レプタイル　蜥蜴

　テンポ悪くてめっちゃ長く感じた。ひたすら地味な捜査パートが続くので飽きる。しかもかなり少しづつ進展していくのでじれったい。ラスト30分での急展開は面白かったけど遅すぎる...。

　良かった点は、主役のニコルズ（ベニチオ・デル・トロ）の演技。渋い顔立ちなのに、妻想いでお茶目な部分もあってギャップ萌え。業務中に水道の蛇口調べてるのは可愛い。
　台詞は少なめで、目線や表情で心情を表現する演技がうまかった。どこかアジア風の顔立ちを匂わせる顔立ちがインパクトあって印象に残る。この役者じゃなかったら途中で観るの辞めてただろーなー。

いっけんよくある殺人事件であるが、ちょっとした違和感から、徐々に謎が深まっていく。
ベテラン刑事の普段の生活と犯罪との対比が被害者と容疑者とオーバーラップしていく様子は他の推理モノにはあまりない演出だった。
派手さはないけど、スローテンポのわかりやすい映画でした。

ベニチオデルトロとティンバレイク。
自分としてはそれだけで引きがあり、しかも刑事物。
見るしかないだろ！と思って見てみましたが、
単調で見せ場なくそのまま終わってしまいガッカリ
でした。
始まりとかスゴく面白くなりそうな感じだし、
容疑者が出てくる件も盛り上がりそうだぞ！
と思わせてくれただけに残念。

ただデルトロ好きとしては、
デルトロを堪能出来たと言う満足感はある。
渋くてカッコ良い役者さんだなと改めて思いました。