デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のレビュー・感想・評価
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対岸の火事
幸運にも前章を前日に見れたので、何が起こるのかとワクワクしながら見た後章。
若干、肩透かしだった。
彼女達の平和な日常があまり脅かされない。
そのかたわらでは宇宙人狩が激化していて、人間に似た個体が銃殺されてたりする。
様々な主張をする団体の声が右から左なのは、それでも良くて…常に大した事を教えてはくれないし、ただのアピールなのは劇中も現実も変わらない。どころか要人襲撃に一般人を巻き込む始末。
宇宙人側の状況も語られはして…先住民族で地球に帰還してきたって話はふむふむとは思うものの、奴隷として使役しようとしてた種族に同胞をそこそこ大量に殺されていながら4年近くもダンマリを決め込むとは…相当揉めていたのかしら?
オマケにエネルギーが切れる期限まで知ってるのに…彼らは彼らで本国からの捨て石にされたんだな。結構卑劣な思想を持つ侵略者だったのだなぁ。
宇宙船は白煙を出し始めるし、国立競技場の地下で胡散臭いエネルギーは開発されるし…ここでもやっぱり広報的にはいい事しか言わず…政府が「お得ですよー」なんて事を言い出すものはホントに信用ならない。現実においても。
マイナンバーカードとか。偽造し放題のツケは政府が払ってくれるのか?
劇中、SHIPと反対組織の幹部が蜂合わすのだけど、どうにも煮え切らない。あんな程度なのだろうか?たいそうな理想を掲げてるSHIPの連中の熱意が全く感じられず…突き詰めりゃ、やってる風なポーズって事で、これもまた現代を反映してんのかなぁなんてフと思う。
とまぁ、色々と不穏な世の中になってくのだけど、主人公達は、接点があるにはあるのだがあまーり巻き込まれない。
変わらず日常を謳歌してる。
どこかで何が起ころうとブラウン管の向こうの出来事のような距離感を感じる。
時折、主人公が「黙ってどこにも行かないで」みたいな事を訴える。彼女はどこか達観していたのかもしれない。世界に何が起ころうと私に何かを変える力などない、と。だけど私の周りが平穏ならばそれ以上何を望む事があるのか、と。
諦めなのか、分相応なのか…けれどファンタジーな感情ではなかったように思う。
門出に至っては、ほぼほぼ蚊帳の外だ。
とはいえ、鳳蘭が一生懸命防波堤になってたって風にも見えず…極力、普通を演じてたでもなく、至って普通だった。
荒れ狂う台風が訪れてはいるが、家の中ではバラエティ見ながら笑ってる家族団欒のような空気感が彼女達にあった。
別に破壊を期待していたわけではないのだけれど…前章の終わりに差し込まれるファクターによって「このままでは済まない」って雰囲気があって…彼女達を取り巻く仮初の平和が崩壊はするのだろうと。
その時に初めて感じる後悔や葛藤なんかが描かれたりすんのかなぁとボンヤリ思ってはいたのだが、至って普通な日常だった。
結局のところ人類は滅亡しないようだし…。
主人公達も生きてはいそう。
ここに至り、問題に目を向けなかった事の後悔とか、隠蔽を是とする政府の在り方とか、戦争とか闘争の無意味さとか、差別や勘違いが起こす悲劇とか…なんかそんなものをひっくるめて、生きてるって事が育んでいく可能性に気付かされたりとか…そんな事が詰め込まれた「人類滅亡」なのかと思ってたりもした。
前章から受け取ったメッセージが鮮烈で…それは、脅威の隣で平和を謳歌してるって環境によるものではあって、今の温室化した現代に強烈にリンクした部分でもあった。
だから主人公達の後章に自分達を重ねもしたのだけれど、案外平和だったなぁと。
いっその事、人類の終焉を描いていたなら結構な余韻を与えてもらえたかもしれない。
そんな事を感じた後章だった。
あと…前章はそんな事微塵も感じなかったのだけど、後章はTVのように感じて、昔で言うならセル画の枚数が少ないような状態にも見えた。
つまりは、俺的には尻窄みな後章でもあったなぁ。
前後編ともエンディングの主題歌は良かったなあー
◾️追記
共感をいただく度に、その方のレビューを拝読し自分のレビューも読み返したりして、作品の事を思い出す。
蛇足なのだけれど…「人類滅亡」ってラストだったとして、死んだら全ては終わりなわけで。
例えば1週間後、もしくは3日後、あなたを含む全ての人類が滅亡する未来が確定していたのなら、あなたはどうしますか?って事で…。
そこに至り、まだ戦争しますか?とかまだ他人を傷つけますか?とかまだ嘘をつきますか?とか心残りを抱えたままでいいですか?とか。
世間が混沌を極める中、彼女達は生命ある内に、大好きな隣人がまだいる内にしか出来ない貴重な時間を精一杯生きていたようにも思えてくる。
そうでなくとも青春時代なんてのは、短期間に過ぎていく儚いもので、無垢な恋愛も友情も育めるのはこの時期だけかもしれない。
大人になるにつれ誰もが愛おしく感じるその期間を、目の前に迫る終焉と共に過ごしていく彼女達は、誰よりも「生きる」って事の価値に向き合い正直であったのかもなぁなんて事を思った。
レビューを投稿するようになり、作品を噛み締めるような機会が増えた事を嬉しく思う。
圧巻のシーンに
とにかく宇宙船爆発のシーンにインパクトがあった。BGMは原作者浅野いにおが作詞したでんぱ組.incの「あした地球がこなごなになっても」。歌詞とシーンがリンクしているが、メロディは必ずしもあってるとは言えないが世界の終わりはこのくらいで良いかなとも思う。
ストーリーとしてはかなり余白を残して終わる。もうちょっとちょうだいってくらいが良いのかもしれないが、もうちょっと欲しかったかなw
鑑賞動機:前章7割、地球がクソやばい2割、はにゃにゃフワー1割
さてどういうふうにケリをつけるか?
思っていたよりドSFしてて思っていなかった展開だったけど、何とか振り落とされずについていけたと思う。
終わりということでいいのだろうが、もう少しじっくりみたかったかな。なんか原作とは違うラストらしいですが。エンディング曲は前章/後章逆の印象。「絶絶絶絶対領域」が好きだからですが。
おんたんがぶっ飛んだこと言う時、ヨダレと涙が出てるのが気になる。彼女を見ていると「トリックスター」という言葉を連想してしまう。あるいは必死でそうあろうとしているか。
はにゃにゃフワー。
前章を観に行ったのも後悔した!!
中々面白くならず、また主人公2人はあくまで日常を送るだけで、事態の解決に向けて奮闘する訳ではないので、盛り上がらずに終わった感じです。作者の性癖なのか、教師と門出のやり取りが相変わらず気持ち悪いです。終盤で歌が流れる中、東京が壊滅するシーンは良かったですが、2分くらいでしょうか。人類ヤバいとありましたが、滅んだのは東京だけでしょうか。ショボいです。大葉が帰ってくるシーンは要らないと思いますし、主題歌は前回のだけで良かったです。平行世界の話も門出は知る事はないですし、色々省いて1作にまとまっていたら、それなりの内容だと思います。デーモンズなんて出ましたか?、全く大袈裟なタイトルで、がっかりしました。
【原作未読】前編1か月前のあと後編みた感想
面白かった。あたりまえだけど前編は初見なので、かなり刺激が強かった。
故に後編は少し評価下がるのは当たり前。
色々思う所はあるけども、今の日本といわず世界的に何とも言えない
生きづらさが表現されていてすごかった。
なんとなく一般人ではどうしようもない世界で世界が動いていることに
みな目をふさぎたい(その方が楽だから)けど実は…
的な所がうまく描かれていた。
あと異星人をぶち殺すシーンも心理的につらかった…
異星人子供の殺害はあえて描画しないところに好感がもてた
(過激さをもてあそぶのではなく、大人殺害もできれば描かずにつたえたかったのかも)
途中でマスクの中が、人間と同じような顔ですよ~ってなってる仕掛けにも
驚いた。色々考えさせてくれる映画だと改めて思いました。
話が進み、色々な事がわかってきて最後の最後で躊躇なく行くところはすごかった。
その反面、コヒルイマキ君とオオバ君が戻ってきてしまったのが残念だった。
(んなわけねーだろ的な残念さ…ココだけ個人的に合わなかった)
オオバ君がんばる所はオッサンなので胸と目頭が熱くなってしまった…
あのちゃんと
幾多さんは素晴らしい
この2人の声が、この世界を仕上げていると思った。
(最初は話題作りでしょと思ってたので…失礼いたしました)
エンディングが白に黒文字っていうのが
前編と異なっていて(おそらく)
斬新だなとおもった
色々書いたけど、パンフレット前編、後編も珍しく買ったので
とても記憶に残したい映画です。
オススメだよ
個人的10年に1本の大傑作
映像・演出・演技(20)
CGを駆使した母艦や、ラストのあの結末の描写は圧巻の一言でありみていて呆然としていた。特に記憶を覗く際の画面がサイコロ状になるメタ的な演出が気に入った。演技に関しても主演を務めた幾田りらさんとあのさんは本職と比較しても遜色ないほど上手だった。(特におんたんを演じたあのさんはハマり役でしたね!)
文句なし
20点
世界観(20)
ある日地球上に現われた空を覆う大きさの巨大飛行物体というアーサー・C・クラークの『幼年期のおわり』に似たモチーフの中で『(人類から見て)弱い宇宙人』と人類の闘争という形を表層の対立として描き、本質は侵略者と地球人双方が庶民同士で混乱や対立を起こし、その中で、『偉そうにしているクソ野郎』(作中の総理の一言)を相同したある種の元凶として描くという多層構造になっていた。この構造はある種現実世界のメタファーとして十分に成立するものでありリアリティーと重厚さを兼ね備えた肉厚な世界観であった。ただ、終盤のエヴァっぽい演出から始まる一連の現象は一回観ただけでは理解し切れなかったのでここの説明を丁寧にするべきだったのではないかと思う。
18点
脚本(20)
主人公たちが送る『クソ平和な』閉じられた狂気的ともとれる日常は東京壊滅を以って壊された。しかし、大切のものの数々を失ったはずの彼らはまた『夏休みの続き』を希求する。ハッピーエンドともバッドエンドとも言えないこの結末は我々の住まう社会のそれを予感させるという点で風刺的である。個人的には良い結末だと思う。ただ、門出の母との関係や、兄の死を受けた凰蘭のリアクション、母艦近くで描写された謎の透明なひらがななど、描写不足だったり畳みきれなかった伏線が合ったので多少マイナスか。
18点
キャラクター造形もしくは心理描写(20)
本作品は群像劇の様相を呈しており、数多くのキャラクターが登場するが、どのキャラもしっかりと立っていた。モブという存在を無くす試み(この姿勢は幼少期のおんたんが小学校のクラスメイトたちに向けて放った『そこの面白い顔した奴ら』というセリフに彼女が彼らの『顔』をしっかり見ているという行動そのものに集約されている。)はとても好感が持てた。主人公である門出と凰蘭のコンビは元の世界線での門出の結末や、彼女の『デーモン』(ちなみにデーモンは原義を辿ると善性と悪性のどちらを有する可能性がある存在らしい。)という作中のあだ名などから『魔法少女まどかマギカ』のまどかとほむらを彷彿とさせた。ただし『まどマギ』と本作では悪魔と天使の関係が逆転しているのが面白い点であると思う。
ただかなり主人公たちに近いのに存在の必要性が不明瞭なキャラがいるにはいたのでそこの掘り下げが必要だったのではなかろうか。
17点
メッセージ性(20)
9.11、3.11、原発、COVID19、陰謀論に対する世間の対応など(このほかにもたくさんある。)様々なテーマに内在する『他者』の出現、国民の傍観者としての姿勢を主なテーマに据えていたように思う。社会批評としては十分に分析に耐えうる可能性が高く、これらのテーマの数々を一つの作品にまとめ上げた手腕に感動を禁じ得ない。
20点
総評
うーん映画館で泣くことはあっても茫然としたのは初めてかもしれません。ここまでテーマ性のある作品を見たのは幾原邦彦監督の作品(『輪るピングドラム』や『ユリ熊嵐』など。)以来ですね。いまの時代に必要なテーマと社会に通底する問題をシニカルに、そして面白くとりあげるセンスに脱帽です。個人的に十年に一本の大傑作!文句なし!
93点
原作未読●前章がクッソ最高だった
なので初見、前後一挙観ての感想は、期待値が大き過ぎてちょっと物足りなく感じて、え?これで終わり??だった。
前章で主人公の二人が本当に密に絡んでるのに対し、後章は門出ちゃんから大葉くんに移って門出ちゃんが残念なくらい薄い。凛ちゃん一言もセリフがない。前章のように門出&おんたんをもっとメインにフォーカスして欲しかった。渡良瀬との恋の展開はとても良い。あの辺は前章の日常の雰囲気があって良かった。そういえば予告で「フ・ラ・れ・た」と言ってるシーン観たのに本編ではカットされてた。結構カットされてる模様。海外で配信されてると情報見たけど、それはいわゆるノーカット版みたいなのかな??すごく観たい。
小比類巻もなんでこいつ無事やねん、ってつい返り討ちを期待したくらい無双だった。でもこいつもキホちゃんを侵略者に殺されたと思っているのか、小比類巻視点では正しいんだろう。母艦って大きな鍋のフタにしか見えない。
侵略者も翻訳機持ってるくせになんで交渉をしなかったのか。侵略者の顔を見れば人類と同じということに気づくはずでそれでも駆除なんて躊躇が生まれないのか。デーモンズというタイトルは門出ちゃんに関係してるんじゃないのか、色々疑問は残る。漫画では描かれているんだろうか。ひろし兄はやっぱり最高にイケメンだったし声がズルい。あと個人的に大葉は帰ってこない方が良かった。
前章での8.32が始まるまでの〜とか、みんな無くなってしまったけど、という門出ちゃんのナレ聞いた後章展開予想は、門出&おんたんだけ、侵略者世界に行ったのかな?と思ったら全然違って人類も終了しなかった。
物語を上手に終わらせることがいかに難しいかよくわかる作品。制作に原作者が入ってるようなので一応原作者のお墨付きにはなるんだろう。さすがに原作12巻に対して4時間では足りなさ過ぎたか。前章がとても良い出来だったので3部作か4部作みたいにしたら同じく良い出来だったかもしれないと思うと勿体無い。
気に入った映画は何回も観たいタチで、今日4回目観たら、これはこれでいいのではないかと思い始めた。
とりあえず原作読みたいと思う。
期待違いの傑作
前章2度後章2度鑑賞。
全体的な感想としては、期待違いをしたなと思う。
悪い意味ではなく、期待外れだった訳でもなく、ただ思っていたのとは違った。
前章はおんたんと門出を中心に話が展開していくストーリーだったが、後章は大葉くんにスポットライトが多く当たっていたのが印象的だった。個人的な意見としては、「おんたんと門出」についてのストーリーをもっと見たかったなと感じた。
おんたんと門出の中に存在する「絶対」をもっと見たかったなと。
そしてこの映画の最大の魅力はお兄ちゃんにある。と思う。
かなりキャラ濃いめなおんたんのお兄ちゃん。
作中いくつもの名言を生み出す。
その中でも印象的だったのは、おんたんが別の時間軸に行き運命を変えようとする時におんたんの背中を押す言葉。
おんたんにとってお兄ちゃんの存在はかなり大きい物だったと思う。
総評と致しましては、2度目の鑑賞だからこそ気がつく事が多く1度目よりも楽しめた。だが、まだ理解が追いつかない箇所も多く考察や妄想が楽しめるという点もこの作品の魅力なのだと思った。キャラクターも個性的で見入ってしまう。
ただ人を選ぶなと(個人的には浅野先生ワールド全開で大好きでした)思ったので評価を少し下げました。
クライマックスの「あした地球がこなごなになっても」にのせて東京がこなごなになっていくシーンは絶望と爽快感で胸がいっぱいになった。このシーンを見れただけでもこの映画を観に劇場に足を運んで良かったなと思えるほど良いシーンだった。
怒涛の伏線回収!
先の読めない展開と怒涛の伏線回収、そして色んな作品へのオマージュに溢れた面白い作品でした。
どんなに大きな出来事があっても、人は日常を生きるしかない。SCRAP & BUILDを繰り返しながら
おんたんが別アースへ移動して、その世界の門出は救ったけど、元の世界の門出は死んだままで、何かしっくりはしないけど、結局この行動はおんたん自身の救い何だと思うと納得。
おんたんが世界を滅亡に導いたのかと思うけど、それは間違い。結局、侵略者の根本的行動がそうだっただけで、前世界では偶然門出が闇落ちする事で世界を救っただけなんだよね。
観終わって色々話したくなる作品。
原作とはラストが違うらしいので、原作も読んでみたい。
#デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
自分が初めてガチ泣きした映画(後半ネタバレあり)
ストーリーが途中から複雑になってそれであれこれ考えてるうちにおいてけぼりにされた人が多いようだが、まあ正直そこはそんなに真剣になっても仕方ないから雰囲気だけ楽しめばいいと思う。それよりは画面に映ってる人が何を考えてるのかとかをよく見てった方がいいと思う。見てない人は前章も合わせてぜひ見てもらいたい。
以下ネタバレ注意
大きな流れとしてはおうらんが門出を救おうとした結果なかったはずの争いが起きてラストで多くの人が一気に死んで争いも終わる。そして、おうらんと門出は多くの人を殺してしまったという罪悪感と同時に、もう自分たちのせいで起きた悲惨な争いが続くことはないという罪悪感からの解放を感じる。さらに、いろんな人が様々な思惑を持っていながら結局誰の願いも叶わないという救われなさと無力感も感じ取って観客が泣くという構造だと思う。群像劇としてもセカイ系としても見れるのが面白い。おまけに岡田斗司夫の言う通りアニメとしても最先端。ほんとにすごい
絶対だから。
前章を少し忘れつつ後章を視聴。
前章の曖昧な伏線をマコトくんへの説明のおかげでだいぶ解消!ナイスだ!
ストーリー自体が割とSFチックでしっかりしてるのに対し、しれっとラブコメ挟んでくるのは面白い。前章でも思ったけれど、後章でも割とラブコメしてたね。
ストーリーに関しては、訳分からんところともそこそこにはあったけれど個人的には満足。天気の子じゃないけれど、大切なもののために全てを巻き添えにしてまで願いを叶えるのは、最低だけれど最高。ご都合主義で全てがハッピーエンドになる訳でもなく、だからと言って完全なバッドエンドでもない。話の流れとしては、良きでした!
2人の友情よ、永遠に!
2人から言われた、【絶対】の言葉にグッときた!
余談だけど、はにゃにゃフワー、すーーきーーが良かった。相変わらず主人公ふたりの演技上手いと思った。
笑わせようとしているんだけど、あまり面白くなかった
変なキャラとか出して笑わせようとしているんだけど、あまり面白くなかったです。
愛と友情の物語と、言いたいことは伝わってくるんですけどね。前章で謎だった映像は今回明かされます。門出が急に暴力的になったり、凰蘭が大葉を急に好きになったり、無理矢理感があったかなぁ。
母艦も最後爆発したのか、母艦に乗っていた侵略者は全滅したのか、はっきりとした映像がなくて曖昧感がありました。あの指の形をした粒子みたいな物も抽象的でよく分からなかったです。
好評のようですが、正直な感想はあまり面白くなかったです。
話を詰め込み過ぎな、夢オチもの。
原作は未読で前編を鑑賞済み。
前編の話を後編でどう落とすのかな?
と思っていたため、結構楽しみに観に行った。
感想としては、ストーリーが駆け足すぎて詰め込みすぎ。
時間が足りなくて、ストーリーを追いかけるのに精一杯という感じで、伏線の回収も中途半端。
きっと原作では伏線の回収や主要キャラの行動理由なども細かく描いてるのだろうが、映画ではそれが無かったので、キャラのほとんど(特に悪役)の行動が唐突すぎるというか、何を考えて行動してるのかわからなかった。
まぁ、原作ものに多いのだが、原作を読んでいることを前提に作られた映画だね。
映画化自体がファンのためでもあるのだから、間違いとは言わないが、原作未読の人は置いてけぼり。
日本の(ストーリをしっかり描く)テレビアニメが海外でヒットしてるのに、アニメ映画がイマイチヒットしないのはこのパターンが多いからだろうね。
ストーリーも悲惨なラストと幸せなラストがそれぞれ別の並行世界で起きるというどこかで聞いたことのあるようなお話で、前編で起きた出来事がまったく回収されない。
並行世界と言えば聞こえは良いが、人が寝ているときに見る夢がいわゆる並行世界という学説もあるからね。
小難しい理論を並べても要は夢オチ。
想定される最悪な結果を主人公たちが力尽くで回避するから話として面白いわけで、この世界では主人公が人類絶滅を回避出来ずに悲惨な結果に終わりましたが、別次元には原因自体が起こらなかった幸せな世界もありました→ハッピーエンド。
ってのが許されるなら何でもありになってしまう。
原作は読んでないのでわからないが、映画は説明不足の夢オチものとしか思えなかった。
大風呂敷を広げると畳むのが大変ですな
2024年映画館鑑賞43作品目
5/29(水)イオンシネマ名取
dポイント−300円→1500円
アニメーションディレクターは『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』の黒川智之
脚本は『ガールズ&パンツァー 劇場版』『若おかみは小学生!』『きみと、波にのれたら』『のぼる小寺さん』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』の吉田玲子
冒頭PG12
殺戮シーンの数々が原因だろう
前章と比較すると明らかに落ちる
エンディングテーマも平凡でつまらない
キャラクターデザインが良い
声優陣も良い
おんたんの暴言の数々も良い
世界観も悪くない
だがしかし結局のところこのジャンルは自分の好みじゃない
世紀末じゃあるまいし終末思想はいかがなものか
映画は娯楽なわけで人生の一服の清涼剤
どちらかというと痛快時代劇とかドタバタ喜劇とかそういうのが好きですね
映画で一服盛られてもね
破壊オチなら富野由悠季ら諸先輩で見飽きた
関西人のような東京に対する歪んだ僻みとかないし
ネタバレしたけどいまいちしっくりこない
イソベやんの着ぐるみを着た侵略者は「死者を生き返させることはできないし過去にタイムスリップはできない」と言った
じゃああれはなんだろうか
『僕だけがいない街』系な
『新世紀エヴァンゲリオン』は母が亡くなったことだけが事実でそれ以外は主人公の妄想という説がある
だとすれば『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』はいじめられっ子の小山門出の自殺だけが事実でそれ以外は中川凰蘭の妄想じゃなかろうか
トータルリコール系解釈はネット民の多くからは歓迎されないけど
声の配役
高校教師渡良瀬に片思い中で親友の凰蘭をおんたんと呼ぶイソベやん溺愛の小山門出に幾田りら
小学生の頃からの門出の親友でネットスラングを多様とした問題発言を多用するボケ担当の中川凰蘭にあの
中学時代の門出が夢中になったアイドルグループのメンバーの1人で「8.31」以降行方不明になったが侵略者によって瀕死同士の侵略者と融合し復活を遂げた大葉圭太に入野自由
門出ら高校同級生仲良し5人グループのひとりで両親とは別に訳アリで5人の弟と一緒に親戚の近所に住んでいる門出とは違うタイプの眼鏡の出元亜衣に島袋美由利
門出ら高校仲良し5人グループの1人で亜衣とは幼稚園の幼馴染でボーイズラブが好きなおかっぱ高身長の平間凛に大木咲絵子
門出ら高校同級生仲良し5人グループの1人(彼女だけ高校からの付き合い)だが自衛隊の攻撃によって侵略者の中型船が市街地に墜落したことによってその事故に巻き込まれて亡くなる栗原キホに種﨑敦美
石川県から上京し駿米大学に進学し門出らと仲良くなる侵略者擁護団体「SHIP」に参加する活動家の竹本ふたばに和氣あず未
ふたばの中学の同級生で丸坊主の出っ歯だったが突如カミングアウトし金髪のカツラを被り堂々と女装し始めた田井沼マコトに白石涼子
門出の父で漫画編集者だったが「8.31」の日に行方不明になる小山ノブオに津田健次郎
凰蘭の兄で高校時代はイケメンだったが大学卒業後就職せずデブになりアフィリエイト収入で実家暮らしの中川ひろしに諏訪部順
門出ら高校時代の同級生で元カノのキホが亡くなったことがきっかけで侵略者狩りの活動家になった小比類巻健一に内山昂輝
門出や凰蘭の高校時代の担任教師の渡良瀬に坂泰斗
S.E.S社(サンティリ・エレメンツ・ソリューション)の女性社員で広報担当の須丸光に大西沙織
S.E.S社開発者の宝田に松田健一郎
内閣総理大臣の荻野にこばたけまさふみ
ジャーナリストの三浦太郎に河西健吾
駿米大学オカルト研究サークル部長の尾城に沢城千春
議長に竹中直人
イソベやんに杉田智和
テベ子にTARAKO
最後までブレない
前章のノリのまま後章も描かれる
完全シリアスにはならずにどこかのほほんとした日常
その場の感情かもだが世界か友達か。その選択にはグッときた。伏線の張り方、回収の仕方は上手い。
決してハッピーエンドとは言い切れないがこれでいい!という押し通し方が見ていて納得させられた。
サヨナラ~おんたん!混沌とした世界の終わりへ 破滅に向けた哀の絶叫!!
”デ”が八つの、後章・・・
とうとう こんな作品に出会うなんて・・・の思い。
前章:120分、後章:120分 計4時間節のうねりか~ぃ。
この世界感は、実に面白かった!
前章を3月観たとき 何だろうっていう ハチャメチャな感じが凄くしてて
こりゃ後章観なきゃ 分からんな~の思いが大きかった。
先日やっと初日に
続きの「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」を観ましたよ。
素直な感想ですけど、予想に反して 後章は色々展開あって 盛り上がってて実にオモシロかったですゎ。
小山 門出と、中川 凰蘭との出会いと親友に成っていく姿。
周囲の家族や友人を巻き込んで、ハチャメチャな日常を生きながらも 何処となく愛に飢えてて。それを否定せず、寧ろ羨ましがる二人。
そこに年頃の少女の心の奥底を垣間見る事が出来る。
決して美人キャラでも無く、可愛いらしさのど真ん中でもない容姿。
何処となく人生 斜めから視線で生きてて。口にする言葉は破綻し薙げたセリフが飛んでるけど、でも 本当は至って真面目な二人なんだと思うね。
先生を好きになる門出。2人ともイソベやんが好きで意気投合。深くは交われないんだと意識している所も良い。
少し大人振ってみせて先生の背丈に合わせて手を繋ぎ、ちょっぴり生徒にも戻る。
何とか相手を心の中に潜り込ませようと・・・そういう仕草が可愛い 門出。
異星人が大葉に成り替わったが、それを知ってても何処となく好きになる おんたん。この子が愛に触れて行くとは最初思えなかったけども。
おんたんは 今と違い昔は大人しい子で、偵察の異星人を助けた事で もう一度時間軸の限界までパラレルシフトをしてもらい 自分自身の人生を上書きした。
ここの発想展開は超素晴らしかった。門出との出会い、本気で相手を怒る所が好感、生涯の友に成って行く姿を感じ取れる。
この事を大葉がアイテムを通して彼女の過去を知るのである。
母艦の異星人たちは侵略者と思われていたが、実は昔 地球に住んでいた者達であった。地球に住めなくなって宇宙へ。そして長い年月を経てまた地球に戻って来ただけであった。だから祖先は同じ地球人なんだな。
異星人への対応を巡り賛成反対が飛びかう。今の社会と同じなんだな。政府や一部の科学者は結局怪しい奴等ばかり。
8.31より4年を経て徐々に母艦は地上落下へ、そして激しく東京は破壊されて行く・・・ 混沌とした世界の終焉を遠くの地から見届けるデーモン達。
果たして、この世の秩序は 元に戻るのか。
片腕が兵器攻撃をモロ受けして重傷のまま漂う大葉。
おんたんと門出の元へ、命尽きる前に空から舞い降りた。
”お帰り~” 二人の哀が愛に成って行くと そう想えた瞬間であった。
混沌とした 混乱社会と運命を背景に描きつつ、
実は 清らかな純粋な愛の流れを育ませて要る所が秀逸と感じたかな。
彼女達を見届けに
是非 お時間ある方は劇場へ!
沁みた·····SFなのに友情物語
浅野いにおの原作は、人物描写が独特なのと、話がなかなか進まないので途中で脱落した。
恐らく、前章のラスト付近のショッキングな描写は見ていないのでその前だったと思う。
登場する門出とおんたんの2人の少女は、普通の女子高生だったが、おんたんの独特な感性にちょっと振り回され気味。しかし、門出は小中学校時代に「円盤」がもとで転校先で虐められる。
幾田りらの落ち着いた声と、あのちゃんの独特な声のキャラはとても良くあっていたと思うし、前章ラスト近くの「私飛べるかな」という自タヒを思わせる描写に腰を抜かした。
おんたんが持っていた侵略者の部品ぽいもの(昔のキャブレターのように見えたなあ)や、侵略者の言葉。門出の生タヒは謎なまま終了した。
さて、後章
門出は誰か。侵略者は何者か。数々の謎は全て明かされる。
やはり門出を失ったのが正史であるようだ。おんたんは門出を取り戻すために「侵略者」の力を借りる。
その方法は?
それにしても、侵略者とされる宇宙人の姿は「鬼太郎オヤジ」だ。しかも、やけに可愛い。言葉は通じないが情愛もある。大葉くんは、宇宙船が衝突したことで死にかけているが、やはり死にかけている宇宙人の子の意識にコピーされ、インベードされる。これができるならさっさと侵略してしまいそうだが、何年も宇宙船はそのままだ。これは何故か。
後半には地球に元々住んでいたのは「侵略者」の方だった⋯ようだ。
原作は既読では無いが、他の人の書き込みから「人類終了」となるようだが、映画では2人の友情と若者たちの純粋な思いが人類終了が東京終了程度に抑えられた。
わたしはこれで良かったと思うし、美しい結末だったと思う。
SFとしても青春譚としても、友情物語としても非常に良い出来だったと思う。
染みたし、少しうるっときました
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