「今から後章が待ち遠しい!」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
今から後章が待ち遠しい!
原作未読ながらおもしろそうな予告に惹かれ、ずっと楽しみにしていた本作。公開2日目に鑑賞してきました。期待どおりとてもおもしろい作品で、早くも後章が気になります。
ストーリーは、東京に巨大宇宙船「母艦」が突如襲来し、人類滅亡の危機を感じた日から3年間、これといった攻撃もアプローチも受けることなく、ただ上空に母艦がある光景が日常となった中、女子高生の小山門出と中川凰蘭は、仲の良い友達らと屈託のない日々を過ごしていたが、人類の攻撃を受けた中型船の墜落に巻き込まれて友達が亡くなってしまったことを機に、門出と凰蘭の意外な過去が明らかになっていくというもの。
前半は、異様な光景も日常として受け入れる人間の強かさを、とりわけ全てを楽しい出来事に転化させてしまうようなパワーのある女子高生を物語の中心に据え、ありふれた日常と彼女たちの友情を通して描きます。目の覚めるような美少女は登場せず、平凡なルックスの女子高生が、互いにツッコミ、軽くディスり合う、どこにでもある自然な関係が微笑ましく、これはこれでおもしろかったです。
“ああ、これは非日常の中の日常を通して、生き方や友情を描く作品なのか”と思ったら、その中の一人、栗原キホが亡くなり、後半は門出と凰蘭の小学校時代の回想へと移り、衝撃的な過去が明かされます。しかも、謎を残しまくったまま現在シーンに戻り、さらに追い打ちをかけるような展開が待っています。そして、物語の着地点が見えないまま終幕。
全く先の展開が読めない流れの中、不思議な力で物語に引き込まれます。謎の人物がつぶやく「シフター」とは何なのでしょう。今の門出と回想の門出は同一人物ではないということなら、今の門出の中身はあの時の宇宙人なのでしょうか、それとも別の世界線の門出なのでしょうか。二人の関係はどうなっていくのでしょうか。途中から登場した石川県から東京を目指す二人は、この後どう絡んでくるのでしょうか。宇宙人との関係や地球の運命はどうなっていくのでしょうか。今から後章が楽しみでなりません。
映像のクオリティは申し分なく、平凡すぎるキャラデザとリアルな背景の同居がもたらす感覚が、本作の世界観とよくマッチしていると思います。CVも、幾田りらさん、あのちゃんの二人が、キャラとの親和性が高く、予想以上の好演で魅せています。脇を固める、種崎敦美さん、和氣あず未さん、内山昂輝さん、諏訪部順一さん、杉田智和さん、TARAKOさんら声優陣も申し分ないです。ラストでスクリーンに映るTARAKOさんへの追悼メッセージを見つめながら、心の中で手を合わせました。
こんにちは~。
おじゃるさんは予告で楽しみにしていたのですね。
私はいつもの映画館では上映がなかったので、予告も観ていませんでした。
この後気になりますね
脇の声優さんは、門出パパの津田健次郎さんも
私的にはツボでした。
Movie Angelさん、共感&コメントありがとうございます。本作のレビューを上げておられないようなので、こちらに返信いたします。
確かに本作だけでは評価しにくい部分はありますよね。私はSF好きなので、この設定だけでワクワクしながら勝手な予想を述べてしまいましたが、まだまだわからないことだらけです。早く後章を観たいですね!
基本、アニメは見ないのですが、と言うより観ても分からないのです。(最近観て、インプレッションを受けたのは「THE FIRST SLAM DUNK」と「劇場版ハイキューゴミ捨て場の決戦」だけです。)
本作もテレビの紹介が良かったので鑑賞しましたが、何故、高評価なのか分かりませんでしたが、おじゃるさんの解説で『へ~そいう事だったのか』と納得しました。
ありがとうございます‼︎