「平和とか日常が簡単に奪われる世界と、リンクした。」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
平和とか日常が簡単に奪われる世界と、リンクした。
前章は門出とおんたん位しか覚えてなくて、
自分のレビューを読んだらやっと思い出しました。
この映画は世界の転換期に公開されて、
今まではあり得なかったことが、
あり得るようになった世界に、
マッチしてリンクしたのでした。
3年前の8月30日。
杉並区の頭上にエイリアンの母艦が覆い被さるように停泊した世界。
それは突然侵略を受けたウクライナ、
突然のコロナ禍で、思いも寄らない伝染病の恐怖で
日常を失った私たちの世界とリンクしたのでした。
マスク生活にも、ディスタンスにも、学校閉鎖や黙食、
なんやかやに私たちはすぐに慣れた。
(慣れない子供たちは沢山、不登校になった。)
空を覆う宇宙船や紛れ込んだ偵察の地球外生命体にも、
人間は慣れてしまい、門出とおんたんは無事に大学生になったのが、
後章のスタートでした。
前章の主役は門出でしたが、後章では通称・大庭君という宇宙人(?)が、
救世主として登場して来ました。
元々の大庭くんはアイドルグループのメンバーで、8・30の時に
怪我をして意識不明で入院中。
その大庭くんにそっくりなので、通称・大庭くんになったのです。
なんとも爽やか系で頼りになる大葉。
おんたんと大庭のラブストーリーも混入して、
《人類の終わり》
《終末まで、後1ヶ月》とかフラグが立っても、
どこか長閑でみんな案外呑気に日常を送るもんなんだな・・・
とか思っていたが、警察隊が宇宙人を攻撃すると粘土色の血液が
流れてアッサリと宇宙人は殺されて行く。
非日常感と危険性を顕著にするのが小比類巻だった。
この世の終わりを彼は待望する。
自殺願望、そして既存の仕組みを滅茶苦茶にする欲求で
興奮状態になる典型的な例。
非常時には変な思想にかぶれる者が必ず出現する。
おんたんの引き篭もりの兄貴まで、非常時には車を運転して
避難したり、おんたんを助けたりしたくなるのだ。
そして《世界の終わり》
完全なる終わりではなかったが、母艦は爆発して、
大庭くんにより世紀末は回避したとは言え、
大きな被害が起きてしまう。
ここ20年、そしてここ数年、そして今年。
世界のあちこちで戦争が起こり、難民となって
国を追われる。
国内では、地震も大雨が頻繁に起こり、更に山火事という
新しい脅威まで出現してきたのだ。
彼の国の大統領が毎日のように、信じられないような、
ビックリ発言をする。
戦線恐々が日常になってしまった。
それにしてもラストのクライマックスから、信じられないほど
明るいテーマソングが流れる。
ミスマッチとも言えるが、深刻さは掻き消されて、
どんなことが起こっても前向きに生きて行く雑草魂に
気分は楽観的になり、微笑まずにはいられないのだった。
こんにちは〜
アニメは観ていなかったので観てみようかな。
私は映画館は週に1本と決めています。
漫画サイトで、
トリリオンゲームと信長協奏曲が面白くて、ドラマも観たいなぁと思っています。
ドラマに漫画に、映画に仕事、携帯ゲーム、YouTubeと、忙しいですが、子育てが終わり自分の時間が持てる事に、感謝の日々です
おはようございます。共感ありがとうございます。
確か、年末位に漫画をやっと全巻読み終わりました
ラストが全然違いました。
漫画もかなり面白いです
↓ナインハーフ
懐かしいですね
もうミッキー・ロークが大好きだった、10代でした。
整形しなければ、いまごろ、かなりのイケオジになっていたのに…
琥珀糖さんは、ミッキー17にいかれたんですね
私はデーヴァラにしました
デーヴァラは、今年の暫定1位です
次の日曜日ミッキー17の予定ですが、今月は観たいのが沢山あり、全部は観れないので、厳選しないとです
共感有り難うございます。
そうですね。危機意識はしっかり持っているのに、破壊や絶滅や死亡フラグにも「いつか、次第に」慣らされてしまう私たち。絶望の夕焼け空から、明るいメロディが聞こえる、そんな不思議で悲しい世界を描いていたように感じました。