デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のレビュー・感想・評価
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武器の弾をマシュマロに。
観る予定はなかったけど、皆様のレビューの熱量に心が動き鑑賞!すごく面白かった!
観終わったら「関心領域」の何とも言えない後味が完全に消えた。。
おんたん兄のキャラが好きすぎる笑。
後章も早く観なければ!
変わりゆく世界の中での、彼女たちの「絶対」
3年前の8月31日、突如街の上空に宇宙からの巨大な母艦が出現したことで、世界は一変した…
そんな世界で「門出」と「おんたん」を含む仲良し5人グループは、高校生活最後の年を謳歌。
大人じゃないけど、決して子供ではなく。
考えていないようで、冷静に状況把握はしていて。
そして、大人になると空気を読んで躊躇してしまうことにも
全力ダイブで飛び込んでしまう勢いがある。
門出とおんたんは、世界と繋がっていながらも
門出にはおんたんが、
おんたんには門出が、
絶対で全力で守るべき存在だった。
友情とか恋愛とか名前を付けることのできる関係でなく
とにかく「絶対」。
絶対がない世の中での絶対。
それが大人になった自分には眩しくて、
彼女たちのわちゃわちゃをちょっとセンチメンタルな気分で眺めてました。
前章・後章一挙上映で2回目観ましたが、やはり良き。
(門出のむっちっと感も良きですね)
しかし、ちょっどズルい男性が多い気がするのは気のせいか…
渡良瀬せんせー、ひろしにいちゃん、大葉くん。へきでしたわ。
日常と非日常の織り交ぜ方が凄い
すごくヤバい事が起きているのだろうけどあくまで日常感を崩さずに描いているのがすごい。
細かいところでわかりやすい小ネタを挟む事で完全に非日常感を出さないようにしている。
前章で回収出来ていない事がたくさんあるが後章で描き切れるのか気になる。
終末論的「セカイ系」に接ぎ木された「日常系」。日本のサブカルの集大成がここに!
若干観に行くのが億劫で、ずるずると先に引き伸ばしていたが、そろそろ後編が始まってしまうので、重い腰を上げて視聴。
うーん、これはたしかに「くそヤバい」!!!
控えめにいっても、傑作だ……。
なんだろう、この圧倒的な情報量と語り口の巧さは。
2時間引きずり回されて、いっときも間断するところがなかった。
観に来て良かった!!!
セカイ系としての非日常+『けいおん!』に由来する日常系。
祖型としての『ドラえもん』と『インデペンデンス・デイ』と『SF/ボディ・スナッチャー』。
創作背景としての「3.11」と「コロナ禍」、そして「安保」。
なんだか、日本のサブカル、日本のアニメの「総決算」を見せられてる感じがする。
(ない要素は、時間の巻き戻しと異世界転生くらいだが……後編にあったりしてw)
浅野いにおの原作は未読。
題材を聞くかぎり、観る前はつくみずの『少女終末旅行』(2014~18、あれのアニメもまあまあの傑作でした)みたいな内容なのかな、と思っていた。
なんにせよ、昔だったら『月刊アフタヌーン』で連載されてたようなやつ(笑)。
壊れ果てた世界と生き生きとした少女たちが対比されていて、しんみりとしていて、静謐で……みたいな。
だが実際は、だいぶ違っていた。
宇宙人が侵略(?)してくるヤバい戦時状況下で、当たり前の青春を送る学生たちという意味では、『輪廻のラグランジェ』(2012)や、『ゼーガペイン』(2006)、さらに古いのだと『学園戦記ムリョウ』(2001、出だしのノリが良く似ている)や『宇宙のステルヴィア』(2003)あたりにむしろ近い感じか。
宇宙人が交じり込んでいても、ラノベ的なわきゃわきゃした日常が展開されるという意味では、『電波女と青春男』(2011、似たような宇宙服来た宇宙人w 入間人間や日日日あたりのラノベとは、世界観もなんとなく近い感じがする)とか、『かしまし』(2006)、さらに古いのだと『お願い』シリーズとか。
なんにせよ、思っていたよりは、かなりみっちりしていて、粘っこくて、えぐみがあって、脳に焼き切れるような負荷のかかる、猛烈に「濃ゆい」アニメだった。
原作者自身は、『けいおん!』(2009)を観て本作を企図したとのこと。
要するに、『新世紀エヴァンゲリオン』(95)や『ぼくらの』(2004~09、アニメ2007)のような、宇宙から侵略者がやって来るシリアスな「セカイ系」に、少女たちの軽やかな「日常系」を接ぎ木したらどうなるのか。そういう実験だろう。
僕は、とくに後半の展開に度肝を抜かれた。
「信用できない話者」の要素を噛ませてくる、意想外の小学生編。
ここで、こういうふうに仕掛けて来るのか。
いやおうなく、主人公たちのキャラクターが二重、三重にぶれて複層化する。
こうであるはずだった物語が反転し、油断のならない語りに緊張が走る。
話を思わぬ方向にツイストさせてきたアニメスタッフの力量に感服。
パンフによれば、小学生編って、原作では終盤になって明かされる内容らしくて、映画版前章の終わりにくっつけることを提案したのは、脚本の吉田玲子らしい。
さすがは吉田玲子先生。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のTV版と映画版のホンの出来があまりにひどかったので、正直この人の神通力ももう失せたかと思っていたが、やっぱり構成感への嗅覚はすごいな。
主人公ふたりの強烈なキャラクター。
一癖もふた癖もある周辺の人物。
ギャグとシリアスの抜群の塩梅。
当たり前の日常と大量死の対比。
セカイに翻弄されているかと思えば、
セカイを翻弄している転調の落差。
圧倒的な技術力で到来した宇宙人が、
武力でまったく地球人に勝てない不思議。
すべてのバランスがヘンテコに崩れていて、
崩れたままに、奇跡的な均衡を保っている。
うーむ。今年観たなかでもダントツで面白い。
先が気になる。主人公の運命が気になる。
地球の未来が気になる。
― ― ―
すべてに納得がいっているかというと、そうでもないのだ。
たとえば、とある人物が死んだときの主人公たちの反応を描いたシーン。
あれは僕のセンスからすると、どうしようもなくダサい。
狙っているギミックがあからさま過ぎて、思わず赤面してしまう。
あるいは、自衛隊や軍需産業の描き方。さすがにあれは図式的にすぎないか。
少なくとも、僕が仕事で出会った士官クラスの自衛隊員は、本当に優秀な人達だった。
てか、攻撃してこない対象に対する攻撃命令はそう簡単に下りないと思うし、周りに被害が出るような撃墜指示を避難誘導なしに行なうとか、実際にはあり得るんだろうか?
というか、自宅警備員、陰謀論者、トランスヴェスタイト、テロリスト、脳筋の軍人など、時代の要請する「香ばしい人々」の類型をひとところに集めようとし過ぎて、ちょっと物語として飽和している印象がある。
そういや、小学生時代編の門出の変貌ぶりも、さすがに展開が急すぎる気がした。
もともとそうなりそうな気配はあったといえばあったんだけど、妊婦さんを見てのいきなりのアレは、唐突過ぎて個人的にドン引きしてしまった(門出に、というよりは演出に)。
他にも、小学生編での「デーモンズ」の掌の返し方は不自然じゃないか?とか、先生のキャラ付けはこれでいいのか?とか、顔だけアンチ「萌え」の方向に振りながら身体やスカート回りの描き方が結構性的なのはどうなの?とか、まあ、文句を言い出せばいろいろあるわけだ。
宇宙人回りに関しても、本当に無抵抗主義についての説明が後編でちゃんと綺麗につくんだろうか?とか、なんで虐殺されてる調査員たちは「隠れ蓑(透明マント)」を有効に使わないんだろう?とか、ラストのアレが無数に降って来るシーンとか(映像イメージとしては素晴らしいけど)どうやったら実際に起こし得るのか?とか、気になるところは結構ある。
でも、そんなことはどうでもいいくらいに、僕は物語に強烈に引っ張りまわされたし、門出とおんたんのキャラクターに圧倒的に惹きつけられたし、終盤の転調に思い切り愕然とさせられた。
まさに、これぞ「日常系」を包含した「セカイ系」。
日本の磨き上げてきた最強ギミックを、宮崎駿とも富野由悠季とも新海誠とも異なる方向で、きちんとまっとうなSFとして仕上げてきている。
しかも本作は、社会的な批評性にも事欠かない。
話の出だしはまんま『インデペンデンス・デイ』(巨大宇宙母艦の襲来と居座り)だが、そこに関東大震災で起きた諸問題(放射能汚染の恐怖、通信インフラの遮断、進まない被災地復興などなど)や、ネット世界で跋扈する陰謀論(環境汚染、仮想敵、お花畑友愛論)と感情的なレスバトル、近づく軍事的危機(ロシア、中国、北朝鮮の外圧)と日米安保の功罪、コロナ禍、いじめ問題、ネグレクトなど、ありとあらゆる日本を取り巻く重大事が、ヒロインたちの周辺事象として引用されてゆく。
今そこにある危機。
でも、敢えてそこから目を背けて、少女たちは青春を謳歌する。
ひりひりするような終末の予感がまぎわに迫っているからこそ、とりとめのない日常が光り輝く。少女たちの何気ない交流が、特別でかけがえのない瞬間となる。
何度も作中で予告される、「人類終了まであと半年」のカウントダウン。
いやおうなく、緊迫感が高まる。
いつまで、このたおやかで親密な友情のやり取りは続けることができるのか。
過去の記憶が戻ったとき、いまの幸せな時間は喪われてしまうのか。
いやあ、本当に、後章が楽しみだ。
あと、やっぱり触れておかないといけないのが、幾田リラ(イクラ)ちゃんとあのちゃんの演技だろう。
プロの声優たちにまじって、まったく遜色がない。
ふつうに演技が出来ているどころか、喧嘩のシーンとかガチ度が半端ない。
ぶっちゃけ、めちゃくちゃうまい。
ちょ、これ、どういうことなん???
今までも北村 匠海とか 賀来賢人とか吉沢亮とか、やらせてみたらバリバリに声優演技が出来る若手がいたのは確かだが、彼らはそれでも「俳優」であり、演技は一応本職だった。
イクラちゃんも、あのちゃんも、本職は歌手だ。
それも紅白とか出てる、売れっ子の一線級の歌手。
あのちゃんは結構ドラマには出てるけど、声優やるのは初めてっぽい。
イクラちゃんに至っては、ほとんど演技経験すらなさそう。
なのに、なんでこんなにできるのん??? おかしくない???
結局、今の若い子たちって子供の頃から、萌えアニメとか見まくって血肉にしてて、二人とも歌手といっても、アニメやアイドルに近しいところで「作り込んだ声演技」を聴きまくって生きて来て、耳がめちゃくちゃ良いから、最初からああいうアニメ特有のしゃべり方をちゃんと「耳コピ」出来てるってことなんだろうなあ。
なんか、醜い感情だけど、その才能にいささか嫉妬しちゃう(笑)。なんだよ、やってみたらさらっと声優まで出来ちゃうとか、お嬢さんたち世の中に対してちょっとは申し訳ないとか思わないの??みたいな。
ほんと、恐れ入りました。
まあそんなこんなで、週末に封切られる後章に大いに期待したい。
― ― ―
以下、備忘録。
●中川ひろしお兄ちゃんにガチ笑う。なんだよ、その地獄のミサワか『監獄学園』のアンドレみたいなアゴ(笑)。池上遼一絵でもなんかそんなキャラいたな。中村悠一かと一瞬思ったが、良く聴いたら諏訪部だった(笑)。
●門出ちゃんが「デーモン」の綽名つけられるの、よくわかる。僕も小学校の頃は問題児童で、松木宣子ちゃんが自分のことを「のこ」って呼んでたので、黒板に「まつきのこ」のマタンゴみたいな絵を一面に描いておちょくってたら、終わりの会でぎゃあぎゃあ泣かれて、教師にボコボコに殴られたのを思い出した。
●いそべやんの造形がどうも桜玉吉っぽいと思ってたら、家に帰ってからWikiの「浅野いにお」の項を見てて、生涯ベスト漫画に桜玉吉の「幽玄漫玉日記」を挙げているとあって草。
●いそべやんって、藤子プロの許可って得てるのかな?(笑)
●小学生編の後編は後章で扱われることになると思うが、いかにうまく高校生編に話をつなげてくるかは楽しみ。現状ではあまりにキャラや状況に齟齬があるので。
●映画の最後で、TARAKOさん(デべ子役)追悼のテロップが流れる。ご冥福をお祈りいたします。
言える映画館スタッフ・言えない映画館スタッフ
SFアニメ。
女子高生の話で、東京上空に謎の巨大宇宙船が滞在しているという背景がある。
絵柄や演出は良い出来で、後章を除いた前章だけのストーリーとしては悪くはない。
テンポ加減も遅すぎず早すぎず、他の作品が見習うべき作品と言える。
合う合わないはあるかも知れないが観る価値あり。
良い点
・ナチュラル
・声も合っている
悪い点
・キャラデザが一部ギャグに寄りすぎている
長いタイトルにも意味があるのだろうか?
浅野いにおの原作は未読。予告から気になっていたけど前・後編とのことで、最近記憶力のなさには自信がある中高年としては、なるべく2作の間が空かないところで…と、やっと鑑賞。スクリーン数が減ってることもあるが、平日のレイトにしては客足がよかった。人類史上どえらいことの起きている傍らでゲームや買い物や恋愛に興じる世界、友人の死すらも相対化されそうな日常が個性的なキャラとともに描かれていておもしろい。
現実世界のメタファーと創作世界のオマージュというかパロディというか、それらがごちゃ混ぜになって大量にぶち込まれる、いわゆるサブカルっぽさはあざとい感じがするし、声をあてている幾田りらもあのちゃんとかも特に知らんのだが、前半の話をひっくり返すような後半の展開といい新たなキャラの登場といい、いろいろフラれているネタがどのように回収されていくのか、とにかく続きが気になる…。
何一つ理解出来ず
作品が理解出来なかったので採点する土俵にすら立てず…
後編を見れば何か理解出来るのか
あの作品をもう一度見る勇気が沸くかどうか
悩めます
ストーリーとは関係ありませんが買う予定がなかった「INSTAPUMP FURYのシトロンイエロー」を思わず買ってしまった…
日本のアニメの凄み
浅野いにお作品には、あまり関心がなかったのですが、知り合いが面白かったと言っていたり、評判も高いので「これは観に行かねば」と思い鑑賞しに行きました。
主人公二人の声優をみて「えっ、マジ」とかなりテンションが落ちてしまったのですが、「良い映画を作る人達は違うわと」思わせてくれる形になりました。
主演の二人、声で特をしてるなと感じました。あと「アニメとか好きなんだろな~」と。そして脇を固める力のある声優陣。ここでもまた種崎敦美がでてて、いい意味でまた彼女か。と思ったのと、同じような感じで和氣あず未もこういう質の高いアニメ映画に出てくる常連になりそうだなと思いました。
他のアクターと比べてしまうと主人公二人のちょっとヘタウマな感じ、リアリティレベルが一段落ちるところが、この映画のファンタジー感を引き出している感じがして、いい感じで良かったです。主役の二人がうまいアクターだと少し息が詰まる感じになってしまったのではないかと思っています。主演二人の脇を固める他のアクターと比べて少し足りない感じが、世界観を構築する要素の一つとしてうまく機能していると思いました。ハマってという感じでしょうか。
途中少し中だるみしますが、その後の展開が速く、テンポよく、あの中だるみはこのための助走期間だったのかと思いました。
主人公たちと背景などの他の物との作画のリアリティレベルの差もファンタジー感をだしてくれていて、漫画のようでアニメであるとても変な面白い作品でした。
声で主人公二人とその他のキャラクターとのリアリティレベルの差を出し、画でもキャラターとそれ以外のものとのリアリティレベルの差を出していき、それらを違和感なく共存させることでこの作品の持つファンタジー感と本作品中の現実感・非現実感を、そして主人公二人のもつ内面をうまく表現させているなと感じました。
鑑賞する前は「デデデデ、ってやつ」としかタイトル覚えてなかったですが、鑑賞するとタイトルと内容が少しリンクして「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」とそらで言えるようになりました。
後編が楽しみです。
ここ最近の映画でぶっちぎりトップ
後章始まって一週間限定で再上映してくれているのでせっせと劇場通い。
OPからタイトルまでがもう最高。ゼロ磁場から母艦が出てくるところの曲がめちゃ好き。
BLやらアイドル推し総理やら女装小僧とかなんか盛り沢山で情報が多い。でも逆にそれが原作未読でもものすごい刺さってくる不思議な作品。すごい好き。
伏線だらけでよくわかりませんでしたが。
後編始まる前にと思い、このタイミングで鑑賞しました。非常に評判良く期待してましたが、伏線多すぎ、後半に期待でしょうか。
あのちゃん、声優いいですね!!
少しシュールな世界観とバッチリあってます。
おんたんの発音を知れて良かったです。
原作が大好きなものは基本アニメ化や実写化しても(勝手に期待して落胆するので)観ないようにしているが、この作品に関してはあのちゃんがハマり過ぎて違和感がなかった。
もっとこのシーン入れて欲しかったな〜とかも勿論あるがあの量をこの時間でしっかりまとめているのは素晴らしかった。
最高です!
不安、不安定
anoちゃんのキャラと声がばっちりあってて、ikuraさんの落ち着いた感じも良くて、声だけだとあまり現実感を感じませんね笑いや、最高でした。
小学3年生の息子と行って、入る前に
「あ、お父ちゃん、昨日はこのオッペンハイマーって映画観たんだよ。原爆って知ってる?習った?」
「知らない」
「原子爆弾って、町が一個破壊されるぐらいの爆弾だよ」
(普段嘘ばかりついてふざけてるので)「噓でしょ?」
「いや、本当にあるのよ」(真顔で)
(察して)「ふーん…」
という会話をしたのですが、この映画の冒頭に出てくる新型爆弾?につながりました。
映画のレビューとは関係なくてすみません。
(原爆や戦争について勉強するのは小学6年生ごろかららしいですね。)
次作へのつながり方、オチへの持って行き方に一抹の不安があるので1点減点してます。キャラが多くて、謎や伏線も多いので、これ全部まとめられるの?と。
でも今作だけで言えば、テンポもいいし、いにお節のセリフも最高だし、アニメのクオリティも高いです。
ちなみに原作未読です。いにお先生の漫画はずいぶん昔の初期のとおやすみぷんぷんをチラ読みぐらいです。でも好きです。すみません。
デデデデ世界に満足感
原作は途中までで積読。1巻は10年前か。ポスト震災や安保など当時の政治社会的な不安感、空気を色濃く映し出していてかなりハマったことを覚えている。
といいながらストーリーはかなり忘れていて、映画を見てこういうエピソードあったなと思い出すが、おおむね原作通りかと思う。尺が長い中コミックのようなエピの並べ方なので、(前章単体では)若干焦点がぼやける印象。
映像はスーパーリアルな東京の街を原作そのままのキャラがよく動いて嬉しい。
個人的には異星?人と接触してからが本番と思っているので評価は保留したいが、満足感はあるので後章への期待込みで。
奇妙奇天烈奇奇奇奇奇欣喜雀躍喜色満面!
原作も広告の類も知らないままに鑑賞しましたが、こんなに深くて面白いとは!!
後編が公開される前に観ることができて本当に良かった。
次の展開とラストに向けての、自分の想像力が思いっきり試されますね。
ナニコレ、面白いじゃん!という嬉しいオドロキ
東宝系のようなアニメは得意でないので、アニメというだけで食わず嫌いになりそうだったところ、GWに子連れで鑑賞したところ、かなりポジティブなオドロキだった。
コロナ期の閉塞感を宇宙船の到来に置き換えたというか、ディストピア背景にイマドキ女子高生の生活を載せた絶妙な設定や、塾合宿に参加する優等小学生の気持ちとか、細かいリサーチみたいなものも実は為されたのかもと思わせるストーリーにも説得力?があって、思わず原作も読みたくなるが、敢えて読まずに後章を楽しみに待つことにしている。
幾田りらとあのちゃんがすごく上手い。
小学5年生には難しい部分もあったなと思いつつ、親子で後章が待ち遠しい。
ドラえもん(イソベアン)は、押し入れの内ではなく、リュックの中に居る"日本独自"のサブカルチャー作品
原作知らずでしたが、予告編が気に入っていたので、観たいと考えていましたが。。。封切終了間際に駆け込む事が出来ました。
あやうく本作を見逃して、大後悔するところでしたした。
主人公たちの容姿が、美少女ではなく、オタク系平凡ガールなのに親近感を感じました。
「第9地区(2010)」の背景に近いが、テンポの良い会話とセンスに
アニメでしか描けない表現と、日本人にしかできない感性を映画中にふんだんに取り入れられた
とても素晴らしい映画作りができていたと思います。
専守防衛の筈の日本国自衛隊と未だに進駐軍気取りなアメリカ軍の強行的な攻撃に疑問が湧きましたが、
両国政府は、事前に何かをを掴んでいたのでしょう。
解明は後編に期待します。
また、主人公達の高校生期と小学生期が、うまく結びつかなく、特にイソベアンの中身との最初の出会いに関する事が高校生期にどう結び付くか、後編が楽しみです。
後半は必ず観ます。
全258件中、21~40件目を表示