「世界の終わりをどう過ごす・・」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 はて1984さんの映画レビュー(感想・評価)
世界の終わりをどう過ごす・・
映画コムのレビューの点数が高かったので見てきました。確かに面白かったですね。絵や動きなど、技術的にも高いレベルだと感じました。ただ前後編の前編だけですと評価不能なので、点数は現時点の平均点としておきます。
原作は未見ですが、小学校編の性格や記憶の違い、シフターという言葉などのヒントから何となく仕掛けは分かった気がします。後編の答え合わせが楽しみです。
頭上の大きな円盤は、我々が直面する問題のメタファーでしょうか。温暖化、自然破壊、核兵器、世界の破滅は目の前にあるのに人は皆それを見ようとしないと、そういう意味に捉えました。
主人公たちはそのような異常な環境であっても、平凡な日常を謳歌・・・いや、むしろ失われつつある日常を必死に守ろうとしています。うちの子たち(JK,JC)を見て可哀そうだな、と思うのは、この世代は、段々と出来ることが減っていくんですよね。旅行も、学校も、友達も、かつて一瞬にして奪われた経験は大きいと思います。この幸せな日常を奪わないで欲しい、という事かなと思いました。
主人公2人を務めた、幾多りらさんとあのちゃんは上手かったですね。映画を見ている間は、存在が全く気にならない、邪魔していない、という点が上手いと感じました。その気はないでしょうけど、声優さんでもずっとやっていけそうですね。あのちゃんは最近亡くなられたTARAKOさんのように、唯一無二の個性的な役をできると思います。(いそべやんを演じたTARAKOさんのご冥福をお祈りします。)
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