キッズ・アー・バックのレビュー・感想・評価
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二世帯ラブコメ
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京都人のように、顔で笑って心で舌を出す。
嫌味なのか、愛ゆえの厳しさなのかでまったく違ってくるし…
挨拶がわりのハグやチークキスなどもあり、浮気や嫉妬の線引きもよく分からない。
このへん含めたフランス的な機微が分かるともっと楽しめたと思う。
とはいえ、たまたま異性と二人になったところを目撃されたりなど、ベタなラブコメ構文も多い。
絶対に盆栽に見えるロールシャッハテストや、ジダンを着ての頭突きなども笑えた。
普通の物音で嗜めるのではなく、喘ぎ声で対応するあたりも、その後のつれない流れも面白い。
誤解が解けるフェーズを省略したのは、美学というより盛り上がりに欠けて感じた。
邦題の『キッズ』は、アンナがキャサリンに「幼稚だ」と言うところからかと思ったが、最後に回収されるのは好き。
個々のシーンは結構笑えたので、自分の感性が惜しまれる。
作風的に、序盤のヌードは必要あったのかは疑問。
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個人主義
盆栽に取り憑かれたかの様な夫と、そんな夫に辟易する妻という熟年夫婦の住む家に、娘と彼氏が同居することになって巻き起こる話。
父親がヤバいヤツかと思ったら、実は母親の方がヤバいヤツでそりゃあ娘も実家に住むの渋るはっ!な嫌がらせの連続。
そしてそれに対抗する娘。
とりあえずみんな仲が悪い訳ではないけれど、自分のスペースとペースを護りたくてギスギスという感じですかね。
そんな様子を繰り返して行くコメディで、それ以上のものがある訳でもなくインパクトのある出来事もないし盛り上がりに欠けた。
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