デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のレビュー・感想・評価
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早く後章が観たい!
第一印象は、とにかく絵が丁寧に描かれていること。
助けた宇宙人が何やらキーだということ。
物語後半、おんたんが宇宙船に呟き、少年の皮を被った宇宙人と遭遇。その際に過去の回想と思われるシーンに。
おんたんは、実は苛められっ子で、カドデの方が賢く、そして活動的。物語当初の行動が意味不明のおんたんとは真逆であり、カドデとも違う。
塾の夏期講習で、カドデとおんたんが助けた宇宙人から、それぞれ貰った道具を、おんたんは、自分の正義のために使い闇落ちしていく一方で、おんたんは引っ込み思案な性格を治すための薬のような道具を貰うも使わず。
その後、カドデの暴走を止めようと、おんたんと歩道橋で喧嘩。カドデが引っ越し、おんたんが届け物をしにいったときに、カドデが飛び降りて、また、現実に戻る。
何とも後章が、気になる終わり方。
原作は、一部分だけ見た程度なので、全く物語の展開を知らないので早く観たいです。
あと、余談ですが、青い猫型ロボットのパクリのイソベやんの声を当てていたTARAKOさんが亡くなったのが残念でならないのと、映画の前に流れる宣伝で同じく亡くなられた鳥山先生のSAND LAND、少し前に亡くなられた杉山先生のドラクエ10が、ひと時代が終わった感じがして個人的には何とも切なかったです。
原作ファンの感想が知りたい、ほど
出来はいいと思った。いや、まだ、前編だからわからないけど、ここまでは、すごく、いい。
当然原作未読、予備情報なしで鑑賞。正直「タイトル買い」ってやつ。CDなんかの「ジャケ買い」と同じ笑
あの&りらの声もよさげ。サブキャラ?との絡みもいいし、友達キホのエピソードも「えっ?」ってなって良かった。
単純にこれからどうなるのか気になる。でも原作は読まない。映画の後編を観てからだな、あーだこーだ言うのは。
アニメとして観た時の全方向的なバランスは良い。いやー、⭐️5、続くなあ。
でもキャラによって絵のタッチが極端に変わるのは原作寄せなのかな?個人的には「おんたん」の兄さんがいいね。あと、過去パートは幻想なのか、あれが真実でリセットされたのか、、、う、げ、原作は読まないぞ!
奇抜なタイトルと話題の声優陣に興味を惹かれ視聴。後章が気になります。
他作品を鑑賞時の予告編と、表題の通り奇抜なタイトル(通称「デデデデ」というらしい)と話題のアーティスト二人が声優を務めるとのことで公開日に鑑賞。個人的には前編・後編やPart.〇〇といった続編ありきの作品は敬遠していたが、本作は何か気になったので先の考えはお構いなしに視聴。原作はコミックらしいが、原作も未読で特に前情報なしでの鑑賞である。
あらすじとしては、突如として東京の上空に巨大な球体の未確認飛行物体が出現。球体からは所謂UFOみたな母船も出現し・・・と聞くと「インディペンデンス・デイ」的なエイリアン侵略モノが頭に浮かぶが、そうではなく、出現時に事故や米軍の攻撃で5千人程の死傷者が出たものの、特に侵略等がはじまることとなく3年が経過。異物が上空にあるのが「当たり前」の感覚となった日常での、女子高生のお話。
序盤は上記の流れがストーリー展開され、友人の死から、徐々に未確認飛行物体の生命体(劇中では「侵略者」と呼称)との過去(?)の関りが掘り進められていく。全くの前情報無しのため、この「ループものなのかな?」「『寄生獣』みたいにすり替わっていくのかな?」といった憶測させるストーリー展開に引き込まれる。
なお、主人公の二人(でいいのかな?)、眼鏡の女の子「門出」役をYOASOBIのボーカルikura(幾田りら)さんが、ツインテールの女の子「おんたん」役をあのちゃんが務められていたが、個人的には本業ではないのに上手いものだと感じ、なかなか良かったと思う。
過去の出来事がどう現代に繋がっていくのか、侵略者の目的は?など、後章がとても気になる作品。恐らく5月上映の後章も鑑賞すると思う。楽しみに待っていたい。
最後にイソベやんのデベ子役のTARAKOさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
(※誤ってイソベやん役と書いてしまっていたので修正いたしました。2024/5/24)
デデデ砲撃にやられました
原作もあらすじも見ずに鑑賞しましたが、十分楽しめました。
現実世界と、反対の夢の世界(こんなこといいな、できたらいいな、〇〇〇〇ン♪)の痛烈批判。
正義だ、悪だ、簡単に言うなと。
戦争が勃発している世界に生きながら、見て見ぬ振りして、
コレが美味しいとか、アレが欲しいとかわちゃわちゃ言って食事してたら、頭とお皿の上に、戦艦の破片と宇宙人の遺体が降ってきて、血だらけになった気分です。
子供は世界の闇の縮図に一方的に落とされて必死で生きてる。
想像以上に色んなことが見えてて、素直で、故に残酷で、傷だらけ。
可愛いキャラと残酷な現実のギャップがシュールすぎて、夢に出そう。
あのちゃん、はまり役です。
後半の回想パートが重く(比重も内容も)、バラバラな二つのストーリーのまま、伏線も回収されず、後編の予告になっちゃった印象。構成がイマイチに感じました。
後編は、5月末なんですね。
こんなモヤモヤをかかえて、楽しいGWが過ごせないじゃないですか。
絶対見ちゃうけど。
第9地区
劇場で見た予告CMで面白そうな設定のお話だなと思ったので観ましたん。
若い女子高生風の会話をおっさんが聞く。聞き続ける映画。
いちいちシニカルで必要以上にツンツンな返しをするのが あのちゃんが声優を務めるキャラ。その言い回しが引っ掛かって気になるが、逆に他はあまり興味を引かれず気持ちが離れてゆく中、あのちゃんキャラもキャラ徹底を頑張り続けるのでクドく感じてくる。
非日常が当たり前になった平凡が続くだけなのかと思ったら、途中で話が幼少期に移行し、門出っていう子がデスノートやってたヘビー展開へ。
でも、なんかあまりハマれず、次回作も気にならないかも🤔(また次作のCMを目にしてショッキングな展開そうだったら観てしまうのかな?)
昔、愛読してたスピリッツで今こういうのやってるんですね~ (追記:5chで原作画を目にしましたが、映画と雰囲気が違って、もろにスピリッツっぽかった)🧐
これはお祭りです。楽しみませう。
内容は、単行本12巻原作者、浅野いにお『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』のアニメ映画化。女子高生の日常と非日常を中心に、舞台は3年前の8月31日に突如東京上空に現れた謎の未確認巨大円盤の存在を日常的に感じる違和感のある社会で、主人公のオウランとカドデと世界が確実に破滅に向かっていく物語。2人の少女の運命やいかに!という話。
印象的な台詞は、『絶対だから・・・』2人の信念にも思える絶対だからが、すれ違いの未来を想起させる様で切なく面白い。なぜなら信念は、容易に呪いに変わるからだ。それを分からず必死でもがき正解を見つけ出そうとする若い2人の苦悩がよく伝わる台詞でした。
印象的な立場は、いそべやんの中にある侵略者の立場です。個を個と認識する限り調和は侵略と同義かもしれない。との台詞には共感せざるを得ません。何故なら救うと言って殺したり、大切にすると言って傷付けたりするのは人の特性であり詭弁だからです。端的に言うと意味が曖昧になり分かりづらく感じますが、これも人間の性質の一部と感じるからです。
印象的な場面は、やはり冒頭の東京上空に浮かぶ直径5キロの母船でしょう。あのインパクトは非常に強く感じます。そして最後には、空から降ってくる侵略者にも驚きです。漫画でも緻密に描いてありますが動画であの場面が見れるとは眼福ものであります。
全体的に、大きな脚本の変更があり独自性のある『デデデ』になりそうですが、漫画のイメージを大切に保ちつつ頑張っていこうとする気概を感じます。個人的には、終始音楽がうるさ過ぎて物語に緩急が無かったように感じました。浅野いにおの世界観は性的描写にあると思ってますのでスパイスが効かず少し残念です。映画の第九区+デスノート+ドラえもん+女子高生の様な構成は独特で面白いと感じます。
門出と凰蘭の行動原理は同じで、お互いがお互いを思い合うが故の行動の細やかなすれ違いが劇的に運命を変える。『絶対だから・・・』のバトンリレーが伏線めいて面白い。凰蘭兄→凰蘭→門出に渡される信念の様な言葉。その時々に2人の少女の心の機微が、伝わるからこそ悩める若者の支持を集めたのではないかと分析します。しかし残念なのは、パンフレット。内容は薄かったですが後半も楽しみにしたいです。
考察しがいがある前編
デデデデというマンガが伏線の回収が見事でおもしろいとは聞いてはいたが、原作は未読。
映画になるということで敢えて原作は読まずに劇場へ行ってみた。
前半はほのぼのとした話。
まぁ、女子高生の日常ってことなんだろうな。
過去の回想(小学生時代)でいそべやん(侵略者?)を助ける辺りから話がきな臭くなるのだが、どう考えても、これまで描かれてきた日常パートと繋がらない。
そもそも日常パートにはいそべやんがいないし、秘密道具(?)も出てこない。
『日常パートにもいそべやんがいる?』
『主人公の壮大な妄想?』
『まさかの夢オチか?』
なんて思いながら観ていたが、また、日常パートに戻ってもやっぱりいそべやんは出てこないし、回想シーンについてなんの説明もない。
意味がわからないと少し混乱したが、ここでSFマンガだと言うことを思い出し、タイムトラベルものか並行世界ものの話なんじゃないかと気付いた。(当っているかはわからんが…)
回想の方の主人公がいそべやんの力を借りて
過去に戻り、門出の闇堕ちを防いだ。
もしくは過去の回想ではなく、闇堕ちは並行世界で起きたまったく別次元の出来事だった。
SFマンガってことを考えると並行世界の方が可能性は高いのかな?
別次元ではあるが、並行世界の出来事が日常パートに影響を与えているみたいな。
(本当は門出が死ぬはずだったが、助かってしまったので代わりにシホが死んだとか)
ただ、そうなると時間軸が狂ってくるんだよな〜
作品の評価は後編を観ないとなんとも言えないし、原作ファンには『このエピソードはカットして欲しくなかった』とかはあるかもしれないが、じゅうぶん楽しめる前編だったと思う。
後編も観てみたいと思わせる出来だった。
カニカニサイン。
3年前の8月31日東京上空に突如現れた巨大な宇宙船(母艦)、その母艦が浮遊してるのが当たり前の日常となった住人達と小山門出とおんたんの話。
小学5年の頃、未確認飛行物体を目撃し異星人と交流のあった門出とおんたんの過去と現在。
冒頭のストーリーは引き込まれず中盤手前の飛行物体墜落が原因で友人の死あたりから楽しめた。
とりあえず率直に観てて思ったのは原作者の方って昭和生まれの方?(笑)
門出とおんたんが使う日常ワードが何か古臭くて絵とセリフが何かミスマッチ、いやっいいんですけどね懐かしい感じで。
とりあえず前章を観てしまったいじょう後章も気になる!
むむむふわー
門出やおんたん、その友達たちとの掛け合いや、その他の主要キャラ全員、原作の雰囲気そのままでとても良いと感じました。
あのちゃんの演技が想像以上にハマっていたのもいい驚きでした。
ただ、少し気になるのが、「ここを今やるんだ...!」という話の流れ。
コミック既読なのでてっきり後編でやるであろうと思っていたらまさかの前編にぶち込んでくるとは...!
そこまでの流れが原作に忠実で個人的にものすごく良かっただけに、あの場面から少し中弛み的な印象があったけど、それは私が原作を知っているからで、初めて見る方々にはこの流れがプラスに働くのかもしれませんね。
(中弛みと感じてしまった私は、そのせいで後編への引きが弱くなってしまい、前編しか観てくれなくなってしまうのでは...と僅かな不安を抱きましたが、杞憂でありますように!)
でも、コミックでの流れをあえて崩すシナリオのおかげで、後編にどんな見せ方をしてくれるんだろうという期待も湧きました。
全体的に原作愛をとても感じるので、むしろ期待の方が大きいかな!
原作未読の方へは言わずもがな、既読の方も最終的に満足できる映画を期待しています!
「後章」が楽しみになる「前章」
巨大な円盤が上空に浮かぶ「非日常」と、卒業間近の女子高生たちがごく普通の毎日を送る「日常」との対比が、なんとも独特でシュールな世界観を作り出している。
そこには、明らかに東日本大震災やコロナ禍の記憶を投影することができるし、ウクライナやガザの現状を重ね合わせることも可能だろう。
付近の住民や旅客機を避難させることなく円盤を攻撃する自衛隊の対応には疑問を抱かざるを得ないが、ある日突然、大切な人を失うかもしれないという日常の「不確かさ」と「不穏さ」は、しっかりと感じ取ることができた。
ただ、本作で一番印象に残るのは、比較的長い時間をかけて語られる少女2人の幼い頃の思い出で、ドラえもんのひみつ道具のような「力」を手に入れた少女が、自らの正義を暴走させていく様子には、ホラーのようなインパクトがある。
少女たちは、その記憶を失くしていると思われるが、おそらく、このエピソードが、「後章」で「侵略者」の目的を説明するための伏線となるのだろう。
あるいは、少女たちが、「失いたくないものがない」と悩んだり、「1人の人でも守り抜け」と教えられたり、相手のことを「絶対だから」と宣言したりと、様々なキーワードが気になったのだが、これらも「後章」で回収されるに違いない。
ほかにも、今後、活躍しそうな「怪しげ」なキャラクターが数多く登場していて、「後章」を観るのが楽しみになったのだが、そう感じるだけでも、この「前章」は成功だったと思えるのである。
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