもおすすめです。

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 (減点0.1(減点なし?)/一部の法律ワードに関して)

 実は法律ワードはこっそり隠されているのですが(字幕に出ない)、一部で「訴えの利益」や「既判力」といった一部の初歩的な語を知っているかどうかで理解に詰まる部分があります(ただ、映画の字幕が丁寧だし、本格的な裁判ネタの映画でもないので描写も薄目で、よって理解があまり足りなくても「結果として」あまり影響はない)。

 もっとも、これらの語を明確に「法律ワード」として知らなくても、日本でいえば刑事ドラマか何かを見ていればわかる範囲の話であり、理解につまづくことはないので、一応指摘はしますが切り上げフルスコア扱いです。
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yukispica