デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のレビュー・感想・評価
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「ともだち」
宇宙人の顔を出さない、ぬいぐるみマスコット的な(生命体でないような)姿で描くことで、残虐さを緩和しているものの、怖ろしい虐殺。リアルタイムで入ってくる戦争のニュースも距離のある島国日本だと身近に感じられないことと似ている。
それでも、絶対に戦争したくないと思わされる殺戮や集団心理による対立が身近にある中で、こんな風に生活は続くのだろうというリアル。
侵略者が来る可能性を生み出すかもしれなくても、友達を救う方に行ってしまうだろうけど、小学生でその選択をした後の世界で、前の記憶を持って、自分の性格まで180度変えて生きてるおんたんが強すぎて、キーワードは、「ともだち」でしかあり得ない。
前章で、死んだ門出や首相も中身は侵略者なのだろうと思っていたので、タイムリープによる別軸展開は予想外。ただ、前章で期待値が上がりすぎたのか、なんとなく物足りなさを感じる。どうだったら、もっと「スゲー!」と思えたのか? 原作はエンディングが少し違うようなので、そちらだとスゲー!だったのかもしれない。
原作を読んでみたいと思った。前章の盛り上がりよりは落ち着いた展開。...
原作を読んでみたいと思った。前章の盛り上がりよりは落ち着いた展開。たとえ世界が終わると分かっていたとしても最後の瞬間までいろんな愛を感じて生きて行きたい。良い映画だった。
やはり、むつかしいよなぁ
前章はとても素晴らしく、その勢いで
後章に大期待して鑑賞。
前章同様にアニメとしてのクオリティは
すばらしかったです。お話自体も
崩壊しておらず、後章として十分
まとめられたと思います。
原作ファンとしては、「どう終わらせる?」と
いうところが気になっていました。
劇場版オリジナルエンディング・・・怖い
仕方なし。。。。かぁ。
やっぱり2部作には無理があったんだよなぁ。
この終わり方は物語としてはアリなんでしょう。
原作を読んだことない方にはスッキリするの
かもしれません。
しかし、僕としては本作の本質がブレて
しまったような気がするのです。
かろうじて筋には沿っていますし、
駆け足のような描写はあるのですが、
決してあのエンディングでまとめる
話しではないと思うのです、
色々終わっていくけど、守り続ける
「絶対」とは何なのか?
それを求める理由は何なのか?
そこにこそ本作のテーマが
あるような気がしています。
そのあたりがモワンとして
しまった本作は不完全燃焼で
消化不良だと思っちゃうのです。
前章から間を空けずに観れば良かった
前章がかなり良かったので楽しみにしていたのだがタイミングが合わずにかなり間が空いてしまい、一度テンションが下がってしまったので前後章を連続で観るくらいが楽しめるのではないかと思った。
おんたんのはにゃにゃふわ〜と門出の言い回しなどに慣れるまでのタイムラグがあると感じたので後章がはじまってしばらくは物語に入り込めなかったのが悔しい。
侵略者の中身の表現が怖すぎた。
浅野いにおの漫画のテンポをアニメにするにはかなり技術が必要なんだと感じた。特に日常ほのぼのパートは難しい。
最後全滅アクションなどはとても良かった。大葉がひとり母艦に立ち向かう場面もアニメならではヒトっぽく表現されていたから感情移入できたと思うし、絶望を感じる全滅シーンからすぐに日常に戻るしかない現実などがリアルで良かった。
ただ、前半〜半ばのテンポが遅く感じてしまった。最近ショート動画ばかり見てる自分のせいだと思う。
サブスクに来たら連続で観直したい。
説明不足が目立つも…時間内に詰め込んだ感はある
前編を見たけど殆ど記憶が飛んでいる状態から鑑賞しました。
『侵略者』の扱いや立ち位置、各登場人物像、原作が掲載されていた時代感から色々と考えさせられながらも、こうなるのかと思いながら楽しく見れました。
登場人物が後編も特徴的なのも想像しながら見ていく上で楽しむ事が出来ました。
ただ、全体的に説明不足は目立つなとは思いました。
色々と伏線は回収しているし、話の流れから冒頭から気になっていた内容も推測出来たりはしていますが、全体的に説明不足・鑑賞した人の想像に任せてしまっている風になってしまった感はありました。
表現できる上映時間という制約から、脚本家が色々と悩んだ上でこうしたんだなぁと思える部分を多く感じたため、解説本とかがあるとより楽しめたのではと思いました。
映画の終わりについては、映画らしい終わりの世界軸になったなという感想でした。
個人的にはポップコーンMサイズがあると程よく鑑賞出来ると思いました。
食べながら気軽に見ていった方が良い感じにエンタメとして楽しめると思います。
SF作品として堅苦しく見てしまうと説明不足から疲れてしまう、そんな作品でした。
"絶対"
好きだ。原作の終わり方は知らないのだけれども、もっと虚無な感じなのかな?ラスト手前の展開を考えるとそんな事を思ってみたり。でも劇場公開作品としてはコレでええんじゃないのでしょうかね。声が抜群に良くて「鉄コン筋クリート」を思い出したりもしました。前後章作品としてクセはあれども万人にオススメしたい逸品です。
とっ散らかってるのに一貫してるキャラクター達の魅力。世界は広いけれども大事にしたい世界が広い必要は無いんだよとはっきり言えるメッセージ。それでもファンタジー寄りのエンディングを添えて優しく食べやすいコース料理に仕立て上げたのは、映像化スタッフとなんとかひと噛みしたい原作者のマリアージュの賜物だったのではないでしょうか。エンドロールにちょいちょい出てくる名前にほっこりしながらそんな事を思いました。
誰かを守ることは誰かを傷つけること
あれから数年後。
門出とおんたんは亜衣や凛と同じ大学へ進学し、オカルト研究会に入り新たな仲間と共にキャンパスライフをスタートさせる。
一方、母艦は未だ上空に存在し、侵略者たちと人類の戦いは激化していった。
小比類巻率いる青共闘が暗躍し、政府とS.E.S社は要人だけを乗せる方舟計画を秘密裏に進める中、門出たちの前に大葉という謎の少年が現れ……
前章がめちゃくちゃ面白かったので後章も。
原作と違うエンディングということで、終わり方については多少賛否分かれているっぽけど、個人的には前章と同じくらいの満足度だった。
悪とは何なのか。
前章では闇堕ちしたくらいの扱いだった小比類巻くんが後章ではヒールとしてかなり活躍している。
彼が悪の面が強く描かれていたが、それは表象化している悪であり、悪は決して彼だけではない。誰もが悪である。
門出は並行世界で小比類巻と同じような世直し的暗殺を繰り返し自殺した。
おんたんはそんな門出の運命を変えるべく、世界の滅亡を選択する代わりに門出を守った。
悪が正義と表裏一体である以上、自分の正義を貫くことは誰かにとっての悪になるということである。
侵略者は本当に侵略者なのか?政府は本当に正しい情報を発信しているのか?
何かと優しくなれない現代において、目に見える表面上の事象だけでなく、その奥にある部分にもっと目を向けるべきなのかもしれない。
前章は門出の物語、後章はおんたんの物語という印象を受けた。
たとえ世界が滅ぶとしても門出を絶対に守ると自分を変えたおんたんに涙が止まらない。
絶対の悪や絶対の権力者なんて存在しないけど、門出はおんたんの絶対だし、おんたんは門出の絶対。
ぶっ飛んだワードセンスで明るいところも大好きだけど、実は人一倍想いを抱えている純粋なところも大好き。
とにかく前章よりも「はにゃにゃふわ〜」が増えていて嬉しかった。
原作漫画は途中まで読んでいるので、この劇場版を踏まえた上でラストまで読んでみたい。
ちなみに今回も普通の上映ではなく、轟音シアターというやつだった。
料金同じで特に書いてなかった(多分)ので何も知らずに入ってから気づいたんだけど、正直すごい変化は感じなかったかも……(映画によるのか?)
思いのほかわかりやすい。
しばらく映画鑑賞できない状態だったけど、まだ上映していて良かった。
前編はあれこれの要素が断片的で、でも不穏な展開や主演二人の魅力などで惹きつけられたけど、
後編はあの球体が便利に全体像をまとめてくれてかなり分かりやすかった。
そしてあのクライマックス。
いっそ清々しい。
エグさとふわふわ感が楽しめた。良かった。
すごく好き
よくこれだけの要素ぶっこんだなぁと。
もしこの作中の女の子たちがスイーツバイキング行ったら多分ケーキとかアイスとか好きなものをこれでもかって積みまくった巨大なパフェタワーとか作ると思うのよ。なんか作品がもうそういう感じ。
もうとんでもないんだけど、でもちゃんとどこ食べても美味しいのね。
もう感情ぐっちゃぐちゃになるから2回目見れるようになるまで心の準備が必要だけど、間違いなくこの作品大好き!
(レビューの「印象」のところ3つまでしか選べないとか無理。大体の要素入ってる。泣けるし笑えるし悲しいし楽しいし怖いし…以下略!)
前章よりパワーダウン
いつも通り予備知識なしでの鑑賞。前章はもちろん観てますが原作漫画は全く未読です。
前章は風呂敷を拡げてゆく一方なので「あれ?意外とおもしろいね(どこから目線)」と素直に評価できましたので、この後章でどう畳むのか・・・という事で拝見させていただきました。
うーん・・・、ちょっと話の畳み方もその演出についても作画面についても、全般的に前章より一段落ちるような力尽きちゃったような印象でした。
よくある話をあちこちからつまんできて再構築して風呂敷を拡げて魅せるまではよかったけど、畳む方向についてやはり難しいものなのだな、と1人で納得してしまいました。
いやでも本当に意外とおもしろいのでサブカル臭が苦手とかでなければお薦めしたい作品ではあります。
傑作の前章から、私的2点の弱点を感じた後章‥それでも前章・後章を合わせて2024年邦画の代表作にとは‥
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
今作の前章は、「登場人物の会話の切れ味と、強大な宇宙船が空を覆う不穏な日常と、陰謀論の空気と、理念の暴走の震撼が、現在のメタファーとして見事に描かれた傑作」と前章レビューで書いたように2024年の邦画の傑作だと思われました。
後章はただ残念ながら、秀作の水準は超えているように感じましたが、前章に感じた傑作度合いまでは感じませんでした。
その理由は、以下2点の弱点を後章には感じたからです。
後章の1点目の弱点は、前章の最終盤から登場する竹本ふたば(声:和氣あず未さん)や、彼女が所属する侵略者保護団体「SHIP」の描写が、かなり1面的だったところです。
前章では、あらゆる描写が多面的に描かれていて、その考え尽くされた描写の数々に感銘すら感じていたのですが、後章の(おそらく左翼団体をモデルにしただろう)侵略者保護団体「SHIP」やそれに傾倒している竹本ふたばの描き方は、表面的なステレオタイプの描き方で、個人的には感心しませんでした。
私的には、いわゆる表層的な理念のスローガンばかり唱える侵略者保護団体「SHIP」のような主張を好みません。
しかしながら、だからこそ、映画やドラマでそれら人物を描く時には、ステレオタイプの表層を超えた多面的な人間としての描写が必要に感じました。
残念ながら、竹本ふたばや彼女が所属する侵略者保護団体「SHIP」の描き方は表層的で、後章での多面的な描写は圧倒的に足りていないと思われました。
そして圧倒的に描写が足りていない人物たちを物語の一方の対極として置いてしまうと、その物語自体がぜい弱になってしまうのは言うを待ちません。
一方で、竹本ふたばや侵略者保護団体「SHIP」と対極にある位置づけの、小比類巻健一(声:内山昂輝さん)、あるいは中川凰蘭(声:あのさん)の兄の中川ひろし(声:諏訪部順一さん)は、立ち位置的には【陰謀論者】や【陰謀論者に好意的】な位置づけになると思われます。
すると[理念論者]の竹本ふたばや侵略者保護団体「SHIP」に対して、【陰謀論者】の小比類巻健一や凰蘭の兄・中川ひろしの描写は多角的に描かれているように感じられ、少なくとも【陰謀論者】の方には作者の思い入れを映画の中で感じられました。
このことは後章で感じられた以下の2点目の弱点につながる問題をはらんでいると思われました。
後章で感じられた2点目の弱点は、”世界が滅んでも、大切な身近な人が助かれば良い”という命題の是非です。
この”世界が滅んでも、大切な身近な人が助かれば良い”というセカイ系的な命題は、映画『天気の子』でも示された命題だと思われます。
『天気の子』は、主人公・森嶋帆高が、例え世界が滅んでも(東京が水没しても)自分にとって大切な天野陽菜が救われれば良い、との着地の作品であったと結論的には解釈出来ると思われます。
しかし個人的には、”世界が滅んでも、大切な身近な人が助かれば良い”との命題には同意しかねる、という感想を私は持っています。
この”世界が滅んでも、大切な身近な人が助かれば良い”との命題は、そのまま拡張して行けば、【自分とは身近でない”他者”の存在は無視して良い】、との結論に近づいて行きます。
そして、この考えでは、今も世界で起こっている【他民族の虐殺】という人間の蛮行を止めることは出来ません。
そこまで考えを広げなくても、今作に出て来た侵略者たちは、小山門出(声:幾田りらさん)や凰蘭にとっては大葉圭太(声:入野自由さん)などを通してもはや大切な身近な存在ですが、小比類巻健一にとってはかつての恋人だった栗原キホ(声:種崎敦美さん)を殺された相手(”他者”)に過ぎず、侵略者たちに対して【躊躇の無い虐殺】が可能となるのです。
私個人は、(特に身近な関係性もない)”他者”に想い入れが入り過ぎて身近な人への関係性が薄い[理念論者]も、”他者”の存在を無化し身近な存在だけ助かれば良いという(多くは自己撞着してそうなる)【陰謀論者】も、世界の問題の解決には短絡過ぎる間違った両極端な考え方だと思われています。
今、現在で起こっている問題の解決には、”他者”同調の[理念論者]や、”他者”無視の【陰謀論者】とは、別の解決策が必要だと思われているのです。
その解答を今作の後章では示してくれるという期待があったため、現在の問題の解決策にはならないと思われる【陰謀論者】(≒”世界が滅んでも、大切な身近な人が助かれば良い”)的なセカイ系の着地は、個人的には残念だなとは思われました。
(『天気の子』に比べれば、今作の前章で門出による首相殺害などの[理念の暴走]と(後章で明らかにされる)門出の自死の丹念な描写により、【陰謀論者】(≒”世界が滅んでも、大切な身近な人が助かれば良い”)の考えへの違和感は緩和はされていたとは思われますが‥)
後章のラストは、強大な宇宙船の爆発によって、[理念論者]の竹本ふたばたちが消滅するのに対して、(凰蘭の兄・中川ひろしは消滅しますが)【陰謀論者】の小比類巻健一は(物語の構成上、仕方のない面はあっても)生き残ります。
この[理念論者]の消滅と【陰謀論者】の生き残りという生死の選別は、作者の意図を感じさせます。
自然現象での災害が単に偶然で運命的に生死が分かれるのに対して、その自然災害のメタファーでもあった天空に広がる強大な宇宙船や侵略者の存在から起きたラストの生死の選別は、作者の作為性を感じさせ、前章にあった現在の正確なメタファーから遊離してしまった感想を持ちました。
仮に、門出や凰蘭も分け隔てなく消失したのであれば、かえって2人の関係の「絶対」が浮かび上がり、現在に通じる物語の着地となったと思われます。
[理念論者]や【陰謀論者】でない、現在に耐えうる解決策を考えられなかったのであれば、最後は門出や凰蘭も含めた主要な登場人物のほとんどが消滅した方が納得感があったと僭越ながら思われました。
しかしながらこれら弱点を差し引いても、前章の現在に耐ええる傑作さと合わせて、映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(前章・後章)は、2024年を代表する邦画になるとは一方で思われてはいます。
原作もあのアイドルも知らないけど
あの曲での、あのシーンは、すべてのモチーフを回収するだけの力・効果があったと思います。
原作もでんぱ組も知らなかったけど。
あのシーンはやられた。
絶望と希望が入り混じったような
笑いながら怒る人みたいな
竹中直人出てた(笑)
崩れていく世界でなおみずみずしい青春
何度かあるキスシーンの
「衝動的」な「自然体」な雰囲気は
グロテクスな世界の歪みの中にあって
まったくいやらしくなくてすがすがしくてよかった
原作未読なので原作の結末との比較はできないのだけど、
どんどんと先鋭化していく世界と
呑気なキャンパスライフを送るメインキャラたちの対比と乖離
終末後の世界のややほっとさせる物語の締めも含めて
前後編合わせ最後までたっぷり楽しめる作品だった
中高生になら心に残る一作かもね
個人的にはステレオタイプなおバカなオトナばっかり出てくる前章がイマイチでしたが、原作者がこだわり抜いて制作に携わったとのことで、吉と出るか凶と出るか知りたくて観に行きました。前章がアフォなオトナばかりなのも、過去の出来事がきっかけのあえてのものなんじゃないかと期待も込めて•••。
冒頭、前章のダイジェストもなくいきなり続きから始まります。
前章後半で意味ありげに登場させたキャラクターたちは大して活躍せず、前章で何のためにわざわざ時間割いて登場させたの?と思ってしまう。
しまいにはセリフと映像で丁寧な説明が始まっちゃう始末•••。
おそらくアニメ制作のプロの方達と原作者の間でいろいろあったんだろうなあ、と邪推してしまいました。
前章では後章を推理•考証させる伏線がそれほどあるわけでもなく、ただ異常な世界での日常を見せるだけにとどまり、いきなりの急展開で幕を閉じましたが、おそらくアニメ制作のプロの方たちからすれば、もっと後編につながる引きや考察のネタとなるヒントや伏線をいろいろ張りたかったんじゃないかなあ、と思ってしまいました。
結局伏線やら考察のヒントもないので、それらの回収もなく、結末に向かってのカタルシスもなく、謎は謎のまま終わってしまいます。
申し訳ないけど、原作者さんがもう少しアニメのプロの方々の意見を取り入れていれば、アニメ作品として、映画作品として面白いものになったんじゃないかなあ、って感じです。
結局、藤子マンガ&ガールミーツボーイがやりたかっただけなんかな、と…。
たくさんの作品を浴びるほど見てきた理屈を求める大人には残念ながら響かない作品かと。
ただ、おそらく中高生なんかにとってはなかなかの心に残る一作になるんじゃないかなあ~、って気はします。
終末的青春映画
お互いに「絶対!」と呼べる存在、シュールでポップでエモい会話、かつヘタにベタベタ恋愛していない、いい塩梅。これぞ青春映画の金字塔だわ…この感じは実写では無理でしょう。ひろし兄さんは残念だったけれど、大葉くんは帰ってきて良かった。近いうちに原作を読みに行くぞ!漫喫に。
ストーリの凹凸とテンションの凹凸
映画館にて鑑賞しました。原作は未読です。
前章を見てから2か月ちょっと経っていたこともあり、少々細かいことは忘れていた感もありました。
第一の感想としては前作と同様にやはり若干冗長かな、と感じてしまいました。日常シーンのやり取りなんかは好きです。また、作品の雰囲気も好きです。ただ、話が動くのかな、と思ってから実際に話が展開するまでにテンポの悪さを感じました。
特に、作品の中盤から終盤にかけておんたんと門出の過去の話となり、作品の肝となる部分が明らかになります。ここについては鑑賞していても「なるほどなぁ」と思ったのですが、話の展開のスピードが上がらず、大場くんが宇宙船に近づいていくシーンでもなかなかカタルシスを感じられませんでした。(これは映画というより、原作からのテンポ感なのかも、と思いますが。。。)
この作品の世界を構成するものをより現実的に、でも重くなりすぎないように書くと、表現もストーリーの結果もこのような作品になるのかな、と感じました。
演じるキャラクターもあるのかもしれませんが、あのちゃんやっぱり演技上手だなぁ、と思いました。
おんたんが救われない
原作の最後、門出の父親が出てからが本当に意味のある部分。
そこを無くしたら、おんたんのせいでただ東京が消滅するだけのパニック映画になってしまった。ただただワーキャーするだけの。
良く出来たストーリー、映像が綺麗!!
・前章が凄く面白かったのですが、エンディングがイメージ出来なかったのですが、良い感じに終わったと思います。
・若者の馬鹿らしく素晴らしい日常がどんな時でも続いていく感じが素晴らしいです。
・結構大事な人がめっちゃ死んでいくんですが、音楽が良い感じで悲しくなりません。(笑)
・登場人物それぞれ良い感じで、良い意味で普通の人たち、ありがちな美男美女もあまり登場せず、等身大で感情移入がしやすい、良い映画だと思います。
全274件中、21~40件目を表示