劇場公開日 2023年11月18日

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「彼女の名前もリアリティとは、出来過ぎな‼️」リアリティ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 彼女の名前もリアリティとは、出来過ぎな‼️

2025年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

とても興味深い映画でした。
ほぼリアルタイムで、突然現れたFBIが、アメリカ国民として
スパイ行為にあたる情報の漏洩の疑惑を受けた
リアリティ・ウィナーに
 106分間の尋問を行ったテープを一言一句を起こしてドラマにした
ドキュメンタリーのような映画でした。

ロシアがネットを使ってトランプ大統領の票を上積みしたのでは?
という疑惑をマスコミにリークしたNSA
(アメリカ国家安全保障局)の、
契約社員だったリアリティ・ウィナー。
今となっては、
リアリティは漏洩とリークを認めて服役しているので、
ロシアが選挙に介入したという手口と、その真偽を知りたいですね。
(アメリカ人の有権者になりすまして投票するなんて
出来ると思えますか?)

情報の漏洩とリークはリアリティさん本人が認めて、5年の刑期が決まり、
もう社会復帰していると思いますが、トランプ政権下では、
恐ろしくて反論も出来ない状況なのは確実ですし。

それにしても中型保護犬一匹。
ペルシャ猫一匹。
はいいとしても、
部屋に保持してる銃が3丁。
まぁ軍人だった訳ですから、素人の女性とは違いますが、
3丁とはね。
家のベッドの側、食卓のそば、など危険が起こったらその場で対処する、
覚悟なのですね、
危機意識が日本とは比べものになりません。

軍の語学学校でロシア語、アラビア語などを習得して
アフガニスタンに勤務。
更に海外でスキルアップしたかったのに、ミシシッピー州の田舎で
来る日も来る日も、重要でもないロシア語の文書を翻訳する契約社員。
やり甲斐のない退屈な毎日はNSA機密のサイトを盗み見て
気晴らしでもするしかなくて、
ついでにダウンロードしてマスコミに封書にして投函してしまった。
それが国家の反逆罪に問われてしまった。
見せしめの生け贄になったのでしょうか?
理路整然と親切気に退路を絶って行くFBIが怖かったです。

琥珀糖