劇場公開日 2024年1月5日

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コンクリート・ユートピアのレビュー・感想・評価

全131件中、1~20件目を表示

3.0アンバランスさ

2024年6月17日
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鑑賞方法:VOD

人を人としてあらしめる要素とは何なのか?
大災害で崩壊した世界は「サバイバルファミリー」のようでもあり
ゾンビが出てこない「新感染 ファイナル・エクスプレス」のようでもあって
愛は愛なんだけどもっとモラル的な意味の愛というか。
キリスト教のモチーフが度々でてくることもあり、
そういう人間愛みたいなとこに焦点をもってきた作品だったと思う。

あとやっぱり言わなきゃいけないイ・ビョンホン。
自分で切ったみたいな髪型もそうだけどキャラ造形が素晴らしかった。
なんだけど全体で見たときに存在感が強すぎるし
準主役なのに主人公を完全に喰っちゃってるみたいな。
とても良く出来た作品だっただけに、そのアンバランスさとか
粗さみたいなものが目に付きやすかったのかなと思う。

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mar

3.0人間も動物

2024年6月15日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

ソウルが天変地異に見舞われ、すべてが崩壊するが、アパート一棟だけが残る。
住民たちはやってくる避難民を入れないことにする。
住民代表(イ・ビョンホン)を決めて民主的に進めているつもりだったが、次第に狂気に取り込まれていく。
人類に希望は見いだせるのか。

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いやよセブン

3.5大災害の中、たった一棟無事だったマンション。なんちゅう無理ある設定...

2024年6月15日
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鑑賞方法:VOD

大災害の中、たった一棟無事だったマンション。なんちゅう無理ある設定(笑)
窮地に立たされた人間たちはどう生きるのか、いろんな人がいて面白い。自分ならどれが近いとか考えてしまう。
ラストはちょっと拍子抜け。

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はむひろみ

3.0ユートピアって⁇

2024年6月12日
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怖い

韓国ソウル壊滅的な地震?災害が起こります。一棟だけ残ったマンションに住む住人対生き残っている人々とありそうなストーリーだが、なかなか面白い作品でした。

ここまでの災害が起こると人間の本質が出てくるのは当然で、何処にでもいる口だけおばさんが登場する。偶然に、消火活動に参加した男性ヨンタク(イ・ビョンホン)をリーダーにする。自分では責任取りたくないやなーと感じてしまう。マンションの住人以外の人間を排除しようとする。なかなかムカつくババァです。そこに乗っかってくる住人も簡単やなーと感じましたが、自分の居場所を確保したいと思う事は当然だとも思ってしまう。

このマンションをユートピアにする為に、規律を作りカラオケなどで娯楽を与えて人間の心理をコントロールして行く。皆んなが盛り上がっているのが、異様に感じる。

そこで、主人公の夫婦がその対立に翻弄されます。妻のミョンファは、常に冷静で正義感が強い。旦那のミンソンは徐々にヨンタクに
擦り寄りマンションの住人と一致団結して行く。

その一方でヨンタクは、怪しげでストーリーが進むにつれて過去が明らかになり、1人の少女の出現でヨンタクvs ミョンファとなって行く。

サバイバルの中にサスペンスとヒューマンドラマを混ぜた闇鍋的な映画でしたね。

終盤少しの希望が残るラストになっているので、夫婦の絆も少しばかり見せた感じがあり、感動に終わりました。

生き残っていく為には、何が正解か?相手が人間だけにさまざまな考えがあって当然。だからややこしい。ゾンビなら、人間VSゾンビで殺したら解決するが物資の取り合いで止む無く人を殺して行くしか無いとなると、人間の精神は崩壊して行くだろう。
自分ならどう行動するだろうと?
なんか、いろいろ考えさせられる映画でした。

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アキより

3.0人間の醜い争い

2024年6月11日
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これは人の世の常。
今も昔も、ここで描かれる人間同士の争いは現実世界至る所で起こっている。国家レベルで。

ラストの平和な暮らしも果たして続くのか。
もしかしたら、住民代表が思い描いていた生活の方が幸せだったのかもしれない。そんな事まで考えさせられた。

果たしてヒロインの判断が幸せだったのか?いや、彼女にとっては最悪の結末でもあったかも。

ただ、このテーマは描かれ過ぎている。たとえマンションという奇抜なアイデアでも展開には、もう一捻り欲しかったと思った。

目を見張るのは、やはりイ・ビョンホンの演技。見事でした。

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だいふく

5.0本当の

2024年6月8日
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悲しい

怖い

極限状態になった時に果たして、他人にも平等に接することが出来るか…そして、それが出来ないことを間違いと言いきれるのか…そういうことを考えさせられた。

平常時なら他人に迷惑かけず優しく接することが出来ても、極限状態だとやはり家族を一番守りたいと殆んどの人が思うと思う。

困ったとき程助け合うと口で言うのは簡単だけど、実際は難しくなるのが極限状態…その時に本当の姿が現れるとしたら、自分を含め殆んどの人間は善人では無いのかもしれない…

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REpower

3.5倒れなかったアパートとサバイバル

2024年6月7日
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巨大地震のあと、一棟だけ倒壊せずに残ったアパートでおこる危機と道徳の戯画絵巻。非常時の人の醜さに焦点が置かれてエゴが強調された話になっている。

ふつう一線主役級になるとかっこわるい役をやらなくなるものだがビョンホンは泥臭い役でも引き受けてしまう人だと思う。それだけが僕の世界(2018)や私たちのブルース(2022)を見たときもそれを思ったが、本作でも脛に傷を持ち、しっかりとかっこわるさを出していて「役者」だと思った。

他ではモラルがテーマゆえ善良そうな俳優がキャスティングされている。
イテウォンのパクソジュン、「力の強い女」パクボヨン、はちどりのパクジフ。三パクにくわえて韓国映画/ドラマに出てくる中年女性でいちばんよく見るキムソニョンがアパートの婦人会長を演じた。

imdb6.7、RottenTomatoes100%と75%。

トマトメーターが高すぎると思った。
批評家たちが褒めている部分で共有されているのは俳優の演技(とくにビョンホンの)とブラックユーモアとプロダクションデザイン。
人間の本性が露呈する、よくあるディザスタースリラーだとしつつもアンサンブルが上手で(極限状態での人間性を描く)逆転のトライアングル(2023)やハイ・ライズ(2015)や蝿の王(1991)と比較してもいい出来だった──としていた。

個人的にはトマトの批評家のようには感じなくて、映画ゆえの誇大表現は解るにしても「こんなひどいことにはならないでしょ」と思ってしまうところが多かった。

とはいえ災害時の自制心に自信があるわけではなく、家屋や家人を失ったという災害のニュースを目の当たりにするたびに、もしじぶんがそうなったらどうしよう──と考えることがよくある。

日本は地震大国なので映画のような事態がないとは限らない。おそらくそれはこの映画を率直に楽しめなかった理由でもあると思った。

先日ネットフリックスで見たマドンソク主演のBadland Hunters(2024)は本作の続編という位置づけになっているそうだが(どうりでどこかで見たようなアパートだと思ったが)むしろアクションコメディに徹したBadland Huntersのほうが個人的には楽しんだ。

そうは言っても悪くない映画だった。
住人がそれぞれのサイドストーリーを秘匿していること。また、周辺をサルベージしているあいだに人を殺戮してでも食料を奪うのが常態化していったり、非アパート民を匿っていた住人を処罰し、次第に狂信的な全体主義が敷かれていく行程がしっかり描かれていて、有り得るリアリティをもっていた。結局ボヨンの最後の台詞がこの映画を転結していて要するにたとえ普通の人たちであっても悪環境とストレスを与え続けることでどこまでも落ちていく──という話だった。

ただし集団において人の醜さが露呈する──という話ならば「今、私たちの学校は」や「Sweet Home -俺と世界の絶望-」あるいは「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」や「My Name」といったドラマで見られるように韓国のもっとも得意とする修羅場であるゆえに、コンクリートユートピアになんとなく既視感を覚えたのはBadland Huntersを先に見てしまったから──という理由だけではない気がした。

美しさが正しさとイコールになっている韓国映画らしく本作のパクボヨンとパクジフはシンパシーの集約係だった──こともありジフが酷いことになってしまうのは残念だった。

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津次郎

4.0人間のエゴの末路

2024年6月5日
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鑑賞方法:VOD

きっと同じ状況になったら、人はこうなるに違いない…パニックに陥った人間の描写がとてもリアルだった。

イ・ビョンホンは完全に正義100%の善良なリーダーだと観る前は思ってました!そうきたか…

カラオケのシーンが印象的でした🎤

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Yum

4.0楽しめました。

2024年6月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

説明が少なすぎて大きな理屈はわからず。
ただ普通の感覚では理解できたので、楽しめました。

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khapphom

4.0教訓を得られるものだったかな…

2024年5月31日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

中々の内容だった…
ちょうど1月に起きてる状況と重なるとこもあって色々と考えさせられた。
やっぱり、人は支え合って生きていかないといけないんだなと改めて学ばせてもらった🤔

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やお

3.5死ぬまでを“生きる“→不条理劇

2024年5月23日
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鑑賞方法:VOD

大災害により機能を全て失った世界。
ソウルにただ一つだけのアパートが残った。
外はマイナス26度の寒気で餓死者が山積みしてる状況。
そのアパート・・・
多分10階建くらい。
住民2〜300人。

電気なし(エレベーター使用不可)
水無し、
国家無し(警察・消防・病院)
インターネット無し。
食糧(個々の家の備蓄のみ)

救難が来ないとなると餓死するまで、一ヶ月か?二ヶ月?

この映画はサバイバルして、どう生き抜くか?
という映画では無い。
アパートの外にいる部外者を排斥するために、
リーダーを立てて、少ない食糧を分配して、
いかに規律正しく人間的に最後の日までを過ごすか?

でもアパートの住民はそこをユートピアと錯覚している。
そこは外部と何一つ変わらぬ「ディストピア」なのだ。

死ぬまでを如何に人間的に生きるか?
という映画。

902号室の住民に全財産を騙し取られたヨンタク(イ・ビョンホン)が、
どさくさに紛れて《902号の住民を殺して》
アパートの住民にに“成りすます“
そして一階の火災を大活躍して消し止めた実行力から、
リーダーに祭り上げられる。
ともかく住民は《希望》というものに縋りたかった。
このままでは、
《死ぬ》
それを先延ばししたかった。

残った人間の悪あがき!!

車も使えないから、
川のそばに移動して、住み、
多少は暖かくなるだろうから、
畑を耕し、
鶏を飼い育てて、

なんてのも駄目なのね。
無意味なのね!!
全ては砂塵と化したディストピア。
早く死ねた者が勝利者・・・
なのだという《不条理》

セットとか、荒廃したアパート群、
草木も水も暖気も何も無い、
希望がまったく見えない。
ディストピア感は良く出ていた。

《死を受け入れよう》
(ゾンビのようになって生き延びるより)
このアパートは末期癌の患者ちたちの
“ホスピス”なのだから・・・

それしか思い付かなかった。

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琥珀糖

4.5地震よりも怖いかもしれない、その後。

2024年3月10日
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こんな普通のマンションが生き残った。地盤が硬かったのか…?
せっかく生き残っても、そのあとの人間社会がエゴ剥き出しになっちゃって、その中で戦わなきゃ、生き延びられない。
人間てこんなんだったったっけ。
たしかに、そんな一面もあるが…

「奪い合えば足らぬ 分け合えば余る」の具体例を見た気がします。

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れい

3.5善悪で片付けられない

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

難しい

2024年映画館鑑賞7作目。

冒頭から、理解不能な地盤隆起と建物の倒壊が波のように襲ってくる。初めて観る映像でしばらくあっけにとられた。

そして不思議と一棟だけ無事だった高層アパートの住民達の過酷なサバイバルの日々が始まる。集団で生き残るには住民の組織化と助け合いが必要(人間の本能)。選ばれた代表は住民からの支持を獲得し、次第に「力」を得ていく。
文明が発達する前の人類のコミュニティ構築の過程もおおよそこんな感じだったのかも、と観ていると、徐々に追い詰めらた住民と代表が狂気に走り始める。

代表ヨンタクは悪人だったのか、ミンソンは間違っていたのか、正しかったのはミョンファか?一見、ミョンファは極限状態でも人間らしさを保つ好人物のように見えるが、その正義感に基づく行動で少女や外部の人間をかくまう男を死に追いやってしまう。

ミョンファの「皆、普通の人たちでした」という台詞と、ヨンタクが死の間際に見つめた家族写真が印象的なシーンだった。

極限状態に陥ったとき、人はどうなるのか、考えさせられる怖い映画である。

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TS

3.0公開時期が…

2024年2月17日
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悲しい

新年早々に観る内容の映画ちゃうのは重々承知やけどすぐ終わってしまいそうやから観に行った。

普通の人だったんですっていう言葉が悲しい。自分もあのアパートの人の立場やったら、周りに流されてきっとよそ者は排除したほうがよいって主張してたやろうな。分け与えるって本当に難しいと思う。自分の心に余裕がないとできないことやよね。ヒロインは人間ができていると思う。

韓国の俳優はみな演技が上手だなあ。

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める

4.5俳優の皆さんの演技が素晴らしい!

2024年2月16日
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鑑賞方法:映画館

俳優の皆さんの演技が素晴らしい!

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ベイベ

5.0ゴキブリ

2024年2月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

萌える

突然の大規模な地盤隆起によりソウルの街は壊滅状態に陥る。
ほとんどの建物が全壊した中で唯一崩壊しなかったマンション、それがファングンアパート。
周辺から多くの人が避難してくるが、同時に不法侵入、殺人未遂、放火などの事件も頻発するようになる。
部外者を脅威と感じ始めたマンションの居住者たちは、住民だけのルールを作って居住者以外を追い出していくことに。
そんな「住民たちのためのユートピア」の代表に選ばれたのは902号室の冴えない男、ヨンタクであった。

2024年劇場鑑賞1本目からえっぐいの来た。
もうこれ、既に今年ベストでは?
格差、閉鎖的コミュニティ、胸糞展開、アクション、殺人、グロ、美男美女、純愛、演技、セット、演出、映像美、ブラックジョーク……etc
韓国映画で観たいものが全て詰まっている。
確かに公開はタイミング的に最悪ではあった。
考えないようにしても元旦のことが少し頭を過ぎる。
ただ、あくまでもエンタメだ。そして映画だ。
大災害はいつ起きるか分からない。
それと同時にこういったことが起きないとも言い切れない。
実際に自分が住人だったらどうだったろう。
恐らく同じように集団心理に飲まれていたと思う。
私はこの映画を思いきり評価したい。

予想を遥かに超えてくる作り込まれた作品。
純粋に映画としての完成度が高すぎる。
ラストでミョンファが言っているようにアパートの住人たちは至って普通の人間だった。
しかし、いざ異常事態が発生した時、目に見えない“流れ”が発生した時、我々はどう行動できるだろうか。
日常が狂気へと変貌していく様がとても丁寧に描かれており、グイグイとこの世界観へ引き込まれていった。
0がマイナスになる。
最近どこかで聞いたキャッチコピーにも似ているがまさにそんな感じで、動き出したら止まらない負の連鎖に観ているのがキツくなる。
もうやめてくれと思っても、一度流れ出した濁流は留まることを知らない。
この時点でかなり好みの映画だ。

ヒトコワ系だけではないヒューマンドラマも魅力的。
中盤まではかなり精神的にキツかったが、後半作り上げられた負のユートピアが音を立てて崩れていく様、そしてその嵐の後の静けさはまた違った雰囲気となる。
設定だけではワンシチュエーションな展開にも思えるが、かなり色々な要素が詰め込まれており、最後の展開は個人的に涙を流しながらガッツポーズするほどの激アツ展開。
後述するけど、ヒロインが天使すぎるって。
教会のシーンとか完璧すぎる。
「正直詰め込みすぎて何が伝えたいのか分からない」みたいなことを書いてる人もいた。それもめちゃくちゃ分かる。
でもね、私はこの作品が好きだよ。

韓国の格差問題が映画になることはしばしば。
本作でも、近隣のドリームパレスというファングンアパートよりもランクの高いアパートの住人たちが助けを求めてやってくるが追い出される。
この格差の逆転、もしくは交差というもので思い出されるのが『パラサイト 半地下の家族』。
キャッチコピーでも「パラサイトに続く傑作」とあったが、個人的には結構納得だ。
韓国社会と日本社会において、決定的に違うところと言えば兵役の有無であろう。
パンフレットに銃に関する解説があった。
一般市民でも許可を得て所持は出来るが、使用しない場合は警察署に預けなければならない。
韓国の男性は兵役時に使い方を習うためある程度使いこなせると言う。
これは本当にキーワード程度の豆知識だが、韓国社会に強く結びついている兵役制度は、本作においてもかなり重要なポイントかもしれない。

技術面や細かな演出も素晴らしかった。
アパートや捜索に行った街の一部はセットらしい。
襲撃時にアパートに散っていく住民たちはまさにゴキブリだし、ミョンファとへウォンがグチャグチャの遺体を見つけたシーンの対比としてミンソンが傷一つないホールケーキを見つけるのもなかなか面白い。
作品の細部に監督やスタッフのこだわりが感じられた。

そして、やはりキャストの質の高さ。
主演のイ・ビョンホンは昔の面影などまるでない(もちろんいい意味で)。
若い頃よりも今の愛すべきおっさんって感じの方が好きだな。指ハートと歌声が聴けます。ファン必見。
その主演を喰って完全に優勝されていたのがミョンファ役のパク・ボヨン。
住民たちが壊れていく中で1人冷静さを保ち住民の看護にあたるミョンファはまさに白衣の天使。
夫婦が別れてしまう最悪の方向も考えたが、最後まで愛を忘れないでいてくれてありがとう。
パク・ソジュン演じるミンソンとお似合いすぎて、別世界なり前日譚なりでまた2人が観たいくらい、この夫婦が好きになった。

昨年の『別れる決心』のこと然り、年始の韓国映画は最強かもしれない。
終映ギリギリだったが映画館で観れてよかった。
으라차차 황궁!! 가자 파이팅!!

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唐揚げ

4.0震災直後に見るのはツライ

2024年1月26日
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まず冒頭、ディザスタームービーの「定番」は、「日常」を描く。「日常の人間関係」というのかな。
それが「非日常」でどう変化するのか対比させるため。
でも本作はそれがない。
(後で回想シーンは出てくるが)
いきなり起こる。
これが「地震等の自然災害」か「戦争」か「温暖化」か、何のメタファーと思うかは人それぞれだが、どれも許容する懐の深さはある。
(韓国人にとっては戦争なのかな。北の脅威があるから)

そして、「誰の視点で見るか」によってもいろんな見方ができる。
定番は「妻」の視点。(その作り方になってる)
でも「夫の視点」もあり。
これも面白い。

それにしても、日本公開のタイミングが悪すぎ。

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みっく

3.0善悪の彼岸

2024年1月26日
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映画としてはのっぺりした印象でしたが、ゾンビ映画の亜種の様な作りで結構好みでした。ゾンビ映画の「コミュニティターン」に特化した感じですかね。だもんで、お国柄はともかく事に至ったら日本も大差ないと思うので考えさせられました。そういう意味では"必見"とも言えるでしょう。
やはり"食"の確保という観点で色々とあるわけですが、どーにもヒロインにムカムカとしてしまって…。御高説ごもっともでございますが、じゃあ貴方はその"食"に対してどんなアクションしたんですかね?と言いたくなってしまった。だもんで、ラストも少しだけ消化不良。そもそものコミュニティ規模が違うし、きっと同じ問題がすぐにでも表面化するでしょうからね。
そんな諸々も含めてオススメです。

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lynx09b

3.5「ただの普通の人達」でした。

2024年1月26日
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鑑賞方法:映画館

この集団心理は異常なのか?
こんな世界になってしまったら、「普通」という概念は少しずつ崩れ、人間の欲や保身が濃くなってゆくのでしょう。
数日だけなら倫理観や善意を保てても、生き残るうえで、大切な人を守る為には非道な行為も‥‥それでも善意の人間もいる。だから、それは異常とも鬼とも言い難い
っていう感じで思考が終わりそうになったけど、、、あの男の人はまぁ普通にアウトだわな。
そもそも世界情勢が深く語られないので、何の災害なのか、他の国はどうなった?ラジオとか無いの?もしくはドラゴンヘッドみたいな世界なのか?
パラサイトを引き合いに出した宣伝だったけど、韓国というだけで全然違うけどね

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映画感

4.0困難な時にどう行動するか

2024年1月26日
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 大地震が起き全てが崩壊、奇跡的に壊れなかったアパート。そこにもともと住んでいる住人、避難して押し寄せる人々。さあ、どうする?
 困った時はお互い様、助け合うべきか、ここは我々の住まい。自分たちが生きるだけで精一杯。追い出すべき。住人が選んだのは他者を追い出すこと。
 確かに助けを求めて押し入った人々の遠慮の無さや、犯罪まがいな行為は腹立たしいし、追い出したくもなるが、ちょっと酷くない?
 住人たちの配給が無くなると荒れた街に出て、他の人たちを襲い、物を奪う。自分たちのやってることの方が酷い。
 住民代表になったヨンタクが、徐々に英雄化され、崇められていく中、自身もそれに酔っていく。不信感を抱いていたミョンファが真実を暴いて迎えた結末。
 最後アパートを抜け出したミョンファ夫婦。夫が死んでしまった後、途方に暮れているミョンファは「いくところがないなら私たちと来る?」と声をかけられて助けられる。食べ物をもらい一緒に住まわせてもらえる。かつて自分達が選択した事とは全く逆の事、助け合って暮らす人々と出会い、ミョンファが感じたことは?
 年明けに大きな地震が起こった今だから、怖さも増す、困難な時こそ人がどう行動すべきか考えさせられる。

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アンディぴっと