JUNK WORLDのレビュー・感想・評価
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マジック観てるみたい
今作は、地上の世界のお話だから画面が明るい。
それに予算が出来たのか、キャラクターも多く美術なども豪華、と同時に『JUNK HEAD』の愛嬌あるアングラ感や、手作りならではな動きの辿々しさなんかは失われたかな、好みの問題ではあるけれど。
いろんな時間軸を目まぐるしく行ったり来たり、さっきのアイツはお前だったのか⁈とか、何度も頭の中でテッテレー!
楽しすぎるじゃないか。
始めの頃は、シュワルツェネッガーって言ったとか喜んでたけど、だんだんふざけてるよね?ってのが次々と。
完全に水曜どうでしょうって言ってたし。
『JUNK HEAD』は4回観に行ったけど、その劇場は閉館し一番近くて仙台。東京行った時もう1回観れるかなぁ。
オマージュしまくり!
前作を観た上での感想です。
まずはスケールが半端なく大きくなりましたね
前回のような地下生活だけでなく地上でのシーンが多数出てますので明るくて、気持ち悪いものがいっぱいというところでしょうか
昨今流行りの?タイムトラベルというかタイムパラドックス的なストーリーはどうかと思いましたが1幕、2幕とラストまでそれぞれに面白い流れになっていて、使い回しの様に同じシーンを少しアレンジして別のストーリーとを繋いでいる感じですかね
この姿は何で?と思う部分が観ているうちに段々と理解していってストーリーがつながるのも面白い
あと私はオリジナルの台詞が好きだったので字幕で観ましたが大正解でした
色んな台詞をオマージュしまくりで
リーテ.ラトバリテ.ウルス.アリアロス.バル.ネトリールが
出てきた時、この台詞を使うんだ…と唖然としました(理解りますよね~)
という訳で色んな言葉を探して観るのも面白いです
エンドでの制作裏のストーリーも楽しんで作られていて面白い
次回作も期待して絶対に観ましょう!
ガッテンショー!
迫力があるし、実写のリアルさもある。脚本も良くて共感できるし、笑える
撮影/映像も、原作/脚本も前作よりレベルアップしていて、まさにパワーアップ。魅力的なキャラクターが出てきて、共感できるし、おもしろいキャラクターがたくさん出てきて、楽しませてくれる。
姐さん的な女隊長トリスがかっこいいし、マリガン隊長のダンテの誠実な判断に共感する。そして、主人公のロビン。冒頭場面の「養育係として子供の時代から寄り添ってきた」という設定がうまい。その忠実さがゆるぎないことが納得できるし、「トリス様をお守りする」がこの映画全体のテーマにもなっていて、その一途さが感動的な場面もあったりする。どなたかのレビューにもあったが、コナーを守るターミネーターを思い出す。
笑える場面も盛りだくさんだが、道化のモース大佐とその子分の二人がわかりやすく笑わせてくれる。目的地カープバールまで寝たまま運んでもらう場面は笑えた。
映画が4つの章になっているのもよくできていると思った。1章と2章(だったかな?)がうらおもてになっていて、伏線回収されるところがうまい。次元のゆがみを効果的に使ったストーリーだし、ロビンの修復機能もうまい設定と思う。
アニメやCGではなくて、基本的に実写なので、リアルさを感じる。地下にマリガンが住んでいる世界を実際に見てきたような感覚が残る。堀監督がそれを意識したかどうかはわからないけど。全編がコマ撮りではなく、次元のゆがみの表面や遠景などでCGも使っているみたいだけど、ちょうど良い具合だと思う。
前作は戦闘シーンの迫力が「コマ撮りだからしかたないな」と思ったけど、今回はとてもレベルアップしている。エンドロールにも出てきたけど、ラスボスのひとつ前のマリガンを倒す場面など、スピード感があって迫力も十分。
日本語版で観たが、ゴニョゴニョ版も観るべきかもしれない。
唯一無二なこの世界観に、何も文句は言えない
吹替版でノれず
前作を劇場で観賞し、その世界観とそれをほぼ独りで完成させたというクレイジーな熱意に打たれたのは強く覚えているが、それから8年経った今、お話は正直あまり印象にはなかった。
前回は吹替版なんてなかったよな、と思いつつ、上映回数は圧倒的に吹替が多いので今回は吹替版を選択。
本作は前作を知らずともまったく問題はないつくりではある。が、私には前作を知るが故に余分な感情が抑えられない、という感じ。
キャラクターの造型・ディテール、そしてその動き、カメラ位置、セットなど、前作とは比べものにならない緻密で多彩な画面が仕上がっていて、エンドロールで紹介されるクラウドファンディングや関係企業のお金もかなり使える様になったことはひと目で分かる。
もちろんそれは作品のクオリティを上げる役目を果たしているものの、そのことで、この舞台における「リアリティの基準」は間違いなく前作とは異なっているのに、特に中盤までユルいギャグやエロネタなどが繰り返されていて、観ていて、その違和感に慣れるのにかなり時間を要した。
そもそもこの作品に「吹替版」って、ホントに要る?
今回、吹替版のキャラクターの声もすべて監督がやっていたのなら、私は特に女性キャラクターのトリスなど、あの不自然な演技に慣れるのにかなりの時間が必要だったので、悪手だったのでは、と思ってしまう。
前作同様、字幕で良かったのでは?
お話は後半に向けて面白くなっていく。
タイムリープのクダリはちょっとくどい気もするが、ちゃんとエンタメになってた。
雑魚キャラが活きてきたりするのもクスっとくる。下品なカメラワークも、後半は楽しめた。
その分、前半の馴染めない時間がもったいなく感じてしまった。
一般ウケを狙い始めている気がする
いやぁ凄いの一言!
いやぁ凄いの一言!
1作目よりずっと凝った造りになってて造作を観るだけでもう凄くワクワクしました。面白かったー!!
3部作の2作目。
ストップモーションアニメ。
4年前『JUNK HEAD』を観てからずっと待ってた2作目『JUNK WORLD』。
1作目より大掛かりになりパワーアップして物語も凝ってて壮大になり本当に凄かった。面白かった。
ゴニョゴニョ版日本語字幕というのと吹替版の2種類あるけどゴニョゴニョ版を観ました。監督自らが作ったゴニョゴニョ語はイントネーションはロシア語みたいで時々日本語が混ざってるのですが絶妙にギャグみたいになってるのでずっと笑って観てました。
タモリの7か国語芸みたいでした。
『JUNK HEAD』の前日譚なのであれがああなってこうなって1作目へと繋がってたんだなと色々気づいて本当に面白かった。最高でした!
映画好きの仲間とゴニョゴニョ語をどれだけ気付いたか言い合いましたよ。それも楽しかった。仲間と後で話し合える映画っていいですよね!
ニョゴニョ版が最高
今回吹き替えもありなのか?と一瞬悩みましたが、やはりゴニョゴニョ版での鑑賞。
冒頭のアニプレで驚いたのですが、始まると納得。
明らかに予算が大きく増えているのがわかり、インディー感でなくメジャー作品な印象。
CGを大きく導入した、ハイブリッドストップモーションアニメといった所でしょうか。
前作の前日譚とあり、色調も少し鮮やかで明らかに文明を感じます。
なので「JUNK HEAD」のようなディストピア感はありません。
メカのデザインもスマートだし鮮やか、キュートなキャラも出てきます。
またスポンサーとか気にしてなのか、お下品は控えめ。
だったのですが、途中ばっちりモザイク入りで登場してましたw
章を分けて視点を変えた構成も面白かったし、物語のつながりがスムーズでした。
それとやっぱりゴニョゴニョ版が最高でした。
日本語ワードが大幅に増えたことで色々と耳に入り、随所で笑ってしまうんですね。
「ガテンショー(承知)」「アッチョンブリ(ピノコ)」「ロクロー ヤザ(永ちゃん)」「カトチャ ゼインシュー ドリフ…(ドリフ※少しうろ覚え)」等、本当色々出てきます。
そしてエンドロールではやはり大変な模様が垣間見れるます。
しかし今回は、一人で無く共同作業なのが分かりほっとします。
何よりテキストですね。
前回のように監督の名前が大量に流れてくることはありません。本当に良かったですね。
久しぶりに「JUNK HEAD」見返したくなりました。
今作もとても面白かった、予告もあった完結編が実に楽しみです。
重厚な物語になっているはずなのに笑いが起こる不思議
前作はかなりシュールな世界観とストーリーの割にちょっとしたおふざけが入っていた印象。そして、あのストップモーションアニメを1人で作ったことに驚いた映画だった。
でも本作は前作とは異なる印象の映画。いや、もちろんおふざけがなくなったわけではないし、シュールな世界観がなくなったわけでもない。でも、マリガンと人間が対立している関係性はあるものの、ちょっとした信頼関係を築けそうな気さえしてしまう。神として生物の進化を助け、その生物たちを使って何かをしようとするロビンの姿にも衝撃を受けた。「火の鳥未来編」を想起するような、気が遠くなる時間の物語。次元や時を移動するって設定が少しわかりづらいが、1つの出来事を多角的に観せる演出がいい。あれをストップモーションアニメで撮影するという発想がとんでもない。なかなか重厚な物語に仕上がっていた。
そして前作よりもキャラの存在感がすごい。バステトみたいなキャラを出してくるあたり堀監督の凄さを感じる。バステトの再登場時に猛烈に切なくなったりするのは脚本の勝利だな。
キャラたちの動きが相当に滑らかに、そしてダイナミックになっている気がしたのは自分だけだろうか。制作費に少しだけ余裕ができて、さらに1人じゃなく複数人で作るってのはこういうことなんだろうな。
ちなみに字幕版で観たが、ストーリーとは関係のないところでちょっとした笑いが起きる。それはあの変な言語のせい。この変な話し言葉を笑うために観にきたわけじゃないと思いつつ、字幕とあわせて聞くとどうしても笑ってしまう。あれはズルいわ(いい意味で)。
さぁ、これで完結編の次作に対する期待が高まる。無理しない程度で早めにお願いしたい。
やっぱり最高
騙され、た、、
相変わらずのクオリティの高さだけど、PG12にまでして描きたい下ネタの熱量が意味不明
2025.6.24 ゴニョゴニョ版 T・JOY梅田
2025年の日本のストップアニメーション映画(105分、PG12)
前作『JUNK HEAD』の前日譚として、ロボット・ロビンがパートンになるまでを描いたSFコメディ映画
監督&脚本&その他諸々は堀貴秀
物語の舞台は、After God暦が採択されている地球
人類は不老不死と引き換えに生殖能力を失い、かつて作り出した人工生命体マリガンの繁殖能力を探索することになった
人間のトリス隊長とロボットのロビン、マリガンオリジナルのダンテたちは、モース大使、ペリアたちと共に地下都市を目指す
だが、そこで内乱が起きてしまい、探索船は破壊されてしまった
脱出パラシュートで難を逃れた5人は、地下都市のカープバール近郊に降り立ち、そこから目的の地を目指すことになった
道中でマリガンのギャラ教たちと戦闘になったり、荒廃した都市を行くことになった彼ら
何とか目的地に到着するものの、そこには次元ホールがあり、謎の生命体が彼らの前に姿を現した
臨戦体制となるものの、さらに彼らの後ろから謎のロボットが登場し、それによって、生命体はどこかに転送されてしまう
映画は、序幕(表記はなし)〜最終幕に至る全5幕となっていて、主に1幕の物語を2、3幕で解説するという流れになっていた
1幕は前述の次元ホールにたどり着くまでで、2幕ではロビンがホールに引き摺り込まれてから戻るまで、3幕ではロビンが彼らの元に来るまでという感じになっていた
最終幕では、ロビンの末裔が登場し、前作『JINK HEAD』への繋がりが示唆されている
相変わらず、どうやって作ったんだろうという作品で、少々下ネタが多すぎるきらいはあるものの、すげえなあと感心してしまう
PG12なので小学生以下にどうやって助言すれば良いのかはわからないが、『変態仮面』の漫画本をそっと渡しておけばOKだろう
それで笑える人ならば問題ないように感じた
全3作ということで、次作は『JINK HEAD』の正式な続編になると思う
ほぼ前作の記憶がないのでアレだが、流石に数年後公開だとおさらいをしないと無理な感じがする
幸いなことに、『JUNK HEAD』のウィキには作者が書いたんじゃないかと思われるほど詳細な年代史があるので、それを参考にして世界観を頭に入れた方が良いと思う
キャラに関する補足は公式HPにもないので、そこは超豪華なパンフレット(というかムック本)を手に入れるしかないのかな、と思った
いずれにせよ、前作を観てその世界観を気に入った人向けの映画で、かなり下ネタに振り切っている感じの作風なので賛否分かれるかもしれない
個人的には許容範囲だったが、あの表現でPG12で制限を掛けるのは勿体無いと思うので、もう少しライトにしても良いと思う
本作はかなり入り組んだ構成になっているので、話をすんなり理解したいのなら吹替版の方が映像に集中できて、スッと入ってくるのかもしれない
字幕版だとやりすぎ音声に意識を持って行かれるので(聞き取りたくて)、メリットとしては世界観を指し示す単語が理解しやすいところだろう
いっそのことモノローグもゴニョゴニョにして字幕表記して欲しかったが、そこまでは手が回らなかったのかな、と思った
堀監督の創り手としての情熱に☆を
堀貴秀監督の情熱と芸術性に、今回も興奮。
ストップモーションアニメの手造り感が私はダイスキなので楽しく観た。
ただは芸術として認めているが好みかと問われるとスキではない。
グロかったり気持ち悪かったり、クリーチャー等のキャラクターもスキではない。
「JUNK WORLD」はソレに加え、SMや男根睾丸にシルバニアファミリーみたいなキャラクターとゴッチャ煮で、
もう何がなんだか私のキャパを、軽く超える。
救いは、ロボットのロビン。
私はロビンを応援し続ける。
前作は製作スタッフが堀監督の名前ばかりで、驚愕して映画館の椅子から体がズレたのを覚えている。
本作は数人のスタッフが確認できて安心。
エンドロールでメイキングがあるが堀監督の姿にコチラも熱くなる。
モノを創る情熱。その想い。
そのひたむきさ。
次回作ももちろん観に行きます。
若干置いてけぼりくらってます……
字幕版(ゴニョゴニョ版)で鑑賞。
前作から綺麗に繋がるのかと思いきやそんな一筋縄では行かなかった💦そのうえ一部やら二部やらなんだか途中から付いていけなくなった😭
それもそのはずよ、ゴニョゴニョ版の台詞回しが気になっちゃって気になっちゃって……映像と字幕だけ見てりゃいいと思っていたらまさかのヒアリングもフル活用となったら予定外に脳みそバーストwwwたまに台詞に悪ふざけが過ぎる言葉とか聴こえてきてちょっと趣味が悪いというか品が無いな〜なんて思いながら観ていたから余計かな。
確かに一作目よりはスケールアップが目まぐるしい!でも自分の好きな感じでの変化かと言ったらちょと違うかも💀んが、しかし、まだ続くとなったらそりゃ観るよ!完結編!!
(余談)
鑑賞前にパンフ買おうかなーと思ってみたらなんと2,500円!アニメ制作のコマ割り細かく載ってたけど!フルカラーだったけど!!やめたwww
HEADを上回るWORLD
観に行く前々日に上映していることを知り、すかさずに鑑賞しました。
JUNK HEAD の続編かな?程度の認識でいましたが、前日譚でした。HEADの世界がどうなって成立したのかが朧げに理解できたような気がします。
ストーリー的には、メタバースの世界観をクリストファー・ノーラン作品的なまとめ方で整理した感じでしょうか。非常にすんなり頭に入ってきました。ifワールドの連携というか関係性は鑑賞側の想像力を掻き立て、それぞれに納得性も高まりました。その点、前作を鑑賞していたこともあり、分かりやすい作品です。JUNK HEADを観てからの方がいいでしょう。
今回は字幕版で鑑賞しました.前回と比べて、いや比べる以前に何を言っているか分かりやすく、場面によっては場内は爆笑、時折クスクスでした。でも、これ自体がすごい構想、設定なんですよね。多分。それが分かるのが最終版かもしれません。そういう意味で次が楽しみです。
映像の作りも格段に進歩していました。キャラクターの作り込み、ギミックの見せ方、動作の滑らかさは素晴らしかったです。
色々と成長が感じられた良作でした。
貴方について行きます (追記しました)
字幕版と時間があわず、吹き替えがどんなふうになるのか見てみたいのもあって、吹き替え版を見ました。
三部作ってオムニバス? と思ったくらい前作とがらっと違う作風
壮大な叙事詩的本格派タイムトラベルSFなストーリーに、登場キャラの多くが9頭身くらいのヒト型で、しかも細かい動きでホンモノの動作のようなリアルさ、わざわざ笑いを入れるところも忘れないときて、これをストップモーションアニメでやる根気強さに呆れた(褒めてます)
前作より格段にえろ度がアップ、なぜか全員ボンデージ、時々亀甲縛りのギュラ教信者、四つん這いになってお尻をこっちに向けるの、わざとよね、食い込みとお尻越しのもっこりをこれでもかと見せたかったのよね。貴重なクノコが、菌床のどの部分から生えたのかわかっちゃったわ。本体からたまたまもぎ取るシーンは痛すぎて見ていられないと、宅のダンナが言ってました。モザイクかかってんのに爆笑。
記憶のどこを探っても出てこない見たことないものだらけ、独特のユーモアにキモカワエログロ、独創的にもほどがある造形は、前作のほうが豊富だったが今回も健在、堀貴秀さんのセンスには中毒性があります。しつこく言っちゃうが、手を変え品を変え隙あらば笑いをぶっ込むエンタメ精神(執念?)にも呆れて(褒めてます)、調伏され貴方について行きます、になってしまう。
前作観てからずっと続編を待ってました。資金不足とか堀さんに何かあるとかでとん挫してしまうので、完成してしかも劇場公開されて、嬉しい。
エンドタイトルで流れる創作風景に、やっぱり呆れた(褒めてます!)、凄すぎます。まさに狂気! そして変態!(褒めてるんだってば)
ポストエンドタイトルで、ようやくオムニバスじゃないことが分かりました。
前日譚だったのか
次回で振出しに戻って、3バカ(1バカになっちゃったけど)の大活躍と大団円を期待してます。
堀さん、どうか体に気を付けて、完結編待ってます~~
追記)字幕版を観てきました。先に吹き替えで観ていたので話が分かっており、ゴニョゴニョ語を楽しみつつ、ストーリーを再確認。分かっているところと分かっていない、次回に持ち越しなところが判別できたようです。完全には多分理解してないですが。
全140件中、61~80件目を表示