「圧巻された」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 たけぼうさんの映画レビュー(感想・評価)
圧巻された
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日常的な事が起きても、いつもと変わらない「クソ平和」な日常が続いて行く事を震災やコロナを経験した我々は知っている。
それは明日UFOが突然現れたとしてもだ。
そんな「クソ平和」な非日常を生きる思春期の少女たちの物語。
学生の頃は自分たちを中心に世界が回っているように感じる呑気な考えと将来への不安、焦燥感、そして友情が誰にでもあったのではないだろうか。
あの頃の友達は大人になった今の友達とは違う「絶対的」な存在である。
例え世界が滅びても友情を選ぶ、「クソ平和」で無責任な考えが許される10代の少女たちは、タイトルの通り「デッドデーモンズ(死の悪魔)」とでも言うべきか。
世界より目の前の相手を選択すると言う意味では新海誠の「天気の子」にも通じる部分があり、非日常でも普通の生活が続いて行く描写には「この世界の片隅に」を彷彿される。
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