JUNK WORLDのレビュー・感想・評価
全85件中、61~80件目を表示
ガッテンショー
人間とマリガンの第3次停戦協定から280年後、地下で起きた異変の調査に向かう調査団と、マリガンのカルト教団「ギュラ教」の争いの話。
今回はナレーションでの背景設定で始まって、ギュラ教の急襲を受ける中、地下都市カープバールで観測されたクーパ波の調査の為に人間のトリスとマリガンオリジナルのダンテとロボットのロビン他が調査に向かい巻き起こっていく。
ストーリーそのものはそんなに難しくないけれど、リセットや繰り返しが多くて、どういう理屈かを考えるとちょっとムズいかも。
ダンテの誕生から1000年後で、まだ異型のマリガンや凶暴なマリガンはあまりいなかった時代ということだし、2作目ということもあってマリガンのインパクトは少々弱目だけれど、前作でインパクトのあった設定というかネタのいくつかは、今作でお約束にしてくれていて嬉しい感じ。
ちょうど旬なサブスタンス的なヤツもいたけどねw
今回は吹替版もあるらしいけれど、それだとあの小ネタ満載のセリフは無くなってしまうんですかね…。
三バカもとい三鬼神は次作どうなるのか、楽しみで仕方がない。
☆評価点は前作と一緒だけど、個人的には前作の方が好み。
素直に大満足!
分からない
ゴニョゴニョ語の字幕版がお薦め☺️
「JUNK WORLD」SFストップモーションアニメ映画のシリーズ第2弾を鑑賞、ゴニョゴニョ語の字幕版。前作”JUNK HEAD”の前日譚にあたる。
堀貴秀監督が約3年かけて制作し、アニプレックス配給となり予算も大きく増えた印象。
前作から1042年前の壮大で複雑な地下世界を舞台に、前作ではパートン(ぽん太)という名前で登場したロボットのロビンの奮闘を描くストーリー。「わたしはロビン。トリス様を御守りする。それが使命」
★前作”JUNK HEAD”のようなディストピア感はほとんど消えた世界。雑に言えば、砂漠の無い「DUNE砂の惑星」のような終末世界観をコミカルかつグロテスクにデフォルメした第一印象。
オフビートなギャグやフレーズが増殖した。血飛沫、グロ描写は相変わらず多い。
中学生男子のような下ネタギャグは少し少なくなったかな?(クノコの様な陰茎グルメ)
全編でゴニョゴニョ語(最下段に後述)を話す字幕版で観たが、時折、聞き覚えのある語句、フレーズが差し込まれるコミカル設定のためめちゃくちゃ可笑しくて失笑してしまい、肝心のストーリーが頭に入ってこない構成がニクい。(褒めてます)
タイムリープというか、行きつ戻りつする構成も良い。先ほどの場面を後から別の角度で描写するストーリーテリングは理解しやすい親切設計で好感。しかも制作費を抑える効果もあり一挙両得。
(悪く言えばストーリーはそんなに進んでない…)
モース大使とテリアの2人組コンビの馬鹿げた振舞いは非常に人間ぽくて味わい深い。あのクノコの様な陰茎グルメを頬張る様子も可笑しい😆欲を出し過ぎるから電気ビリビリに処されるのになぜか笑える。
レイア姫の様なルックのお姫様バステトが庶民の赤子に名前をつけてあげるシーンのオフビートなギャグも忘れがたく好き。
エンドロールでの製作時のメイキング映像(結構長い!)は監督やスタッフの苦労が垣間見れて好感。特報で告知される3部作の完結編は”JUNK END”との事。あの3バカが帰ってくるのか?トリロジーの完結編として期待が膨らむ!
(メモ)
JUNK WORLDのパンフレットがオールカラー、全151ページで、ストップモーションアニメ撮影時の各キャラクターのデザインや説明等が盛り沢山なのが素晴らしい。2500円という価格設定に怯んだが、一緒に見た相方さんが迷いもなく購入していた。後日ゆっくり見せてもらう☺️
(ゴニョゴニョ語の一例)
シュワルツネガー、チネチッタ、ドキュンネーム、ロックンロールヤザワ、オベントナッシング、チネチッタ、ビートルジュース(了解しました)ペコリーノ(女性)カトーチャドリフター(←何だこれ笑)パッとサイデリア(爆笑した)
【"未来はガラクタに託された。パートII"超難解エログロSFストップモーションアニメーションの、ぶっ飛んだ世界観に貴方は付いて来れるかな!私は<以下、自粛>】
- 2021年。今作品が公開された時は、その唯一無二過ぎる世界観と、監督、原案、キャラクターデザイン、編集、撮影、照明、音楽を一人で七年を費やし手掛けた、本職が内装業の堀貴秀さんにも、ビックリしたモノである。三部作と謳われたが、無理だろうと思ったモノである。だが、まさかの第二作である。立派だなあ😃-
◆感想
・人類が地上の生息数減少により、地下開発を進める際に、労働力として開発された人口生命体のマリガン。だが、マリガンはクローンを増やし、人類に反乱する。
・今作品はその後を描いている。摩訶不思議な世界観は健在である。素晴らしい!
・エログロユーモアも、健在である。だが、気になったのは、次元の歪みという設定が、やや分かりにくいかな、と思った点である。チョビット、脳内フル回転で観賞したが、同じシーンが何度も微妙に細部を変えて、描いている点を読み取れるかどうかが、分かれ目かな、と思ったからである。
<エンドロールで、製作している人も増えていて、楽しそうである。
が、男にとっては絶対にやられたくない行為であり、非常に痛そうであり、トーゼンモザイクが掛かっている。クスクス。第三作のタイトルは、"JUNK END"だそうである。あと、二年後位に公開して欲しいなあ。頑張って頂きたいモノである。堀さん、待ってますよ😃>
監督は完成度50%と仰ってましたが、とんでもない厚みとスケールでした!
監督自身、まだまだやり足りない部分がある様で「50%の完成度」と仰っていましたが、画面の厚み、スケール、熱量、そして何より人形の動きが半端なく素晴らしくなっていました。
基本的に人形を動かして撮るモデル・アニメーションは変えず、一部の背景などにCGを利用したり、実際に撮影した動作をトレースして人形の動きに活かしたりと密度の濃い撮影をしていたそうです。
スタッフも3人から6人に増えた為、撮影を分業できたと仰ってました。
導入早々の銃撃戦や空中戦だけでも度肝を抜かれる事間違いなしです。
この導入だけでも撮影技巧が遥かに向上している事と理解出来ると思います。
物語の方は4章に分かれており、章が変わる度に前章の答え合わせが出来ていく仕組みになってました。
特に1章から2章への流れが素晴らしく良かったです。
笑いが起こる中、きっちりと悲しくなる様な展開も用意されていて、単なるSF映画として括るのは勿体ないと感じました。
相変わらずグロテスクな描写も点在している作品なので人を選ぶ映画なのは重々承知しているのですが、単なるモデル・アニメーション好きやSF好きだけにとどまらず沢山の人に楽しんで貰いたい作品でした。
余談ですが、監督はゴニョゴニョ版の製作を意図せず本作を作っていたそうで、口の動きは日本語にリンクしていました。
日本語版で観て、ゴニョゴニョ版を観るとより深く楽しめるとプロデューサーの方も推してました。
壮大な時の叙事詩
世界観とナンセンスギャグで魅了した前作がさらにパワーアップ。おバカキャラも多彩で、どうしようもないクズキャラもいれば、愛らしく健気なバカ娘もいる。
半分以上は死んでも気にならないキャラだが、思わず哀悼の意を捧げたくなるシーンがある。
壮大な時の円環を巡って、ここにたどり着くのか!
インド古代叙事詩以上の時間軸の長さで、新たな神話の始まりと言ってもいい。
かと思えば、お下劣・グロ・ナンセンスのトリプル攻撃は、メジャー配給となっても容赦なし。タマタマ2個つき焼き棒セットのリアルさには、もう吹き出すしかない。
お気に入りのキャラは、トリス様とバステト。Sキャラのトリス様が、弱点を突かれて思わず上気してしまうシーンは、高低差でやられてしまった。
いよいよサーガは、最終章へ。
ジャンク(ガラクタ)は時空を超える 劇場鑑賞は吹き替え版ではなく是非ともゴニョゴニョ版で。
甲状腺ホルモンのバランスが崩れて異常な発育を示すことが我々人間の場合にもあります。そうです。ここはすべてのバランスが崩れた恐るべき世界なのです。これから120分、あなたの目はあなたの体を離れてこの不思議な時間の中に入って行くのです。
そんな石坂浩二さんのナレーションが聞こえてきそうなイマジネーション溢れたジャンクワールドへようこそ。
前作の前日譚となる物語。体を失った主人公のその代替品として使われたガラクタロボットがどこから来たのかを辿った何千年にもわたる壮大な物語。それは人類創世を思い起こさせる。
タイムリープものやパラレルワールドものは自由な発想で物語を創作できるぶん、逆に作り手のイマジネーションの無さを露呈してしまうことにもなる。最近のマーベル作品がよい例。でも本作はそんな懸念を払拭してくれる。まさに監督の持つ豊かなイマジネーションが存分に発揮された見事な作品に仕上がっている。
前作をはるかに超えてスケールアップされた本作。前作の成功のおかげかパペットのクオリティー、特殊効果など明らかにレベルアップしている。また前作のスタッフロールには監督の名前しかなかったのが今回は複数のスタッフの名が連ねてある。ジャンクワールドに魅せられた人々が集結して前作以上の作品を作り上げた。
そして本作が前作を何よりも凌ぐのが全編にわたりゴニョゴニョ語で繰り広げられるその会話の面白さ。前作以上に笑えます。これは吹き替え版では決して味わえないし、日本語を理解できないと楽しめないようにできている。そういう点では海外で公開されても本作の良さが伝わらないのが少し残念。
監督が適当に作り上げたようで、でも絶妙に笑えるイントネーションで繰り広げられる会話は必見。劇場内は常時笑い声が絶えないほどいい加減なジャンクワードが炸裂していた。
例を挙げれば、いい匂いがドルチェアンドガッパーナ、狭いが満員電車、了解しましたがガッテン承知、のろまがポンコツ、他にもディカプリオ、ジョニー・デップ、マジカルバナナ、などなど話してる内容と関係ない単語が連発されまくり。監督独自のセンスで笑わせる。
映像のクオリティー以上にこのジャンクワードで存分に楽しませてもらった。でも物語も意外にスケールが大きくて奥深い。
人間に作られたアンドロイドが神になり文明を築くというさまは2001年宇宙の旅やプロメテウス以降のエイリアンシリーズを彷彿させる。キャラクターもすべてが魅力的で見ていて飽きさせない。
第一作目の例の三馬鹿は最後にだけちょい見せ。三作目で完結するというこの壮大な物語。いまから待ち遠しい。
空耳アワー
「何か言ってしまってるよね」というのは前作にもあったが、さらに増量されていて、その絶妙なチョイスにツボがたびたび刺激される。同じ言葉に同じあちら語があてられているのを聞くと、一冊の辞書ができそうであるが、そんなアプローチの笑いもなかった訳で、練りに練った作り手の革新さに驚かされる。
時系列の交錯を幾度も重ねてリフレインしながら進むストーリーはテンポもよく時間を感じさせない。タイムパラドックス特有であるが、最後は頭が混乱もしたが、よく突っ切ったと思う。世界観相変わらずの独創的で充実。キャラクターも個数が絞られて分かりやすく、前回同様に魅力的で表情がよく作られている。幕の切り替わりが頻発する中で、置いてけぼりになったキャラクターがある印象は残る。人間と生成された生物の対となる構図にロボットが入ってきて、争点はさらに不明瞭になった感もある。
ゴニョゴニョ語おすすめ
ゴニョゴニョ語で絶対見るべし!
ジャンクヘッドとの繋がりは、『ラスト』以外はあまり見られないのは、批評の意見が分かれるところかも…
でも『ジャンクヘッド』の世界観、ギャグセンスなどは間違いなく地続きなのだ!そこはとてもグッドです♡
ゴニョゴニョ語で見たほうが絶対良いです!
笑える単語がメチャクチャあるので。
たまに韓国語でまんま訳されているところもあって、ハングルがわかる人はさらに楽しめるぞい!
6人で制作したって・・・信じられない!
前作、「JUNK HEAD」は劇場公開時に鑑賞済みです。当時その先鋭的でcyber punk?な世界観に衝撃を受け、傑作と思いつつも理解が追いつかず、レビューを投稿出来なかったことを確認できました。
冒頭、前作との関係性は時間軸含めて明確に示されていません。生殖機能を失って久しい人類と、地下で独自の進化発展を遂げた人工生命体マリガンが一時停戦し調査団を結成、共同作戦で地下のある場所でおこる異変を調査するというもの。そこにある思想?に支配されたカルト宗教の一団が軍事介入してきてある目的?を果たそうとするストーリーです。
前作は基本、同じ世界線と時間軸でストーリーが展開してましたが、今作は別次元で時間の概念も超越して繋がって広がりをみせます。そのあたりの気の遠くなる様な広大さがJUNK「WORLD」という題名が指し示しているのかもしれないです。
表現手法としては前作同様、遊び心満載!レイティングギリギリギリ?でエログロ表現を極める様は密かにその手のファンをニンマリさせて止みません(笑)。それでいて精緻に組みあげられ(おそらく)理論的に破綻をしないSF設定も同時に成立しているんですから、その辺りの守備範囲もWORLD classといって良いと思います。
ぜひ、前作と合わせてご鑑賞いただきたいし、前作から制作人数が劇的(なんと6倍)に増えたとはいえ・・・6人でつくられたというハリウッドの映画会社が泡吹いて倒れる超絶コスパ!いろんな面でサポート差し上げたくなる唯一無二の傑作ですね。
とりあえず、パンフ買います!154pで2500円はむしろ安いと思います(笑)
では。
前日譚だけど
素晴らしい壊れた世界
待望の待ちに待った映画
本当に嬉しい。では見て思った事を羅列
カメラワークが前作より素晴らしい
風景の作り込みも相当
戦闘シーンが前作より力が入ってる
ポンチョとニャッが再登場
クノコがスーパーになって帰って来た
吹替とゴニョゴニョがあり最初は吹替にて
前作のギャグは、やや薄れたかな
飛行など上手過ぎてCG的に見えるくらい
ストップモーションの良さやや薄れ気味
ちょっと難解に感じる様なストーリー展開
前作の、ほのぼのさが今作は、薄いのかな
前作続きだと吹替版は、やや違和感あり
パンフレットかなり良心的で分厚い
他にもグッズ多くて買いまくり
それでも総合的に全てにおいて最高!!
壊れた世界。儲かって欲しい
前作見てないと充分楽しめないのかも・・
ジャンクエンドは割と直ぐかも知れませんね
人に勧めるのをためらう映画、名作、傑作
相変わらずなエログロと今回よりピロピロ
もちろん○○ですが・・v
ヘッドは可愛い。ワールドはカッコイイ
と言った感じなのかな
ps.後日、ゴニョゴニョ版を見ましたが
やはりこちらが1作目のヘッドイズム継承版
ヘンテコ日本語が最高に笑える・・ヤザワ
カトチャン、ドリフ・・スーパークノコ
どちらか1本観るならならコチラの字幕
でも、マニアなら両方でしょうね。
エンドロール後まで席を立つべからず
第一作目「JUNK HEAD」の1042年前の世界を描く〈JUNK〉三部作の第二作目。
今作は、言語は架空で日本語字幕がつくバージョンと、日本語吹替版の2パターンの公開。
シリーズ初見さんには「日本語吹替版」を、引き続き鑑賞組には、「ゴニョニョ版」がよろしいかと。
このシリーズの、ダークでグロくて、だけど可愛くてお茶目な作風は健在!
前作より昔を描いているため、マリガンのキャラの分化は若干少ないような気もするけれど、前作と変わらないクリーチャーもいれば、原型っぽさがあるクリーチャーもいて、そんな造形を見ているだけでも面白い。
出て来るキャラクターは、分かりやすくて無駄がない。
モースとテリアの間抜けキャラは見たまんまおふざけ担当だし、ロビンは一途だ。
トリス様はスタイリッシュでカッコ良く、ダンテさんが案外“漢”でカッコ良い。
エンドロールでは、お馴染み制作風景が 見られて、今回は一人ではなくチームで頑張れたのでクオリティが下がらなかったんだと納得。
そして、エンドロール後にも更にストーリーが続いてましたので、ご覧になる方は要注意ですよ!
お笑いシーン満載・壮大なSFストーリー第2弾
人間
全85件中、61~80件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。