JUNK WORLDのレビュー・感想・評価
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壮大な時の叙事詩
世界観とナンセンスギャグで魅了した前作がさらにパワーアップ。おバカキャラも多彩で、どうしようもないクズキャラもいれば、愛らしく健気なバカ娘もいる。
半分以上は死んでも気にならないキャラだが、思わず哀悼の意を捧げたくなるシーンがある。
壮大な時の円環を巡って、ここにたどり着くのか!
インド古代叙事詩以上の時間軸の長さで、新たな神話の始まりと言ってもいい。
かと思えば、お下劣・グロ・ナンセンスのトリプル攻撃は、メジャー配給となっても容赦なし。タマタマ2個つき焼き棒セットのリアルさには、もう吹き出すしかない。
お気に入りのキャラは、トリス様とバステト。Sキャラのトリス様が、弱点を突かれて思わず上気してしまうシーンは、高低差でやられてしまった。
いよいよサーガは、最終章へ。
ジャンク(ガラクタ)は時空を超える 劇場鑑賞は吹き替え版ではなく是非ともゴニョゴニョ版で。
甲状腺ホルモンのバランスが崩れて異常な発育を示すことが我々人間の場合にもあります。そうです。ここはすべてのバランスが崩れた恐るべき世界なのです。これから120分、あなたの目はあなたの体を離れてこの不思議な時間の中に入って行くのです。
そんな石坂浩二さんのナレーションが聞こえてきそうなイマジネーション溢れたジャンクワールドへようこそ。
前作の前日譚となる物語。体を失った主人公のその代替品として使われたガラクタロボットがどこから来たのかを辿った何千年にもわたる壮大な物語。それは人類創世を思い起こさせる。
タイムリープものやパラレルワールドものは自由な発想で物語を創作できるぶん、逆に作り手のイマジネーションの無さを露呈してしまうことにもなる。最近のマーベル作品がよい例。でも本作はそんな懸念を払拭してくれる。まさに監督の持つ豊かなイマジネーションが存分に発揮された見事な作品に仕上がっている。
前作をはるかに超えてスケールアップされた本作。前作の成功のおかげかパペットのクオリティー、特殊効果など明らかにレベルアップしている。また前作のスタッフロールには監督の名前しかなかったのが今回は複数のスタッフの名が連ねてある。ジャンクワールドに魅せられた人々が集結して前作以上の作品を作り上げた。
そして本作が前作を何よりも凌ぐのが全編にわたりゴニョゴニョ語で繰り広げられるその会話の面白さ。前作以上に笑えます。これは吹き替え版では決して味わえないし、日本語を理解できないと楽しめないようにできている。そういう点では海外で公開されても本作の良さが伝わらないのが少し残念。
監督が適当に作り上げたようで、でも絶妙に笑えるイントネーションで繰り広げられる会話は必見。劇場内は常時笑い声が絶えないほどいい加減なジャンクワードが炸裂していた。
例を挙げれば、いい匂いがドルチェアンドガッパーナ、狭いが満員電車、了解しましたがガッテン承知、のろまがポンコツ、他にもディカプリオ、ジョニー・デップ、マジカルバナナ、などなど話してる内容と関係ない単語が連発されまくり。監督独自のセンスで笑わせる。
映像のクオリティー以上にこのジャンクワードで存分に楽しませてもらった。でも物語も意外にスケールが大きくて奥深い。
人間に作られたアンドロイドが神になり文明を築くというさまは2001年宇宙の旅やプロメテウス以降のエイリアンシリーズを彷彿させる。キャラクターもすべてが魅力的で見ていて飽きさせない。
第一作目の例の三馬鹿は最後にだけちょい見せ。三作目で完結するというこの壮大な物語。いまから待ち遠しい。
空耳アワー
「何か言ってしまってるよね」というのは前作にもあったが、さらに増量されていて、その絶妙なチョイスにツボがたびたび刺激される。同じ言葉に同じあちら語があてられているのを聞くと、一冊の辞書ができそうであるが、そんなアプローチの笑いもなかった訳で、練りに練った作り手の革新さに驚かされる。
時系列の交錯を幾度も重ねてリフレインしながら進むストーリーはテンポもよく時間を感じさせない。タイムパラドックス特有であるが、最後は頭が混乱もしたが、よく突っ切ったと思う。世界観相変わらずの独創的で充実。キャラクターも個数が絞られて分かりやすく、前回同様に魅力的で表情がよく作られている。幕の切り替わりが頻発する中で、置いてけぼりになったキャラクターがある印象は残る。人間と生成された生物の対となる構図にロボットが入ってきて、争点はさらに不明瞭になった感もある。
ゴニョゴニョ語おすすめ
ゴニョゴニョ語で絶対見るべし!
ジャンクヘッドとの繋がりは、『ラスト』以外はあまり見られないのは、批評の意見が分かれるところかも…
でも『ジャンクヘッド』の世界観、ギャグセンスなどは間違いなく地続きなのだ!そこはとてもグッドです♡
ゴニョゴニョ語で見たほうが絶対良いです!
笑える単語がメチャクチャあるので。
たまに韓国語でまんま訳されているところもあって、ハングルがわかる人はさらに楽しめるぞい!
6人で制作したって・・・信じられない!
前作、「JUNK HEAD」は劇場公開時に鑑賞済みです。当時その先鋭的でcyber punk?な世界観に衝撃を受け、傑作と思いつつも理解が追いつかず、レビューを投稿出来なかったことを確認できました。
冒頭、前作との関係性は時間軸含めて明確に示されていません。生殖機能を失って久しい人類と、地下で独自の進化発展を遂げた人工生命体マリガンが一時停戦し調査団を結成、共同作戦で地下のある場所でおこる異変を調査するというもの。そこにある思想?に支配されたカルト宗教の一団が軍事介入してきてある目的?を果たそうとするストーリーです。
前作は基本、同じ世界線と時間軸でストーリーが展開してましたが、今作は別次元で時間の概念も超越して繋がって広がりをみせます。そのあたりの気の遠くなる様な広大さがJUNK「WORLD」という題名が指し示しているのかもしれないです。
表現手法としては前作同様、遊び心満載!レイティングギリギリギリ?でエログロ表現を極める様は密かにその手のファンをニンマリさせて止みません(笑)。それでいて精緻に組みあげられ(おそらく)理論的に破綻をしないSF設定も同時に成立しているんですから、その辺りの守備範囲もWORLD classといって良いと思います。
ぜひ、前作と合わせてご鑑賞いただきたいし、前作から制作人数が劇的(なんと6倍)に増えたとはいえ・・・6人でつくられたというハリウッドの映画会社が泡吹いて倒れる超絶コスパ!いろんな面でサポート差し上げたくなる唯一無二の傑作ですね。
とりあえず、パンフ買います!154pで2500円はむしろ安いと思います(笑)
では。
前日譚だけど
素晴らしい壊れた世界
待望の待ちに待った映画
本当に嬉しい。では見て思った事を羅列
カメラワークが前作より素晴らしい
風景の作り込みも相当
戦闘シーンが前作より力が入ってる
ポンチョとニャッが再登場
クノコがスーパーになって帰って来た
吹替とゴニョゴニョがあり最初は吹替にて
前作のギャグは、やや薄れたかな
飛行など上手過ぎてCG的に見えるくらい
ストップモーションの良さやや薄れ気味
ちょっと難解に感じる様なストーリー展開
前作の、ほのぼのさが今作は、薄いのかな
前作続きだと吹替版は、やや違和感あり
パンフレットかなり良心的で分厚い
他にもグッズ多くて買いまくり
それでも総合的に全てにおいて最高!!
壊れた世界。儲かって欲しい
前作見てないと充分楽しめないのかも・・
ジャンクエンドは割と直ぐかも知れませんね
人に勧めるのをためらう映画、名作、傑作
相変わらずなエログロと今回よりピロピロ
もちろん○○ですが・・v
ヘッドは可愛い。ワールドはカッコイイ
と言った感じなのかな
ps.後日、ゴニョゴニョ版を見ましたが
やはりこちらが1作目のヘッドイズム継承版
ヘンテコ日本語が最高に笑える・・ヤザワ
カトチャン、ドリフ・・スーパークノコ
どちらか1本観るならならコチラの字幕
でも、マニアなら両方でしょうね。
パステトはかわいい
吹替版×1 ゴニョ版×3 鑑賞
エンドロール後まで席を立つべからず
第一作目「JUNK HEAD」の1042年前の世界を描く〈JUNK〉三部作の第二作目。
今作は、言語は架空で日本語字幕がつくバージョンと、日本語吹替版の2パターンの公開。
シリーズ初見さんには「日本語吹替版」を、引き続き鑑賞組には、「ゴニョニョ版」がよろしいかと。
このシリーズの、ダークでグロくて、だけど可愛くてお茶目な作風は健在!
前作より昔を描いているため、マリガンのキャラの分化は若干少ないような気もするけれど、前作と変わらないクリーチャーもいれば、原型っぽさがあるクリーチャーもいて、そんな造形を見ているだけでも面白い。
出て来るキャラクターは、分かりやすくて無駄がない。
モースとテリアの間抜けキャラは見たまんまおふざけ担当だし、ロビンは一途だ。
トリス様はスタイリッシュでカッコ良く、ダンテさんが案外“漢”でカッコ良い。
エンドロールでは、お馴染み制作風景が 見られて、今回は一人ではなくチームで頑張れたのでクオリティが下がらなかったんだと納得。
そして、エンドロール後にも更にストーリーが続いてましたので、ご覧になる方は要注意ですよ!
お笑いシーン満載・壮大なSFストーリー第2弾
人間
ルー大柴
時空を駆け巡るアクションSF大作
面白すぎて泣いた。
前作から4年。体感10年。本当に待ってた。その体感10年の期待値の頂点で鑑賞しました。
結果、正直ビックリした。期待値のはるか上空を飛び越えて全く裏切られないどころかパワーアップしてるし、ストップモーションでそれやる?っていう笑いどころがありすきで2時間ずっと夢中だった。続編がこんな面白いことある??
ストーリーは前回と比べてやや難解。今回のロビンめちゃ頑張ってたけど、あの結果で彼の活躍は本当に意味があったのか??は次回で全部わかるというわけですね。期待を込めて☆4.5です。
ゴニョゴニョ版を観ましたが、聞き慣れた言葉がたくさん出てくるので気が散る(笑)情報量多すぎて字幕見逃したところもある。気を付けて。
これから観る人は安心して観てほしいし早く観ようね。
【追記】
パンフレット分厚すぎ重いw
ストーリーについての深掘りはあまり無いが、次回作の内容について少し触れている。あとの9割は制作についての圧倒的情熱で出来ている。映画作品でもあるが、アート作品でもありました。圧巻。
予想外の濃密SF
正真正銘、今年最も楽しみにしていた映画「JUNK WORLD」。3部作だよって言われてからずっとずっと楽しみにしてきて、そう考えるとここ数年で最も期待していた映画、とも言える。
期待が高いと拍子抜けしてしまう症候群の心配もしたが、全く無用な心配だった。
最高に面白い!集中しすぎてジンジャーエール飲みきれなかったよ!Sサイズなのに!
前作の前日譚ということで、「これがこうなってああなるのかぁ」みたいな話だと思うじゃん?ところがどっこい、こっちが事前に想定してるような話には全然ならないからね!完全に予想を裏切られてるから。
それでいて、2時間で収まるギリギリの濃いSFをやってるはずなのに、第3幕とか完全に寄り道みたいなエピソードになってて、相変わらずワケわからん素っ頓狂な展開だし、本当に心の底から「あぁ、自分はこれを待っていたんだな」と実感。
一応ちゃんと解説すると、全4幕の構成で第1幕で起こった出来事がストーリーのベース部分に該当する。第2幕と第3幕では第1幕の出来事が別視点から展開し、最終幕によって新たな終着点が目指されるという感じだ。
前作が素っ頓狂謎展開10の映画だとしたら、今作は謎1対ガチSF9のエンタメ作品に仕上がってる。相変わらずアクションのキレも良い。特にトリス様のアクションがカッコ良いのよ。
それでいてピロピロしたりもしてるのが変態すぎるんだよね。
ちょっと考えてみて欲しい。キック繰り出すシーンの撮影コマ数とピロピロの撮影コマ数、ほとんど変わらなくない?!
ストーリー的にピロピロする必要ないのに、ピロピロを撮る。それは合理性だけでは測れない、水墨画にも通じる、「虚」の美しさなんじゃないかと。
そう考えたりもしたけど、細かいこと抜きにボーッと観ていたとしても何の問題もないのが良い。
ちなみにゴニョゴニョ版(日本語字幕)で観たんだが、ゴニョゴニョしつつも由来となってる日本語がうっすらわかるせいで何てことないセリフだけ聞いても笑っちゃうし、何ならちょっとゴニョゴニョ語がわかってきちゃって、簡単な単語なら話せるのではないかと。
日本語版の方がストーリー展開は追いやすそうな気もするけど、ゴニョゴニョ語でも全く問題ないので世界観にどっぷり浸りたい人にはゴニョゴニョ版を観ることをお勧めしたい。
最後に3部作最終章「JUNK END」の告知が出るので、エンドロールは最後まで観た方が良い。
まぁ、エンドロール中に制作過程が見られるし、制作楽しそうなのも良いし、ほぼ「堀貴秀」で構成されてた前作のエンドロールとの違いに感慨深いものも感じるし、あんこ90皮10のたい焼きぐらいにお楽しみがギチギチに詰まった映画だった。
とりあえず、日本語版も観に行こうっと。
信用出来ない!が シンヨウキンコ!
サァー!暫く振りのお出かけ。
TOHOシネマズ日比谷 スクリーンNO.8 B8
11時30分
東銀座駅から銀座駅を経由して日比谷駅まで、まるでこのストップモーションアニメの世界を歩くようである。
目的地のミッドタウン日比谷をゴズラが火を吹く。13日の金曜日の帝都は阿鼻叫喚の地獄へと。
50年前の5月、エリザベス女王2世とフィリップ殿下(?)がオープンカーで。僕が手を降るとメアリーさんも満面の笑みで手を振替して。来るわけがないかあ。事実(真実?)に基づくフィクションだよ。
さて。
四年前の第一弾を見てから、もう一度見られますね。シンヨウキンコ?信用してくださいね。
トンネル感はなくなりました。
13時40分 6月13日
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